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スライスの直し方編

両手の位置を変えるドロー・フェードボールの打ち方

ドローボールやフェードボールの打ち方には色々な方法があります。

どれを使ってもいいわけですが、やはり自分に合ったやり方を探すということが一番大切なのかなと・・思います。

最も一般的なのは、アドレスでフェースの向きを変えてドローボールやフェードボールを打つやり方です。

他にもスイングの軌道を変えることでドローやフェードを打つ方法、ボールの位置を変えて打つ方法などがあります。

今回ご紹介するのはやや上級者向けですが、両手の位置を変えることでボールを曲げる方法です。

アドレス時のグリップの位置

このやり方はメジャーで6勝、世界ゴルフ殿堂入りもしているリー・トレビノが実際にやっていた方法です。

彼はもともとフックに悩んでいたようで、それを克服するためにフェードボールを打つようになったそうです。

さて、彼のやり方ですが、

ドローボールの場合

アドレスで両手(グリップ)をいつもの位置よりも前(ターゲット方向)に少しだけ移動させます。

そして、その位置でグリップを握り直します。

どの程度前に移動させるのかと言うとリー・トレビノの場合、構えてからグリップを見た際、左足がグリップで隠れる程度だそうです。

簡単に言うと極端なハンドファーストで構えるということになります。

ハンドファーストとは?

ハンドファーストとは、アドレスをした際、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも前(ターゲット寄り)にあることを言います。

クラブフェースの向きは打ち出したい方向に対してスクエアに構えます。

両手をいつもよりも前に出して構えていますが、バックスイング、そしてダウンスイングに入って、インパクトの時にはいつもの位置にグリップが戻ると思います。

そのグリップが戻る際に、クラブフェースが閉じます。

これでドローボールを打とうと言う方法です。

フェードの場合

フェードボールを打つ際は、ドローとは逆にします。

アドレスでいつもの両手(グリップ)の位置よりも両手を少し後ろにセットします。(ボールの後ろになるようにセットします)

いつもより両手を後ろにセットしても、インパクトではいつもの位置に戻ります。

その両手が前に戻る際に、クラブフェースが少し開きますので、フェードボールが打てるというわけです。

大切なポイントとしては、両手の位置を変えてからグリップを握り直すという点だと思います。

いつものグリップのまま両手を前にしたり後ろにしてもあまり効果はないと思いますので。

このやり方はスライスやフックを直す際にも参考になるとは思います。

スライサーの方はグリップの位置を前にして、ややハンドファーストにして、グリップを握り直すことでスライスを改善させることができます。

逆にフックで悩んでいる方は、ハンドファーストになりすぎていないかチェックするといいと思います。

最後に、より大きく曲がるドローボールを打ちたい場合は、手の位置をより前に出します。フェードはその逆になります。

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