どの位練習して、どんなことに気を付ければいいか?
どの位練習すればいいか・・・というのは、人によって考え方が違ってくると思いますし、その時の状態によっても変わってくるとは思うんです。
プロであっても、信じられない位練習する人もいれば、殆ど練習しない人もいたりします。
ただただ、練習を続けていた日々
僕はどうしてもゴルフを学びたくて、18歳でアメリカに渡りました。
そこから、色々なプロに指導してもらいながらも、全く上達もせず・・・挫折続きの大学時代でした。
アメリカまで行って、ここまで練習をしていて、こんなに上達しない人は僕自身見たことがありません・・。
そこから、全て捨ててしまって一から一人でやり直したことについて、まとめてみようと思ったのが、このサイトの始まりでした。
今回は、その話は置いておいて・・・。
ただ、練習だけは恐らく誰よりもしていて、大学時代は学校が終わると、近くのゴルフ場に通う毎日でした。
そのゴルフ場は小さなゴルフ場でしたが、芝の上から打てる立派な練習場がありました。
そして、ビックリすることに年間打ち放題のパスのようなものが当時300ドル程度(3万円程度)だったのです。
大学が終わったら、その練習場で暗くなって、ボールが見えなくなるまでボールを打ち続けていました。
大学を卒業して、現地で就職した僕は、仕事が終わると毎日練習場に向かいました。その練習場は職場からは車で1時間ほどでしたが、芝から打てることが魅力で通い続けていたんです。
年間パスが確か日本円で10万円ほどで、僕の月給が当時、10万円しかなく・・・とにかく、お米と味噌があればいいや・・・位の気持ちでゴルフを優先しました。(笑)
土曜日は僕の仕事が午後2時で終わるので、途中、マクドナルドでハンバーガーを買って車の中で食べながら、練習場に直行。
午後10時に練習場が閉まるまで、7時間、休むこともなく打ち続けていました。
今やったら、体を確実に壊します。(笑)
練習場のスタッフに何カゴ下さいと伝えるのですが、あまりの球数に「嘘だろ?」という目で見られていたのですが、僕が打ち続けているのを見てからは、僕の顔を見ると僕専用の特大のカゴを用意してくれるようになりました。
でもボールを入れると、重くてこれが持てないんです・・。
「これは日本からおかしな奴が来たぞ」・・・位に思われていたかも知れません。
何でこんなに練習したかったのだろうと振り返ると・・・思うように打てない自分に苛立っていたことが、モチベーションに変わっていたのかも・・・知れません。
どの位練習して、どんなことに気を付ければいいか?
・・・さて、結局最初のタイトルの「どの位練習して、どんなことに気を付ければいいか?」に戻ってきてしまいました・・。
僕は7時間ぶっ続けの練習なんて、とてもおすすめしません。
練習は量より質とよく言いますが、ただ、僕はゴルフボールを打つことが好きなので、「ただ沢山打つだけではダメですよ!」・・・なんて人様には言いたくはないような気もします・・。
ただボールを打つのも楽しいものですから。
ただその、注意していることはあって、それは、思うようなショットが打てない時は、スイングをいじろうとしない・・・ということなんです。
例えば、ボールが曲がりだした・・。でも僕はスイングを変えようとか、振り方を変えようとする前に必ずやることがあります。
その1つがボールの位置を確認することです。
僕の友人にテニスでインターハイまで行った人がいますが、彼がテニスのサーブについて、「(スイングまたはフォームというのは)そんなに変わらない。変わるのはトスなんだよ」・・・と話してくれたことがありました。
ゴルフスイングもそんなに変わったりはしないものだと思います。
例えば、昨日はいいショットが打ててたのに、今日はうまく打てない・・・。
何かが違う・・・となった時、その変わったものはスイングではなくて、ボールの位置が微妙にずれていただけだった・・・ということがよくあります。
ボールの位置というのは、打てるショットを限定してしまうものです。
だからこそ、ボールの位置というのは大切になってくると思います。
僕はまた、グリップやグリップ(両手)の位置、アドレスの向き、スタンスの向き・・・ということも頻繁に確認しています。
アメリカで7時間打ち続けていた頃は、スイングばかり直そうとしていました。だから、いつまで経っても、どれだけボールを打っても、思うように上達しなかったのかも・・・知れません。
今、7時間打つようなことは勿論なくなりました。(笑)
今は練習できる日も本当に限られてきましたが・・・練習に行ける日は、1時間ほど打つようにしてます。
そして、今日はこのショットをこのクラブで打とうとある程度決めて打つようにしています。そして、そのショットが打てたら、そこでやめる・・・そんな感じになりました。
・・・結局、どの位練習したらいいかの答えをまだお伝えしていないのですが、1つの答えはないのかも知れませんね・・。
ただ、初心者の方であれば、楽しんで打つ(練習する)ということを前提に、アドレス(グリップや姿勢、ボールの位置、スタンス)などから課題を1つか2つ、それに加えて、今日はこの練習(ドリル)を実践してみようと思うものを1つ用意しておいてもいいのかも・・知れません。
中級者の方はそれに加えて、練習場ではボールを意図的に曲げてゆく練習を、上級者の方になれば、さらにそれに加えて、ボールの高さを打ち分ける練習(低いドローボール、高いドローボール、普通の弾道のドローボール・・・など)をしてみてもいいのかも知れません。
練習場にパッティンググリーンがあれば、僕なら、積極的に使いたいと思います。アプローチやバンカーショットの練習ができれば最高ですが・・・それができなければ、自宅でもパターや簡単なアプローチの練習もできたりしますので・・。
いつもお読みいただいて、ありがとうございます。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。