上りと下りのアプローチショットの打ち方
今回は上り(アップスロープ)と下り(ダウンスロープ)のグリーン周りのアプローチショットの打ち方について見てゆきたいと思います。
グリーン周りのアプローチショットの基本的な打ち方についてはアプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツをご覧いただければ幸いです。
また、アプローチショットの打ち方のコーナーにて、様々な場面からのアプローチショットの打ち方の基本や応用までご紹介していますのでよかったらそちらも参照ください。
上りのアプローチショットの打ち方
まず、上り(アップスロープ)のアプローチショットの打ち方から見てゆきたいと思います。
上りのアプローチショットは簡単なアプローチショットだと思われる方ももしかしたらいらっしゃるかも知れません。
上りのパット同様、多少強く打ってもボールは止まってくれますから、そういう意味では下りよりは簡単なのかも・・知れません。
ただ、プロや上級者の場合は、上りのアプローチショットはそのように考えていない人も多いです。
というのも、上りのアプローチショットの場合は、打ちすぎてしまうと、次のパットが下りのパットになってしまいます。
つまり、難しいパットが残ってしまうわけで・・・プロや上級者はそういった状況を嫌います。
アプローチショットをしなければならなくなった時点で、パーがとれないリスクがあるわけです。
そのリスクをできるだけ減らしたい。だから、上りのアプローチショットの場合は、強気で攻めるより、安全に寄せにいく方がリスクは少ないかも知れません。
打ち方については基本的にはアプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツでご紹介したように打ちます。
ただ、クラブですが、ピンまで多少距離がある場合は、できるだけ転がしていった方が距離感は合わせやすいかも知れません。
この場合、サンドウェッジよりもピッチングウェッジ、9番アイアン、場合によっては8番アイアンなどなど・・・ボールを転がしやすいクラブを使います。
サンドウェッジでもいいのですが、ボールは上げるよりも転がす方が距離感が合いやすいかと思います。
また、サンドウェッジでスピンをかけてとめる方法もありますが、バックスピンの量をコントロールするのは非常に難しく、リスクがある場面ではバックスピンを使ってゆく打ち方は僕はあまりおすすめできないかなと、思っています。
下りのアプローチショットの打ち方
今度は下りのアプローチショットの打ち方について見てゆきたいと思います。
下りのアプローチショットは難しい・・・と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
下りですから、ボールがどんどん転がってしまうわけで、そういう意味では難しいショットかも知れません。
ただ、ピンまである程度、距離がある下りのアプローチショットの場合は、比較的簡単なショットになることが多いかと思います。
ボールは勝手に転がってくれますし、転がり過ぎてもピンの下までいって、次は上りの優しいパットが残ります。
打ち方のポイントですが、基本的にはアプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツでご紹介した形で打ちます。
クラブですが、下りのアプローチショットの場合も上りと同様、サンドウェッジよりも、ピッチングウェッジや9番アイアン、8番アイアンなど・・・ボールを転がしやすいクラブを選択するといいかも知れません。
下りのデリケートなアプローチショットの場合はサンドウェッジなどでスピンをかけてゆく打ち方は僕はあまりおすすめできないかなと、思います。
また、打ち方のもう一つのポイントですが、下りのアプローチショットのように繊細なタッチ、距離感が求められるようなケースでは、グリップを思い切って短く持ってみることもおすすめです。
具体的には右手がシャフトにかかりそうになる位まで・・・思い切ってクラブを短く持ちます。
このように握ると、クラブをコントロールしやすく、距離感も合いやすいかと思います。
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