リアルロフトとオリジナルロフト、表示ロフトの違い
アイアンにはロフトが記載されているものとそうでないものがありますが、ドライバーには基本的にどのメーカーもロフト角を表示しています。
そして、そのロフトを見てドライバーを選んだりします。
しかし、このドライバーに記載されているロフト角には2つ種類があります。1つがリアルロフト、もう1つがオリジナルロフトもしくは表示ロフトです。
下記はオリジナルロフトもしくは表示ロフトを示したものです。
上記のようにソール(ドライバーの底の部分)とフェース面の成す角度・・・がオリジナルロフトもしくは表示ロフトになります。
ただ、実際にクラブに表示されている表示ロフトは10度であっても、リアルロフトが13度だった・・・なんてことはよくあります。
特に初心者や中級者向けのクラブには表示ロフトとリアルロフトが違うことが多いように感じます。
リアルロフトとはシャフトとフェース面が成す角度のことで、こちらが基本的には実際のロフト角になります。
ミズノのホームページでは、オリジナルロフトもしくは表示ロフトはフェース面とソールの成す角度と記載がありました。
つまりソールした場合のフェースの角度がロフト角・・・ということです。
でも・・これだとリアルロフトと差が出てしまうことになります。
何故2つの種類の表示方法があるのか?
でも何故リアルロフトとオリジナルロフトという2つの測定方法があるのでしょうか?
リアルロフトで統一してくれればいいものだとも思うのですが・・。
その理由は、クラブの売れ行き(?)に関係している点も少なからずあるようです。
表示ロフトが12度や13度だったりすると、特に男性の場合はプライドが邪魔をして購入をためらったりすることもあると思います。
でも実際は12度や13度の方が飛ぶアマチュアの方の方が多いのかも知れません。ですから、そのプライドを傷つけないように表示ロフトは10度にしておいて、リアルロフト13度のドライバーにすれば、飛距離も伸びるしプライドも傷つかないで済む・・・というわけです。
勿論、これがすべてではありません。オリジナルロフトを採用する他の理由もあると思いますので。
ロフト角を選びなおす
もし、ドライバーショットが高くあがりすぎていると感じた場合、もしくはもう少しスピンを抑えたショットを打ちたいと感じた場合は、ロフト角がもう少し少な目なドライバーを探す必要が出てきます。
しかし、その際はできれば、リアルロフトでどのくらいあるか・・・を1つの目安にするといいと思います。
ただ、先ほども書かせていただいたように、多くのアマチュアのゴルファーの方の場合は12度や13度などのドライバーの方が飛ぶことが実際は多いと思います。
ボールが高く上がりすぎているかどうかは球筋も関係してきます。
8割以上のゴルファーはスライサーとも言われています。スライスはバックスピンの要素も強いですから、フックに比べるとボールは高くあがります。
それでロフトが少なめのドライバーを選んで今度ドローボールを打とう・・・と思うと、ボールが上がらない・・・となります。
ですから、スライスをよく打つ方はその点も考えてからドライバーを選ぶといいかも知れません。
ボールの上がりやすさなどはロフト角が大きく影響を与えますが、他にも重心なども関係してきます。(よくわかる!ドライバーの選び方。5つのステップで選ぼうで詳しくご紹介しています)
ですから、一概には言えないのですが、ヘッドスピードが平均もしくはそれ以下の場合はロフト角は少なくとも10度以上は欲しいところです。
初心者の方であれば、よほどスイングスピードが速い方以外は11度以上がおすすめです。
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