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上級編

ボールを曲げない方法

青木功プロは以前、あのゴルフの帝王ジャック・ニクラウスに「You are so long」(君は飛ばすなぁ)と言われたこともあるほど、長打力もある選手でした。

そんな青木プロですが、ある時ボールが曲がることに悩むようになります。

青木プロはボールが曲がるのは体重移動がうまくできていないからだ・・・と思っていたそうです。

そこで、たまたま試合会場の練習場にやってきた中部銀次郎(伝説のアマチュアゴルファーと言われた人)にその考えを話したらこんな答えが返ってきたそうです。

「体重移動なんて、意識することないよ。結果として、体重は移動するだけでね。軸は不動。それでボールを打ちぬくまで、右足は動かさずに強い状態にしておけば、ボールなんて曲がらないんだよ。」(中部銀次郎ゴルフの神髄 p.306)

青木プロはこの「右足は動かさずに強い状態にしておく」という意味がよく理解できなかったそうですが、それをなんとなくやってみたらボールが曲がらなくなってきたそうです。

後に中部銀次郎氏が言っていたのは「ベタ足で打て」ということだと納得したのだといいます。

その「ベタ足」は後に青木プロの特徴の1つとなりました。当サイトではベタ足をすすめているわけではありません。

ただ、青木プロのように、それでうまくいく方もいらっしゃるのかも知れません。

中部銀次郎氏は飛ばないゴルファーでした。しかし、彼は飛ぶ飛ばないは生まれ持ったものだと割り切っていたそうです。

その代わりに正確性だけは練習でどうにでもなると考えていて、彼のアイアンショットは針の目を通すとまで言われていました。

彼は2番アイアンをどうやったらそんなに上手く打てるのかと聞かれて、「毎日1000球ずつ2、3ヶ月も打てば打てるようになるよ」・・・と答えたそうです。

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