スイングプレーンを変えるスライスの直し方
世界ドラコン選手権で何度も優勝を重ねてきたあるプロが語っていたことなのですが・・・飛ばすためには「水切り」を意識した方がいい・・と。
水切りとは川の水面などに石を投げて、できるだけ多く跳ねさせる遊びです。子供の頃、川などで遊んだご経験もあるかも知れません。
そのイメージがドライバーで飛ばすコツと似ている・・・というのです。
石を水面に向かってできるだけ水平にサイドスローで投げる動きはドライバーの打ち方と共通する点がある・・・そういうことだと思います。
この動きはスライスを直す意味でもとても有効だと思うんです。
スライスを打っている方のゴルフスイングをこの「水切り」に例えると、上から石を水に向かって投げつけているような形です。
もし、実際に石を投げたら一回も跳ねず、そのまま真下に「ドボン!」と落ちてしまいます。
この動きはゴルフスイングで説明するとオーバー・ザ・トップ、又はアウトサイド・インのダウンスイング、カットスイング・・・といった風に表現することができます。
スイングプレーンで言うと、アップライト(縦振り)に近くなります。
逆に水面に石を何度も跳ねさせることができる人は真上から下に向かって投げてはいません。
横からサイドハンドスローで投げていますので、腕を水平に振っているようなイメージになります。
スイングプレーンで例えるとフラット(横振り)です。
スイングプレーンは細かく意識する必要は殆どないと思います。
しかし、石が水面に跳ねる投げ方に似たゴルフスイングができればスライスとはさよならできますし、ドライバーも飛ぶようになります。
今度川に行く機会があれば・・・(なかなかないかも・・知れませんが・・)、是非、「水切り」をやってみて下さい。
一番長いアイアンで高くティーアップしたボールを打つ
この水切りのイメージでスイングすると、スイングは横振りまたは、フラットなスイングに近づくと思うんです。
それがスライスを直すにはとても効果的だったりします。
水切り・・・どこでもできるわけではありませんが・・ただ、同じように横振りのスイング、もしくはフラットなスイングを身に付ける方法があって、それはアイアンで高くティーアップしたボールを打つ・・・という方法です。
今、お持ちのアイアンの中で一番長いアイアンか、もしくは、ミドルアイアンでも構いません。
そして、練習場のティーを一番高くセットします。
その高くティーアップされたボールをアイアンで打っていきます。
下記の図のように上から打ち込むのではなく・・・
こんな感じで、ボールの横っ面をとらえる感じです。
高くティーアップしたボールをドライバーよりも小さいヘッドのアイアンで打つことで・・・ボールを払い打つイメージで打ちやすくなると思います。
ティーアップしたボールだと、どうしても下からあおるようにして打ちたくなったりしますが・・・できれば、ボールは低く打ち出すイメージでスイングします。
また、高いティーアップだとボールの位置がどんどん左に移動してしまう方もいらっしゃいますが・・・そうならないように、むしろ、いつもよりもボール半個程度右に置くような意識でもいいのかも知れません。
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