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ショートゲーム編

何故パットをショートしてしまうことが多いのか?

ショートパットではそんなことはなくても、ミドルパットやロングパットになるとショートする(カップに届かない)ことが多い・・・という方も多いかも知れません。

でも何故、ショートすることが多いのに、あまりオーバーはしないのでしょうか?

勿論、オーバーして3パットしたくない・・・という気持ちもあると思うんです。でも、オーバーよりもショートが多くなるのには、「あること」が関係しているのかも・・・知れません。

ショートしてしまう原因

これは、ゴルフのメンタルトレーナー、ジョセフ・ペアレント博士が自身の著書の中で語られていることなのですが、面白い実験がありますので、ご紹介します。

まず、練習グリーンに行って、ミドルパットもしくはロングパットを打つようにして構えます。

最初はカップから10メートル位離れてもいいかも知れません。ピンは抜いておきます。

次にボールからカップまでの距離がどのくらいか、集中して感覚でその距離を捉えます。

そうしたら、今度はボールを打つ代わりに両目を閉じます。

そして、パターをさかさまにして片方の手で持ち、カップに向かって歩き出します。(歩数などは数えません)

目は閉じたままでカップがあるであろうと思う地点まで来たら、さかさまに持ったパターのグリップエンドをここがカップだと思う地点に差し込んでください(グリップエンドでその地点を指してください)。

すると殆どの方は、カップよりも手前で立ち止まるそうです・・・。

 

今度はもう一度同じような実験をします。

今回は、構えてカップを見る前に、カップの向こうのグリーンエッジまでをまず見ます。そして、次に視線をカップに戻します。

つまり、カップまでの距離をより大きな空間の中で捉えようとします。

そして、同じように目を閉じてカップに向かって歩き出します。ここだ!と思った地点でグリップエンドをカップ(自分がカップだと思う地点)に差し込みます。

すると多くの人は前回よりもカップに近づくか、カップを超えることが多くなる・・・というのです。

ペアレント博士によると、ボールからカップまでしか見ていなかった最初の実験だと、思考が限定されてしまう・・・のだそうです。

自分の視野がボールからカップまでしかないために、どうしても、手前で歩くのをやめてしまうのだ・・・と。

ペアレント博士はまた、何かに視覚を集中させすぎると、その対象までの距離が肉眼で見た感じよりも近く感じることがある・・・とも語っています。

これらがパットをショートしてしまう原因でもあるのかも知れません。

だとしたら、カップまでの距離というのは、「ボールからカップ」という限定された空間で考えるよりも、もう少し広い空間の中で感覚的に捉えてゆくことで、より距離感というものは合いやすくなるのかも知れません。

スイートスポットを1センチ外すと40センチショートする

スイートスポットを1センチ外すと40センチショートする・・・あるパターの実験からわかった結果です。

この実験はアメリカのパンス・エルキンスさんという方が行ったもので、カップから5メートル離れたところから、精巧なパッティング・マシーンをセットして行われました。

最初の実験では、正確にパターのスイートスポットにボールが当たるようにセットしたところ、ストローク数のおよそ8割はカップインし、外れたパットもその殆どがカップのごく近いところに止まりました。

次の実験では意図的にパターのスイートスポットを左右に1センチ外してストロークさせたところ、真っ直ぐに転がったものの・・・平均で40センチほど、ボールはショートしたそうです。

5メートルのパットでスイートスポットを1センチ外すと40センチショートする・・・マシンを使っての実験結果で、芝などの状況も変わりますので、数値はあくまでも今回の実験での数値・・・ということになりますが、

ただ、ロングパットの際は、距離感を出してゆく上で、パターのスイートスポットで打つということは、とても重要なことなのだと思います。

自分の直感を信じて打ったパットが大きくショートしたりすると、自信を失って・・・次のパットでは何に頼ればいいのかわからなくなることもあります。

それはもしかしたら、直感が間違っていたのではなくて、スイートスポットをわずかに外しただけ・・・だったのかも・・・知れません。

アイアンやドライバーでは芯で打つことを意識される方は多いと思いますが、パットの場合はそういうことを意識されない方もいらっしゃるかも・・知れません。

ただ、アイアンやドライバーと同じようにパットでもやはりスイートスポットで打つということはとても大切なことなのだと思います。

ロングパットをショートすることが多い時の練習方法

ここまで何故パットをショートしてしまうことが多いのか・・・ということについて見てきました。

冒頭でご紹介した実験結果、ボールからカップまでを見ると人はその距離を短めに感じてしまうことが多いのに対して、ボールからカップだけでなく、その先まで見た上で改めてボールからカップまでの距離を感覚をして捉えようとすると・・・距離感は合いやすくなる・・・という実験結果でしたが、今回はそれを実際に練習の中で体感してみたいと思います。

まず、この距離からだとショートすることが多くなる・・・という距離まで離れます。

1)その距離からパットを打ってゆきますが、最初はそのパットを1メートル、オーバーさせます。

最低でも50センチ以上オーバーするように打ってみてください。

2)上記のパットを何球か打った後で、今度はカップを狙っていつも通りにパットを打ってみます。

このわざとオーバーさせる練習はプロの中でも実践している選手もいて、ショートすることが多い・・・という方にはおすすめの練習方法かと思います。

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