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ゴルフスイング編

腰の回転と捻転差の誤解。捻転差で飛距離は伸びない?

ゴルフスイングのトップでは肩は90度、腰は45度まわった状態が理想・・・とよく言われます。そして、この肩と腰の捻転差が飛距離アップにつながるのだと。

時にゴルフスイングはバネにも例えられます。バネのようにして捻って、それがパワーにつながるといったことが言われたりします。

例えば、ゴルフ雑誌などでは腰の回転を抑えるようにアドバイスされていたりもします。肩と腰の回転差をつくるために、腰の動きを抑えるわけです。

腰の回転の捻転差は本当に飛距離アップにつながるのか?

でも、肩と腰の回転差は本当に飛距離アップにつながるのでしょうか・・?

それは飛距離アップのために必要な形ではあります。しかし、腰の回転を無理に抑えても飛距離アップにはつながらないように思うんです。

飛ばし屋としても知られ、全英オープンで2度優勝したグレッグ・ノーマンは飛ばしの秘訣について:

右のポケットが後ろに引っ張られるような感覚を持つことだ。腰の回転を最大にすることで肩の回転も最大になる。

参考:Greg Norman's 100 Instant Golf Lessons

・・・彼の場合は逆に腰の回転を意識すると言うのです。

僕は肩と腰の捻転差は本当は自然に出来るもの・・・と思うんです。

問題なのはこの肩と腰の回転の差が殆どない場合です。
これは明らかな飛距離ロスにつながります。

ただし、捻転差は腰の回転を抑制して作り上げるものではないと思います。

捻転差は本当は自然に出来るもの

ここでちょっとした実験をしてみたいと思います。

1)両足を肩幅程度に開いて立ちます
2)真っ直ぐに立ちます
3)次に両足の位置を動かさずに右に回転してみます

胸を右に向ける感覚です。この時、肩と腰がどの程度回転しているかを確認してみます。すると、肩の方が腰よりも回転しているはずです。人間の構造上、そうなるはず・・・です。

これをゴルフスイングに当てはめると・・・素直に回転していればこの捻転差というのは自然と出来ることになります。

しかし、中には腰が明らかに回転しすぎている方もいます。そう指摘されると無理に腰の動きを抑制したくなるお気持ちもわかります・・。

ただ・・・腰が回転しずぎる理由はとても簡単なことだと思うんです。

それはバックスイングで腰が大きく右へスライドしてしまうこと。それについては腰の使い方を間違えてはいけない腰が右に流れる原因はアドレスにあるでご紹介していますので、ご興味のある方はそちらを参照ください。

腰を右へ大きくスライドさせてしまうとリバースピボットになってしまい、肩を回転させることが困難になってしまいます。

その状態で回転しようと思えば思うほど、腰ばかりがまわってしまうわけです。

飛距離を出したい時は腰を積極的に回す

肩と腰の捻転差が飛距離を生むという考え方とは真逆のことを言いますが・・・飛ばしたい時は腰を積極的に右に回転させた方がいいと僕は思います。

今までご紹介してきた通り、人間の構造上、肩は腰よりもより大きく回転します。この肩の回転が深いほどにヘッドスピードも上がり、飛距離も伸びます。

しかし、肩というのは腰とつながっていますから、腰の回転を抑制したのでは肩の回転も同時に抑制されることになります。

ですから、飛ばしたい時ほど、意識的に腰を右に回すことだと思います。そうすることで、肩はより深く回転しますから、ヘッドスピードもより速くなります。

もう1つ腰を回転させる際にヒントがあります。

腰は回転させた方が肩がより深く回転するようになります。その際に腰を回転させやうくする方法があります。それが右足のつま先を外側に開くと言う方法です。

スタンスでの左足と右足つま先の向きについてでもご紹介しましたが、アドレスでスタンスをとった際に、右足のつま先を開くほどにバックスイングで腰を右に回転させやすくなります。

右足のつま先はおおよそ30度程度に開くと腰も回転させやすくなります。ただ、プロのアドレスを見ると、右足のつま先を開かない人が多いことに気づきます。これは何故かというと、バックスイングが大きくなり過ぎないようにしているのです。

プロの場合、十分な飛距離が出ます。また、プロは飛ばすことよりも、ボールをコントロールすることの方が多くの場合大切です。

バックスイングを大きくし過ぎてしまうと、ヘッドスピードは上がりますが、その分コントロールは下がります。

ですから、右足のつま先はプロの場合はあまり大きく開かない人が多いのです。

ですが、アマチュアの場合は、プロのその部分を真似するよりも、飛距離をもう少し重視してもいいのかな・・・と思います。

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