ドライバーへの鉛(ウエイト)の貼り方。貼る位置と効果について
ドライバーを自分で簡単にチューニング、または調整する方法の1つがドライバーのヘッドに鉛(またはウエイト)を貼るという方法になります。
ほんのわずか、2グラム程度の鉛(ウエイト)を貼るだけで、ドライバーを振った時の感覚が大きく違ってきたり、または、実際に球筋、ショットが変わってくることもあります。
鉛を貼るのは、あくまでも応急処置的な方法と思われる方もいらっしゃるかと思いますし、そういう一面もあるかも知れません。
ただ、中には鉛を貼ることでドライバーショットが見違えるようになったという方もいます。
少なくとも、振った時の感覚は大きく違ってきますし、また、もし、「あら、違ったかな・・」と思っても簡単に剥がせるタイプの商品が殆どですから、試してみる価値はあるかも知れません。
ということで今回はドライバーヘッドへの鉛(ウエイト)の貼り方、位置について、また、それによって期待できる効果について、ご紹介させていただきたいと思います。
それから、ヘッドだけでなく、シャフトに鉛を貼る方法についても簡単にご紹介したいと思います。
まずは鉛(ウエイト)ですが、ゴルフショップなどで簡単に手に入ります。
商品によっては「バランスアップ」、「バランスアップテープ」、「バランスプレート」などと書いてあります。下記のようなものになります。
ゴルフ用鉛
目次
- 鉛の貼り方と期待できる効果
- 1)スライスを改善/予防したい場合
- 2)フックボールを改善/予防したい場合
- 3)ボールを上げたい(打ち出し角を高くしたい)
- 4)ボールを上げたい/球のつかまりを良くしたい
- 鉛の重さはどの位がいい?
- シャフトに鉛を貼る場合
鉛(ウエイト)の貼り方と期待できる効果
鉛(ウエイト)の貼り方ですが、下記のポイントに貼ることでこんな効果が期待できます。
スライスを予防する効果
フックを予防する効果
ヘッドの重心を下げる/打ち出し角を高くする効果
ボールを上がりやすくする/ボールのつかまりを良くする効果
トゥ寄りのヒットの打感を改善する
次に期待する効果別に見てみます。
1)スライスを改善/予防したい場合
スライスを改善、予防したい時は上記の位置に鉛(ウエイト)を貼ることで、フェースが返りやすくなったり、球のつかまりがよくなる効果が期待できます。
・ヘッドのヒール寄りに貼る
・バックフェースのヒール寄りに貼る
2)フックボールを改善/予防したい場合
フックボールを改善、予防したい時は上記の位置に鉛(ウエイト)を貼ることで、ヘッドを返り難くする効果が期待できます。
・ヘッドのトゥ寄りに貼る
・または、バックフェースのトゥ寄りに貼る
3)ボールを上げたい(打ち出し角を高くしたい)
打ち出し角を高くしたい時は上記の位置に鉛(ウエイト)を貼ります(重心を下げる効果があります)
・ソール、またはソールのやや後方に貼る
4)ボールを上げたい/球のつかまりを良くしたい
ボールを上げたい時は、先ほどのソール、またはソールのやや後方に鉛(ウエイト)を貼る方法以外に、上記の位置に貼ることもできます。
・バックフェースのやや底側(下)に貼る
鉛の重さはどの位がいい?
さて、ドライバーヘッドに貼る鉛の重さですが、基本的には2グラム程度をまずは貼ってみるといいと思います。
鉛の利点は、はがせるところですから、やり直しながらご自分にあったポイントを探してみるといいかも知れません。
ただし、例えばスライスを予防する・・という効果が期待できたとしても、スライスをストレートボールや、または、ドローボールに変えるという効果までは期待できないかも、知れません。
鉛はあくまでも微調整にという意識で利用されるといいと思います。
ただ、鉛を貼ってみることで、振ってみた感覚としては、かなり違ってくることがありますので、そういう意味では、たった数グラムですが、スイングに大きな影響を与えることはできるのかなと、思います。
シャフトに鉛(ウエイト)を貼る場合
鉛(ウエイト)はヘッドだけではなくて、ドライバーのシャフトに貼ることもできます。
シャフトに貼る鉛(ウエイト)の目安は5~10グラム程度。
プロでもドライバーのシャフトに鉛を貼っている人もいますが、鉛をシャフトの手元側に貼ることで、ドライバーの総重量を重くすることができます。
また、クラブを重くしても(シャフトの手元側に貼ることで)バランスがほとんど変わりません。
クラブの総重量を重くすることで、
・飛距離をアップさせる(振り切れる重さの場合)
・ショットを安定させる
・タメを作り過ぎてしまうことを予防する
・・・といった効果が期待できます。
ただし、これは今お使いのドライバーがご自分にとって軽すぎる場合になります。
ドライバーの総重量を上げることで、むしろ、クラブを振りきれなくなってしまって、飛距離が落ちてしまうケースもあるかも知れませんので、いずれにしても、シャフトに貼る場合は一度練習場などで試してみてもいいかも知れません。
それから、ゴルフクラブの試打インプレッションでお馴染みのマーク金井さんが設計監修したシャフト専用の鉛もあります。
タバタ シャフト専用鉛
※売り切れの場合もあります
シャフトに貼る鉛はヘッドに貼る鉛でも構いませんが、この鉛はシャフト専用に素材にもこだわって制作されているそうです。
また、シャフト専用ながら、ヘッドにも貼れるそうで、ユーザーさんからはヘッドにも貼りやすいという声もあるとか。
ここまでドライバーヘッド、それからシャフトへの鉛の貼り方についてご紹介してきましたが、自分なりに色々と試行錯誤してみるのも楽しいと思いますので、もし、気になった方は一度試してみるのもいいかも知れません。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。