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ゴルフクラブの選び方

アイアンのライ角について。正しいライ角を見極めるには?

アイアンのライ角についてはアイアンの選び方 7つのポイントでも少しご紹介させていただきました。

今回はもう少し詳しく色々な角度からアイアンのライ角について書かせていただきたいと思います。

ライ角とは?

ライ角とは・・・下記の図で示す角度のことを言います。

この角度が大きいアイアンは、アップライトなアイアン、小さいとフラットなアイアン・・・ということになります。

ただ、ライ角というのは、何がアップライトで、何がフラットかというのは、その人によって違ってきます。

アイアンは自分にとって、適正なライ角である必要があります。(自分にとって適正なライ角を判断する方法は後述します)

また、もしお使いのアイアンが自分にとって、

・アップライト過ぎると → フックボールが出やすくなる
・フラット過ぎると → スライスが出やすくなる

・・・ということが言えます。

ライ角 ショットへの影響
アップライト フックボールが出やすい
フラット スライスが出やすい

アイアンのライ角がショットに与える影響とは?

こういった特徴を考えると、スライサーの方であれば、アップライト気味のアイアンを試してみる価値はあるかも知れません。

また、フックがよく出るという方はお使いのアイアンがアップライト過ぎないかどうか、チェックしてみてもいいと思います。

また、身長もライ角を選ぶ際には大事なポイントになります。

基本的な考え方としては、

身長 ライ角
高い アップライトなアイアン
低い 一般的なライ角でOK

といったことが言えると思います。

身長が高い方の場合、一般的なアイアンだと、(その方にとって)ライ角がフラット過ぎるケースもあり、その場合は、例えば、スライスが出やすくなったりすることがあります。

身長が平均よりも低い方の場合ですが、一般的なライ角のアイアンで大丈夫かと思います。

フラットなアイアンを選ぶ、または、お使いのアイアンを少しフラットに調整する方法もありますが、アイアンは上級者の方やプロを除いては、少々アップライト位の方がつかまりがよくなり、僕としてはおすすめです。

ただ、フックボールばかり出る・・・という場合には、ライ角を調整してみてもいいかも知れません。

ちなみに女性の方で身長が高い方は男性用で軽めのアイアンを試してみるのも良いと思います

例えば、男性の平均身長位ある女性がレディース用のアイアンを使った場合、そのアイアンはその方にとってはライ角がフラット過ぎる可能性があります。

この場合もスライスなどが多くなってきます。

以前、身長の高い女性(170センチ)でスライスしか出ないという方がいらっしゃいました。

そこで、男性用のアイアンで軽いシャフトのものを使っていただいたところ、弱々しいスライスがドローボールに変わったのです。

ライ角というのは、それだけ大事な要素になってくると思います。

また、初心者だから、ライ角は気にしなくてもいいかなと思っていらっしゃる方もいるかも知れませんが、僕はライ角に関しては初心者の方であっても、重要なポイントになると思います。

アイアンのライ角は初心者は気にするべき?身長で選ぶ方法も

間違ったライ角のアイアンでいくら打っても、上記の例のように思うようなショットがいつまで経っても打てない・・・ということがあるからです。

自分にとって正しいとは?

さて、ライ角の見極め方ですが・・・自分にとっての正しいライ角を見極める時は、実際にショットを打ってみる必要があります。

自分にとって正しいライ角は、インパクト時にソールが全体的に芝(地面)についているかどうかで判断できます

よく誤解されているのが構えた時にアイアンのソール全体が地面にぴったりとついた状態が正しいライ角だということです。

しかし、実際にはダウンスイングでトゥダウン現象という力が働くことで、インパクトではアイアンのトゥ側が下がります。

↑構えた際にトゥが浮いている状態

↑インパクトでは「トゥダウン現象」によってトゥ側が下がる

 

ですから、アドレスでソールが地面にぴったりついていると、インパクトではヒール側が浮いてしまい、トゥ側が地面に着いてしまいます

こうなると、トゥ側が地面の抵抗によってブレーキがかかってしまう形になり、インパクトでヒール側が前に出て(フェースが開いて)スライスが出やすくなるのです。

ですから、アイアンを構える際は、トゥを少し浮かせて構えるのが正解です。

また、自分にとって正しい形でグリップしてアドレスした際にトゥ側が少し浮くアイアンのライ角を選ぶ・・・ということが大切になってきます。(グリップの握り方の記事一覧

自分でチェックする方法

アイアンを構える際は、トゥを少し浮かせて構えるのが正解・・・なのですが、そのアイアンが自分にとって正しいライ角かどうか・・・というのはどうやってチェックしたらいいのでしょうか?

ライ角をチェックする方法はいくつかあります。

一つはゴルフショップでチェックしてもらう方法。これが確実かも知れません。

もう一つは自分でチェックする方法です。

先程、自分にとって正しいライ角は、インパクト時にソールが全体的に芝(地面)についているかどうかで判断できます

と書かせていただきました。

上記のことを自分でチェックする方法があります。

そのためには、まず7番アイアンなどミドルアイアンを使います。

そして、そのアイアンのソール部分に紙テープ、場合によってはテーピングでもいいかも知れません。

本当は、ライ角測定キットというものもあって、専用のテープをソールに貼った上で専用のボードの上にボールを置いて打って、テープのどこが擦れているか・・・という見る方法もあるのですが・・

なかなか、そのライ角測定キットが市販されているのをこの記事を書いている時点では見ないので、自分で紙テープなどを貼ってチェックするのも一つの方法だと思います。

さて、そのテープですが、ソール全体に貼り付けます。こんな感じです。

この状態で、練習場のマットの上からショットを打ってみます。

そして、テープ(ソール)のどの部分が擦れているかを確認します。

 

もし、トゥ側が擦れていたら、お使いのアイアンは1)「フラット」過ぎるかも知れません。

 

もし、ヒール側が擦れていたら、お使いのアイアンは、2)「アップライト」過ぎるかも、知れません。

 

1)フラット過ぎる場合

もし、上記の方法でフラット過ぎるかなと思った場合ですが、今打っているショットがスライスが多かったり、今一ボールのつかまりが悪いなと感じていらっしゃる場合は、ライ角を調整するか、今のアイアンよりもアップライトなアイアンに買い換えるのも一つの方法です。

後程ご紹介しますが、アイアンの中にはライ角の調整ができないものもあります。(ライ角調整は軟鉄鍛造のアイアンであれば基本的にはできると思います)

その場合は買い替えることを検討されてみてもいいかも、知れません。

2)アップライト過ぎる場合

アップライト過ぎる場合ですが、プロや上級者の方は除いて、多少アップライトなアイアンの方がアマチュアの場合はボールのつかまりがよくなるケースも多いです。

ですので、もし、そのアイアンで思うようなショットが打てている場合は、あえてライ角の調整はしなくてもいいかも知れません。

ただ、ひどいフックばかり出るような場合は、ショップに相談してみてもいいかも知れません。(ほんの少しライ角をフラットに調整してもらってもいいかも知れません)

調整できるアイアン、できないアイアン

アイアンの場合、購入後にも(ゴルフショップにて)ライ角を調整できるものもあります。

ライ角調整は軟鉄鍛造のアイアンであれば基本的にはできると思います。

フォージドアイアンとは?鍛造と鋳造の違いは?

それ以外の場合、ライ角調整ができないこともありますので、クラブをご購入されたショップ、またはお近くのゴルフショップに問い合わせてみてください。

もしライ角を変えられない場合は、ご自分にあったライ角のアイアンを新たに探すというのも1つの方法かなと・・思います。

もう少しアップライトにしたい場合、シャフトを少しだけ長くすることも考えられますが、クラブのバランスも崩れてしまいますので、できれば買い換えた方が良いかも知れません。

長くなりましたが、最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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