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ゴルフスイング編

スインガー、ヒッターの違いとは?どちらが良いか?悪いか?

今回は前回のインパクトは「ゾーン」、それとも「点」?スインガー、ヒッターに適しているのは?からの続きになります。

スインガー、ヒッターの違いは?

前回のおさらいになりますが、

スインガーとは・・・

簡単に言うと、スイング全体のリズムがよく、滑らかなスイングをしているゴルファーのことを言います。

スインガーにとってインパクトは点というよりもゾーン(エリア)、もしくは、(スイング中の)クラブヘッドの通過点の一つであることが多いです。

スインガータイプのゴルファーは、テークバックからフィニッシュまでがスイング・・・というとらえ方をしている方も多いかと思います。

また、ボールを打つというよりは、運ぶような打ち方をするタイプとも言えるかも知れません。

ヒッターとは・・・

インパクトにタイミングに合せて、ダウンスイングでクラブヘッドをグッと加速させて打つようなタイプのゴルファーのことを言います。

ヒッターにとってインパクトはゾーン(エリア)というよりも点(ポイント)である場合が多いかも知れません。

大袈裟に言ってしまうと、ヒッタータイプのゴルファーにとってのスイングはテークバックからインパクトまでで、フィニッシュはあくまでもボールを打った後の結果であることが多いかも知れません。

また、スインガーとは違い、ボールを運ぶというよりは打ちにいくタイプのゴルファーです。

 

・・・とここまでスインガーとヒッターの違いや特徴について見てきましたが、100%スインガーという方も100%ヒッターという方も少ないかも、知れません。

多くの場合は、スインガータイプだけど、ヒッターの要素もある、ですとか、またはその反対ですとか、そういったケースが多いかと思います。

どちらが合っているか?

スインガー、ヒッターはどちらが良いのか?悪いのか?

・・・ということですが、これはどちらが良いか悪いかというよりも、どちらが自分に合っているか・・・ということが重要になってくると思います。

ただ、これは前回も書かせていただきましたが、

ある程度、飛距離は出るけれど、ボールが左右に曲がる、ブレる・・・という方の場合は、スインガータイプの要素を自分のスイングに取り入れてみてもいいかも知れません。

反対にボールの方向性は安定しているけど、思うような飛距離が出ない、自分の力がボールにうまく伝わっていないような気がする・・・という方の場合はヒッタータイプの要素を自分のスイングに取り入れてみてもいいかも知れません。

(その方法については、インパクトは「ゾーン」、それとも「点」?スインガー、ヒッターに適しているのは?を参照ください)

前者の方、ある程度飛距離は出るけど、ボールが曲がる・・・という方の場合、修正するのは、比較的、簡単かも知れません。(あくまでも比較的・・ということですが)

ただ、後者の方、思うような飛距離が出ない場合は、スイングを根本的に修正してゆく必要があるケースもあります。

そう考えると、僕は、ゴルフ初心者の方には、最初に飛距離を伸ばすことを考えて、コントロールは後から身に付けてゆく方法がどちらかというとおすすめかなと思っています。

また、どちらかというと、スインガーからヒッターになろうとするよりも、ヒッターからスインガーになろうとする方が簡単かも、知れません。

ボールをコントロールすることはある程度技術を磨いてゆけばできるようになってゆきますが、ある程度打ち方が決まった後で、飛距離を伸ばすのは難しかったりします。

その過程で大きくスイングを変えなければならず、結局はもう一度やり直し・・・ということがありますので。

もっとも全ての方がそうではなくて、あくまでもそういうケースが多い、ということになりますが。

また、これは中級者以上の方に多いケースかも知れませんが・・・

ゴルフスイングのポジショニングと言いますか、例えば、バックスイングのこの位置ではシャフトはこの方向を指して、ダウンスイングのこの位置では・・・

という風にスイングの際の体やクラブの位置をチェックすることでスイング改造をしようとされる方もいらっしゃるかも知れません。

それはそれで大切なことだとは思うのですが、それをやり過ぎてしまうと、思うように力が入らなくなるというか、飛距離が落ちてしまうことがあります。

もし、そんなことがあれば(大きく飛距離を落としてしまったようなケースでは)、インパクトを点としてとらえて、そこでヘッドスピードを最速にすることを考えてみると、力の入れ方がわかって、飛距離が戻る、または、飛距離がグンとアップすることがあります。

そのためにおすすめの方法はいくつかありますが、その一つが前回ご紹介したインパクトバッグ(下記のようなもの)を使って練習する方法です。

インパクトバッグ一覧

もし、このような練習器具がなくても、いらなくなったバッグに服やタオルを沢山つめて、それをインパクトバッグのようにして使ってもいいと思います。

具体的には、バッグをボールだと思って打ってゆきます。

インパクトバッグであれば、ある程度力を入れてもいいかも知れませんが、自作のインパクトバッグの場合は、最初はあまり力を入れない方がいいかも知れません。

バックスイングして、ダウンスイングに入り、インパクトバッグを「ドン!」と打って終わりです。

この練習をしてみると、どのようにスイングすると、インパクトで一番力を出せるか・・・ということが感覚としてわかります。

スイングの位置(ポジショニング)の練習をし過ぎて飛距離が大きく落ちてしまったような時にはおすすめの練習だと思います。

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