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パターのスタンス幅の基本。広い&狭いスタンス幅が向いている人、場面について

前回、パターの打ち方と構え方の基本でも簡単にご紹介しましたが、今回はパターのスタンス幅の基本的な考え方について解説してゆきたいと思います。

具体的には、スタンス幅はどの程度がベストか?広いスタンス、狭いスタンスが向いている人やシチュエーション・・といった点について、ご紹介してゆきます。

目次

パターのスタンス幅の基本

最初にパターのスタンス幅の基本的な考え方ですが、実はこれが万国共通の基本、というものはなくて、プロを見てもわかりますが、広めのスタンス幅にしている人もいれば、狭いスタンス幅、その中間のスタンス幅の人・・・など、人によって違っていたりします。

つまり、一つの正解はないわけで、大事なことは自分に合ったスタンス幅を見つけるということになります。

ただ、迷った時は、一つの目安として、パターのスタンス幅は肩幅を基本にしていただくといいと思います

肩幅ということですが、両足の外側と両肩の外側が同じになる程度の幅になります。

この幅ですが、こぶしが両足の間に3個ほど入る形になると思います。

まずは、このスタンス幅を基準にしていただいて、そこから、広くしてみたり、狭くしてみたりして、ご自分に合ったスタンス幅を見つけていただくといいかと思います。

また、パターのスタンス幅は、ロングパットとショートパットで少し変えてみるのもおすすめです。

プロでもそのように、ロングパットとショートパットでスタンス幅を変える人もいます。

具体的には、ロングパットでは、少し広めのスタンス。ショートパットでは、少し狭めのスタンスにしてみるのもおすすめです。

ここで少し広いスタンス、狭いスタンスのメリット、デメリットについて見てゆきたいと思います。

広い、狭いの目安ですが、先ほどご紹介した肩幅を目安に、それよりも(数センチ~5センチ程度)広い場合は広い、それよりも狭い場合は狭いという風に考えていただければと思います。

広いスタンスのメリット、デメリット

最初に広いスタンスのメリット、デメリットについて見てゆきたいと思います。

メリット

広いスタンスのメリットは、重心が下がることで下半身が安定する点です

そのため、広いスタンス幅は、ストロークが大きくなることで、下半身の安定性が求められるロングパットに向いていると言えます。

また、同じように上りのパットについては、少し広めのスタンス幅が合っている場合もあります。

デメリット

広いスタンスのデメリットは、上半身(手や腕、肩)の動きがストローク中にブレやすい点になります。

そのため、ショートパットなど上半身(手や腕、肩)の動きを安定させたい場面には向いていないこともあります。

狭いスタンスのメリット、デメリット

続いて、狭いスタンスのメリット、デメリットについてです。

メリット

狭いスタンスのメリットは、上半身(手や腕、肩)の動きが安定する点です。

そのため、ショートパットのように、上半身(手や腕、肩)を安定させたい場面では狭いスタンスの方が合っているかも知れません。

デメリット

狭いスタンスのデメリットは、重心が高くなることで、下半身が不安定になりやすい点です。

そのため、下半身の安定性が求められるロングパットには不向きかも知れません。

広いスタンス、狭いスタンスがおすすめの人、場面

ここまで広いスタンス、狭いスタンスのメリットやデメリットについて見てきましたが、広いスタンス・狭いスタンスがおすすめの人や場面について簡単にまとめてみたいと思います。

広いスタンスがおすすめ

狭いスタンスがおすすめ

広いスタンスと狭いスタンス、どっちがおすすめか?

広いスタンスと狭いスタンス、どちらがおすすめですか?と聞かれることもありますが、僕のおすすめは冒頭でもご紹介した、肩幅程度、両足の間にこぶしが3個程度入るスタンス幅になります。

これを広いと言うか、狭いと言うかは人それぞれですが、広いスタンスと狭いスタンスの良いところを併せ持った幅ではないかなと思います。

特に初心者の人は最初はこの肩幅を目安にしていただければと思います。

中級者以上の方の場合は、思うようなパットが打てている限り、今のご自分のスタンス幅を変える必要はないと思います。

ただ、思うようなパットが打てていない場合やロングパットが苦手、ショートパットが苦手、と言う場合はここまでご紹介させていただいたような形でスタンス幅を調整していただくといいかも知れません。

スタンス幅を変える場合ですが、最初は数センチからせいぜい5センチ程度、広くする、狭くする程度で構いません。

その程度変えてみるだけでも、感じ方は大きく変わると思います。

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