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ゴルフ基礎編

ゴルフのグリップの太さ、太いグリップと細いグリップの違いについて

ゴルフクラブのグリップには様々なタイプがあります。
太さにも違いがあって、細いグリップもあれば太いグリップもあります。

ただ、一般的にはグリップの太さを変えることは稀で、多くのゴルファーはあえてグリップの太さを変えたりすることはないかと思います。

特に初心者の方であれば、特別なケースを除いて、グリップの太さをあえて変える必要はないかと思います。

中級者以上の方であっても、余程のことがない限り、グリップの太さを変える必要はないのかなとは思うのですが、ただ、グリップの太さを変えることで良い結果につながるケースもあります。

そこで今回は、グリップの太さがゴルフスイングにどのような影響を与えるのか?また、パターのストロークに与える影響についても、ご紹介させていただきたいと思います。

目次

太いグリップ、細いグリップの特徴

グリップにも太いグリップ、細いグリップ、一般的な太さのグリップ・・があるわけですが、グリップの太さは手首の動きに関係してきます。

太めのグリップは手首の過剰な動きを抑制してくれる効果があり、細いグリップは手首(手首の動き・・スナップなど)を使いやすくしてくれる効果があります。

手の大きさは人それぞれですから、その人にとって太すぎる、又は細すぎるといった基準は違ってきますが、一般的には・・

①フックで悩んでいる方は太めのグリップ
②スライスで悩んでいる方は細めのグリップ

が良いと言われています。

また、

③細いグリップは飛ばし重視の人向き
④太いグリップはコントロール重視の人向き

と言われることがあります。

細めのグリップは手首のスナップを効かせやすかったり、手首を返しやすくなりますので、飛ばしには有利に働くことがあります。

ゴルフ解説者のタケ小山さんは著書(「こうすれば250ヤードは超える!!飛ばしのお約束」 タケ小山 日経プレミアシリーズ)の中で、野球でもホームランバッターとして知られた王貞治さんは細いグリップエンドのバットを使っていたと指摘しています。

また、反対に安定してヒットを打ってゆくような選手は太めのグリップエンドのバットを選ぶと語られています。

ゴルフでも、やはり、細めのグリップは飛ばしには向いているのかも知れませんし、コントロールを重視するタイプのゴルファーには太めのグリップの方がもしかしたら、向いているかも、知れません。

ただ、ここまで書いてきて・・・ですが、例えば、フックやスライスで悩んでいる時にまず、グリップの太さを変えてしまうことは僕はあまりおすすめしません。

フックやスライスを直すには、まず、グリップの握り方そのものを見直してみることの方が大切だと思っているためです。

グリップの太さはあくまでも微調整したい時に検討してみてもいいのかも知れません。

グリップの握り方の記事一覧
スライスの直し方編

トッププロでグリップの太さを変えていた事例

ゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスはフェードボールを好んで打っていました。

ニクラウスが現役時代に打っていたフェードボールは高さがあり、しかも距離が出ていました。

僕は幸運にも、ある大会でニクラウスが3番アイアンで打ったショットをすぐそばで見ていました。

そのショットを見て、こんなに綺麗なショットがロングアイアンで打てるのかと・・・驚いた記憶があります。その位、綺麗な放物線を描いて飛んでゆく美しいフェードボールでした。

さて、話が少しそれましたが・・

ニクラウスはフェード打ちだったため、グリップのサイズは若干太めのものを好んで使用していたようです。

彼の手は比較的小さいのですが、それでも太めのグリップを使用することでフェードボールを打ちやすくしていたのかも知れません。

一般的には、グリップが太ければフェースをインパクトゾーンで返し難くなりますから、フェード打ちのニクラウスにとっては逆球※の心配をせずに思い切って振ってゆけたのかも知れません。

※逆球とは意図したショットと反対のショットのこと。例えば、フェードボールを打とうとして、フックボールを打ってしまうこと

全盛期のニクラウスはパワーヒッターとして知られていましたが、しかし、年齢を重ねるごとに飛距離を伸ばすためにもドローボールを多用するようになっていきます。

ニクラウスはその過程でグリップも少しづつ細いものへと変えていったようです。

パターの場合はどうか?

ウッドやアイアンなどと違い、パターの場合はあえて太めのグリップにした方が良い場合もあります。

その理由についてはショートゲームのスペシャリストとしても有名なティーチングプロ、デイブ・ペルツ氏もこう答えています:

I do in fact like large putter grips. I have recommended them to many of my students who use their hands too much in putting, because opening their hands tends to relax their grip on the putter, while decreasing their tendency to hinge their wrists during their strokes. I also use a very large oversized grip on my putter myself.

太めのパターグリップは私も好ましいと思っています。

私の生徒の中でもパッティングストローク中に手を使いすぎる方には太めのグリップを勧めています。

太めのグリップを使った場合、手を使いすぎる癖を矯正する効果と共に、パターをグリップした際、両手をリラックスさせる効果もあるからです。そして、私自身もとても太いグリップを使用しています。

Reference: Answering Your Letters,Dave Peltz Golf Magazine

パターのストロークが安定しないという方やそもそもパターに苦手意識がある方は、太めのグリップを試されてみてもいいかも知れません。

パターのグリップの太さに関する面白い実験結果

パターのグリップの太さについては色々な研究もされていて、ちょっと面白い調査結果があるのでご紹介します。

アメリカで行われた実験ですが、上級者のグループと初心者のグループにわけて、それぞれ、普通のグリップの太さのパターと太いグリップのパターを何種類ものパターでカップから1メートル80センチ離れたところからパットを打ってもらいました。

パットはストレートラインです。

その結果ですが、まず上級者のグループからいきます。

上級者の方は、普通のサイズのグリップのパターの方が、太いグリップのパターよりも、カップインする確率が高い・・・という結果になりました。

次に初心者のグループですが、初心者の方はその反対で、太いグリップのパターの方が、普通のグリップのパターよりもカップインする確率が高かったのです。

ゴルファー カップインする確率が高かったもの
上級者 普通のサイズのグリップ
初心者 太いグリップのパター

これは勿論個人差もあると思いますが、面白い結果だなぁと・・思いました。

フィーリング重視かコントロール重視か?

これはウッドやアイアン、そしてパターにも言えることだと思いますが、グリップの太さを決める際はフィーリング重視かコントロール重視かということも大切になってくるかも知れません。

フィーリング重視:普通のサイズかやや細めのグリップ
コントロール重視:普通のサイズかやや太めのグリップ

といったことが言えるかも知れません。

特にパターのグリップに関しては、フィーリングを取り戻したいという方は、細めのグリップを練習で使ってみるのも良い方法かも、知れません。

反対にフィーリングを重視し過ぎて、インパクトでのフェースの向きがぶれてしまう(安定しない)ことがある方の場合は、やや太めのグリップを練習で試してみてもいいかも知れません。

また、(パットで)手首の動きが過剰になり過ぎているようなケースでは極太グリップを試してみるのも一つの方法です。

最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。

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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。