ライ角とは?【よくわかる!ゴルフ用語集】
ライ角(らいかく)とは、クラブをソールした際のシャフトの角度のことを言います。
ライ角がアップライト、フラットってどういうこと?
ライ角がアップライト、フラット。
そんな風に言われることがあります。
これはどういう意味か?ということですが、下記の図は同じ7番アイアンだと思ってください 。
この2つを比較した場合、左下の方がアップライト、右下の方がフラット、ということになります。
※わかりやすく説明するために大袈裟に図を作っていますが、実際には同じ番手でここまでライ角が違うことはありません
一般的には、アップライトなクラブは、①左に行きやすい、②フックボールが出やすい、③ボールのつかまりがよくなる・・という傾向があります。
反対に、フラットなクラブは、②右に行きやすい、②スライスが出やすい、③ボールのつかまりが悪くなる・・という傾向があります。
アイアンとドライバーのライ角
ライ角は、地面から打つアイアンではとても重要になってきます。
何故かと言うと、例えば、ライ角がアップライト過ぎると、インパクトでヒールの部分が先に地面についてしまい、フェースが返りすぎてしまうのです。
反対に、ライ角がフラット過ぎると、インパクトでトゥ側が先に地面について、フェースが逆に開きますから、スライスが出やすくなります。
では、ティーアップされたボールを打つドライバーはどうなのか?
ということですが、実はドライバーに関しても、アップライトのドライバーの方がボールのつかまりがよくなる傾向があり、反対にフラットなドライバーは人によってはスライスが出やすくなります。
ドライバーのライ角はアップライトにするとスライスが改善される
人によって「正しいライ角」は違う
先ほど、ライ角がアップライト、フラットということについてお話ししましたが、実は人によって正しいライ角、何度だとアップライト過ぎて、何度だとフラット過ぎるか・・ということは人によって違ってきます。
例えば、ゴルフクラブメーカー、ミズノと契約しているプロ6人の6番アイアン(長さ37.5インチ)のライ角の数値を見ると
・56.5度(フラット)
・60度(フラット)
・61度(ノーマル)
・62度(アップライト)
・62.5度(アップライト)
・63度(アップライト)
という風に違います。
最大で6.5度!も違うのです。
こんな風にして、正しいライ角というのは、人によっても大きく変わってきます。
自分に合うライ角の見つけ方
例えば、今使っているアイアンのライ角が自分に合っているかどうかは、構えただけではわかりません。
実は、自分に合うライ角、自分にとっての正しいライ角は、ボールを打ってみないとわからないんですね。
ライ角の測定方法ですが、ライ角を測定するための専用のボードの上にボールを置いて、そのボールを打ってゆきます。その際、アイアンのソールにはライ角測定用の専用のシールを貼ります。
ボールを打つとアイアンのソールが地面に置いたボードで擦れます。その際にソールに貼ったシールにも跡が付きます。
判断方法は、
・跡がヒール側についている場合はそのアイアンはアップライト過ぎる
・跡がトゥ側についている場合はフラット過ぎる
・跡がソール全体についている場合は適正なライ角
ということになります。
専用のボードを使えればよいですが、それがない場合は、ソールに紙テープなどを貼ってテープのどこが削れるかで自分のライ角が正しいかどうかを判断することもできます。
ライ角に関してはこういった記事も書いていますので、よかったら参考になさってください。
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