ゴルフクラブが14本までと決まった理由とは?
ルール上、ゴルフクラブは14本までと決まっています。
ただ、その昔はラウンド中に使っていいクラブの本数に制限はありませんでした。何本バッグに入れていてもよかったわけです。
それが何故、14本と決まったのでしょうか?
1934年、35年と全米アマを連覇したローソン・リトルという選手がいましたが、リトルは30本以上ものクラブを使ってプレーしたそうです。
ただ、それはまだいい方で、1859年の全英アマチュアに出場したある選手はリヤカーに55本ものクラブを乗せてプレーしたのだとか。
こんな風にクラブは何本持って行ってもよかったわけですが、その風潮に苦労したのはキャディ。
34本なんてクラブを持ってこられたら、運ぶのだけで相当な労力がいるわけです。
そんなキャディからの声で、クラブの本数が制限されることに。
R&Aで理事会が開かれ、クラブの本数は1ダース、12本とパターを合わせた13本が妥当ではないかということになりました。
ただ、13という数字は不吉だということで、それなら1本増やして14本にしましょう、ということでクラブの本数が14本に決まったのです。
その決定以来、ゴルフクラブの数は14本でずっとここまで来たわけですが、ゴルフ専門家の中には、14本という数字にはなんら科学的な根拠がないと指摘する人や、ゴルフクラブの数はもっと少ない方がいいと指摘する人もいます。
クラブは本当に14本もいるのか?
ということですが、筆者の場合、もう14本という数に慣れてしまっていて、今から10本にしましょうと言われても戸惑ってしまうかも知れないなと思ったりもします。
ただ、例えば、クラブの数をあえて半分の7本までに制限して開催しているプライベートコンペなどもありますが、クラブが7本までになった場合は、フルショット以外の打ち方もする場面が多く出てきて、かえって技術は向上するのかも知れませんね。
もし、7本までしか持って行ってはだめと言われたら、あなたはどのクラブをバッグに入れていきますか?
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