【徹底解説】キャディバッグ(ゴルフバッグ)の選び方
僕(筆者)は今までキャディバッグを何度も何度も買い換えてきました。
必要に迫られて購入したこともあれば、不具合というか、不便さを感じて買い換えたこともあります。
特に初心者の方などはどんなキャディバッグを選んだらいいのかわからないこともあるかと思います。
そこで今回は、買った後に失敗したと後悔しないために、どんなポイントに注意して購入すればいいか、どんな機能があればいいのか、自分のニーズに合ったバッグはどれか?といったキャディバッグの選び方について解説してゆきたいと思います。
目次
①バッグの種類。カートバッグとスタンドバッグ
キャディバッグには主に2つの種類があります。
1つはカート型と言われるもの、もう1つはスタンド型と言われるものです。
カート型
カート型はプロなども使用しているタイプです。
サイズも色々あります。プロが使うような大きなものから小型のものまでありますが、一般的には9型もしくは9.5型が人気があるようです。
カート型の良い点は耐久性があり頑丈であること。そのため、ゴルフクラブもしっかりと守ってくれます。
また、ゴルフカートに積む際もスタンド型はずれたりすることもありますが、カート型はどっしりしていますのでゴルフカートとの相性もいいです。
また、口枠も広くコースでクラブを出し入れするのもスムーズです。
カード型の欠点は何と言っても重さです。
特に練習場によく通う方やラウンドの回数が多い人だと、一々重いキャディバッグを持ってゆくのが億劫になる人もいるかも知れません。
僕も以前は9型のカートバッグを持っていました。
とても恰好いいのですが、重さが難点でした。僕は練習場に頻繁に行っていたので、結果的には軽いスタンドタイプに買い換えることになりました。
ただ、カート型の中でもナイロンなどの素材を使って軽量化させたモデルもありますから、重さが気になる方はそういった軽めのカート型を選ぶのも1つの方法かと思います。
スタンド型
スタンド型の特徴は軽くて持ち運びがしやすいこと、倒れにくいことが特徴です。
最大の利点はやはり軽さとサイズです。
一般的にスタンド型のバッグはカート型に比べると小さくて軽いため、持ち運びにも便利です。
また、大きなお家であれば問題ありませんが、マンションなどだったりするとやはり置き場所も気になります。
キャディバッグを車にずっと入れておく方もいますが、キャディバッグが大きかったりすると、トランクの場所もとります。その点、スタンド型は場所を取りません。
スタンド型の欠点ですが、1つは、収納の少なさです。
ですので、このタイプを選ぶのであればポケット収納が多いタイプを選ぶといいかも知れません。
2つ目の欠点は耐久性の低さです。例えば、宅配便でバッグを郵送する際などはスタンド型だと不安です。
3つ目の欠点はカートを使ってプレーする際、スタンドバッグはカートバッグに比べて小さいので、クラブの出し入れをする際に他のクラブに当たってしまったりして、やや出しにくいという点になります。
どっちを選んだらいいの?
では、最終的にどちらを選んだ方がいいのか?ということですが、
スタンドバッグがおすすめ:
- 練習場に頻繁に行く人
- 女性やシニアの人など、力がない人
- クラブの持ち運びを頻繁に行う人
- 自宅に収納する場所が少ない人
カートバッグがおすすめ:
- ラウンドすることが多い人
- キャディバッグに頑丈さや耐久性を求める人
- 練習場にはそれほど行かない人
カートバッグとスタンドバッグのどっちを選んだらいいか?ということに関しては【徹底解説】キャディバッグはスタンドバッグとカートバッグのどっちがいい?にて詳しくご紹介しています。
②重量と大きさ
例えば、プロモデルに憧れてカート型を購入してみたはいいけど大きすぎるし、重すぎてすぐに買い換えた・・という方もいらっしゃるかと思います。
キャディバッグを購入する際は、キャディバッグのみを持って重いとか軽いとか考える方もいらっしゃいますが、キャディバッグにはクラブが14本入ります。
他にもゴルフボールが入ったり、とにかくキャディバッグには沢山のものが入ることになりますから、その点も考慮して重さを検討する必要があると思います。
重さに関しては気にしない人もいますが、僕自身はキャディバッグはできるだけ軽い方が良いと考えています。
さて、重さはバッグのサイズにも関係してくるわけですが、カート型であれば人気のサイズは9型から9.5型になります。
初心者の方であれば9型で十分かと思います。
また、例えば同じ9型でも使用している素材によって重さが数キロ違ってくることもありますから、そういった点も注意して選ぶといいと思います。
スタンド型であれば収納スペースが多い、ポケットが多いものを選ぶことが大事です。サイズはバッグそのものが軽量ですから9型でも良いと思います。
③口枠
クラブを入れる部分のことです。
6分割とか、8分割、クラブの本数分に口が分かれているタイプなど様々なタイプがあります。
これも選ぶ際に悩むところだと思いますが、例えば、3分割とか、分割が少ないものを選んでしまうと、クラブを入れる時にバッグの途中でひっかかったりしてうまく入らないことがあります。
その点、例えば、6分割などだと1つの枠に入れるクラブも少なくて済みますから、スムーズにクラブを出し入れできます。
ただ、枠の数が多くなるほどに、クラブを戻す際に時間がかかってしまうことがありますので注意してください。
特にコースでさっとクラブをバッグに戻して次のホールに行きたいような時は、口枠の数が多すぎると面倒だったりします。
カート型
カート型の場合、バッグの外枠がしっかりしていることに加えて、バッグそのものがスタンド型に比べると大きめなので、口枠の数は少な目でも案外スムーズにクラブを出し入れできます。
といっても、ショートアイアン、ミドルアイアン、ユーティリティ・ショートウッド、フェアウェイウッド・ドライバー、パターという風にまとめておいた方が取り出すのに便利ですから、5枠はあった方がいいかも知れません。
またクラブの本数だけ枠が分かれているモデルもありますが、カート型でこういったモデルを選んでしまうと、コースでクラブを出す際はいいとしても、戻す際に手間取ったりします。
もともと出し入れが簡単なカート型の場合は枠の数はあまり多すぎない方が使い勝手はよくなると思います。
スタンド型
スタンド型は軽いのが利点ですが、その分、バッグの中の仕切りがカート型のようにしっかりとしていません。そして、それがクラブを出し入れする際にひっかったりする原因になることもあります。
ですから、スタンドタイプを選ぶ場合は口枠が少し多めのものを選ぶといいと思います。
スタンドバッグで口枠が3つとか少ないものを選んでしまうと、出し入れする際にクラブがひっかかってしまって面倒だったりするからです。
口枠は好みもあるとは思いますが、少なくても4枠から5枠以上は欲しいところです。
これはスタンド型、カート型どちらにも言えますが、バッグのサイズが大きくなればなるほど出し入れそのものは楽になります。
ですから、基本的には大きいバッグは口枠は少なめでも大丈夫、小さいバッグはある程度口枠の数があった方がクラブの出し入れはスムーズになります。
ただし、口枠の数が多すぎると、戻す際に時間がかかりますので、その点は注意してください。
④長さ
キャディバッグにも対応できる長さがあります。
46インチと記載があるものは46インチのドライバーでも大丈夫ですよ、という意味です。
長尺ドライバーをお使いの人はキャディバッグを選ぶ際、ご自分のドライバーの長さに対応しているかどうか確認されてみるといいと思います。
⑤収納ポケット
キャディバッグにはクラブ以外にもボールやタオル、ティー、着替え、レインウェアなどなど様々なものを入れます。
ですから、できれば収納ポケットは多めのものを選ぶといいと思います。
それから、細かいポケットがいくつかついていたりすると重宝します。
例えば、コースではティーやグリーンフォーク、ボールマーカーなどを使いますが、そういったものを収納する小さめのポケットがあると便利です。
また、下の写真のようにゴルフシューズが入るポケットがついたバッグもあります。
便利ではあるのですが、例えば、汗をよくかく人、靴の中がむれたりすることがある人は通気性の良いシューズバッグを別に用意した方がいいかも知れません。
また、レインウェアなどが入る大きめのポケットがついている方がいいですし、傘などをさすポケットというか収納があると便利です。
キャディバッグを選ぶ際は、どこにどのようなものを入れて使うか・・を考えながら色々見てみるといいと思います。
デザインだけで選んでしまうとそういった点を見落としてしまいがちです。
⑥デザイン
ただ、デザインも勿論、バッグを選ぶ際に重要な要素になると思います。
一般的には使用しているクラブと同じメーカーのキャディバッグを選ぶ人が多いと思います。
中には安いからという理由で聞いたことのないメーカーのものを購入したために、ゴルフカートに載せると必ずラウンドの途中でずれてくる・・なんてこともありますので、できればある程度名前の知れたメーカーのものが良いかも知れません。
人気メーカーには、キャロウェイゴルフ、ブリヂストン、ナイキ、ミズノ、アディダス、タイトリスト、ダンロップ、テーラーメイド、ルコック、パーリーゲイツなどがあります。
⑦価格
ネットでの傾向ですと価格帯で一番多いのは1万5千円から2万円程度だそうです。
次が1万円から1万5千円、2万円から2万5千円・・という順番。
ですから予算としては1万5千円から2万円と考えておくといいかも知れません。
⑨クラブケースを利用する
練習場に行くのに重いカート型のバッグは持っていきたくないけど、コースに行く時は収納スペースもあって、クラブの出し入れがしやすいカート型がいい。
そんな方は、練習場に行く時はクラブケースに入れて持って行く・・というのも1つの方法です。
クラブケースはドライバーが入ったり、クラブも5,6本は収納できると思いますので、練習場に持って行くのには十分だったりします。
(写真)クラブケースも色々なタイプがあります。左下は一般的なクラブケース。右下はコースでグリーン周り用などに使うこともできますし、練習場に行く際に使うこともできて便利です。
練習場で使う場合はドライバーが収納できる長さが確保されているものを選びましょう。
まとめ
軽量なスタンド型か、しっかりした作りでクラブの出し入れが便利なカート型か・・で悩む方もたくさんいらっしゃると思います。
重さや持ち運びのことを考えれば、スタンド型、もしくは軽いタイプのカート型。ゴルフコースでのクラブの出し入れのしやすさ、収納能力を考えたらカート型になるかと思います。
そう考えると、女性の方にはやはりスタンド型がおすすめですし、練習場に頻繁に行く方、コースによく出る方、マンション住まいで収納場所が少ないというような方にもスタンド型がおすすめ。
一方、ラウンドが中心で練習場にはあまり行かない方、重さや大きさは気にならない方は、プレーする際にクラブの出し入れがしやすいカード型が良いかも知れません。
初心者の方はコースでの使い勝手を考えると軽量タイプのカート型がおすすめですが、持ち運びのしやすさを考えるとスタンド型がおすすめです。
僕自身はどちらのタイプもいくつも使用してきましたが、現在は9型のスタンドタイプを使用しています。
収納ポケットも多いモデルを使っていて、収納がもっと欲しいと思ったことはありません。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。