ゴルフクラブ(ドライバー・アイアン)の重量について
ゴルフクラブというのは軽ければ軽いほどヘッドスピードが上がっていい・・・と思っている方もいらっしゃるかも知れません。
確かにスチールシャフトの時代より、カーボンになってからの方がボールは飛ぶようになりました。
しかし、それは単純にクラブが軽くなったから・・・というだけではありません。アイアンに関しては言えば、ロフトが違ってきたために飛ぶようになることがあります。
例えば、メタルドライバーが主流だったことに比べてチタンドライバーの時代になった頃のアイアンのロフトは立っている、つまり同じ7番アイアンでもチタン時代になってからのアイアンの方がロフトが少ない傾向にあります。
同じ7番アイアンでもロフトが少ない方が飛びます。
それからシャフトの長尺化も飛距離アップに関係しています。
軽量化が可能になり、その分、シャフトを長くすることができるようになりました。
シャフトが長くなれば、当然ヘッドスピードも上がりますので、飛距離も出るようになるというわけです。
じゃあ軽ければ軽いほど良いか?
何だ、やっぱり軽ければ軽いほどいいじゃない・・・と思われるかも知れません。しかし、クラブがその人にとって軽すぎてしまうと
・トップが浅くなる傾向がある
・ダウンスイングで手首のコックがほどけるのが遅くなり、トップなどが増える
・ヘッドの重量が軽くなると、ボールスピードが落ちる場合がある
・・・という欠点も出てきます。
特にドライバーでは長尺ドライバーに買い替えたのに飛距離は伸びなかった・・・なんてことが起きることがあります。
それは、ヘッドの重量が軽くなってしまったために置きます。確かにヘッドスピードは軽いクラブの方があがります。しかし、ボールに与える衝撃はヘッドの重量に比例します。
重ければ重いほどボールにはより大きな衝撃を与えることができ、ボールスピード(ボールの初速のこと)が伸びるのです。
勿論、重すぎて振れないようなクラブだとヘッドスピードも著しく落ちて逆に飛距離ロスになります。
ですから、バランスが大切ということになります。
そういう点を考えると、振れる範囲で少し重いかなと感じる程度のクラブが結果的には一番良いように思います。
ただ、一般的には非力な女性やヘッドスピードの遅いゴルファーの方には、軽めのクラブがおすすめ。
力のある人、ヘッドスピードがある人は少し重めのクラブがおすすめです。
先ほど軽すぎると、手首のコックがほどけずにトップが多くなる・・・と書きましたが、重すぎるクラブを使った場合は逆にダウンスイングで手首が早くほどけてしまう傾向にあり、これもまたダフリやトップなどの原因になります。
ですから、繰り返しますが、自分にとって少しだけ重いかな・・・という程度のクラブを使うのが良いのかも知れません。
ドライバーの重さを自分で調節する場合
軽すぎるクラブを購入してしまった・・・という方やトップがやや浅いと感じる人、手打ちになっていると感じている方などはご自分でクラブを少しだけ重くすることもできます。
クラブの重さを少し変えるには専用の鉛を使用します。
ゴルフショップに行くと、テープのようになった鉛が売っています。
鉛は2か所に貼ります。
まずはヘッドのバックフェースの部分。クラブの後方ですね。
そして2つ目はグリップとシャフトのつなぎ目の部分に巻きつけます。
重さですが、せいぜい2グラムから5グラムをそれぞれの箇所に貼ってください。いくら重くしたいから・・・といって10グラムも貼ってしまうとクラブのバランスも大きく崩れてしまい逆効果です。
たった少しの鉛でも、クラブを振った感じは大きく変わりますので、ドライバーもしくはアイアンが軽いと感じる方は試してみても面白いかも知れません。
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