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ショートゲーム編

アプローチショットのトップの原因と直し方

アプローチショットでトップしてしまうことが癖になってしまい、苦手意識を持ってしまう方もいらっしゃるかも・・知れません。

ここで言うアプローチショットとはグリーン周りのアプローチショットのことです。

今回はアプローチショットのトップを直すための練習方法についてご紹介させていただきたいと思います。

アプローチとトップ防止のための練習方法

アプローチショットでトップしてしまう原因の1つ目に挙げられるのはセットアップ(アドレス)です。

これについてはアプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツで詳しくご紹介しておりますので、そちらもご覧いただければと思います。

アドレスが出来上がったら、今度は打ち方です。アプローチでトップする原因の2つ目はボールをすくい上げようとしてしまうこと・・・かも知れません。

もっと詳しく言うと、アドレスやバックスイング中に作った手首のコックをインパクトの前にほどいてしまう(リリースしてしまう)ことにあります。

グリーン周りのアプローチショットの場合、特別なショットを除いてはアドレスでいつもよりもハンドファーストに構えることが大切です。

この時にできた右手首の角度を変えずにアプローチショットを打ちます。

具体的には前腕と右手の甲で出来た角度を維持するイメージです。

さて、ではこの形を維持するイメージを体感すると言いますか、そんな練習もしくは実験をしてみたいと思います。

まずはサンドウェッジかピッチングウェッジを1本用意します。

ボールは必要ありません。次に:

①いつものグリップの位置ではなく、シャフトの真ん中辺りでグリップする
②ハンドファーストにして、左足に体重の6割から8割程度を予めかけておきます
③シャフトのグリップエンドの方がかなり飛び出ている形になります
④バックスイング、そしてダウンスイングからフォローまでスイングします

※バックスイング、フォロースルーは両手がベルトの高さになる程度までで結構です

クラブ(シャフト)の真ん中辺りを握って素振りをするわけです。

この時、もしインパクトの前後やフォロースルーで手首を返してしまうとシャフト(グリップ部分)が左の腰などに当たるはずです。

もしシャフトが体に当たらないようにインパクトからフォロースルーが上手くできれば、手首を返さないでスイングできたことになります。

体重のかけ方とインパクトでのコツ

アプローチショットにもいくつかの打ち方があって、アドレスで体重を両足に均等にかける打ち方と、アドレスで体重を左足に多めにかけておく打ち方(構え方)があります。

どちらの構え方でもいいのですが、ただ、アプローチショットでトップしてしまう方の場合、体重を最初から左足に6割から8割程度かけておき、バックスイングからフォロースルーまで体重はそのまま左足にかけたままにしておく打ち方の方が安定することがあります。

また、体重を左足にかける際、これはタイガー・ウッズもやっていることですが、体を少しだけ左に(ターゲット方向に)傾けてみます。

体重が左足に6割から8割乗った形がしっかりできていれば、自然とそうなると思います。

このように構えると、ややダウンブローにボールをとらえることができるようになり、トップを予防することができますし、よりクリーンにボールを打てるようになると思います。

目線を低く

このページの冒頭でもご紹介させていただきましたが、アプローチショットでトップしてしまう原因の1つは、ボールをすくい上げようとしてしまうことにあると思うんです。

ボールを上げたいと思うと、どうしても直感的にすくい上げたくなるものだと思います。

ただ、コンスタントに芯でボールを打つには、その直感の逆、むしろボールを低く打ち出すイメージの方が良いかも知れません。

ボールを低く打ち出そうと思っても、クラブのロフトがボールを上げてくれます。

低く打とうとすることを習慣にするため、または身に付けるための練習は色々あるのですが、その1つは練習場の2階からアプローチショットの練習をすることです。

もし・・・いつも行かれる練習場に2階の打席があれば・・・そこから地面にあるターゲット(目標)に向かって、短いグリーン周りのアプローチショットの練習をするのも効果的だと思います。

2階から地面にある目標に向かって打つわけなので・・・自然と目線が低くなります。そのような形で打つとすくい打ちのイメージが薄れますので。

その時の意識ですとか、スイングで・・・実践でも打とうとしてみると、トップする確率も減ってゆくかも知れません。

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