ゴルフスイング編

アダム・スコットのゴルフスイングと300ヤードショットの秘訣とは

アダム・スコットのゴルフスイングはタイガー・ウッズとよく比較されます。
お互いのゴルフスイングは非常に似ていると・・・。

アダム・スコットはタイガーに比べて現在はややフックグリップで、ドライバーのボールポジションはやや前（左足寄り）です。

タイガーと同じく、アダム・スコットも非常に体が柔らかく、バックスイングでは肩が十分にまわっていることが分かります。

アダム・スコットの300ヤードショットの秘訣とは

アダム・スコットは打ちたい時と思った時に300ヤードを超えるショットを打てるスピードとパワーを兼ね備えたプレーヤーと言えます。

アダム・スコットがここ一番で飛ばしたいという時、彼はどんなことを心がけているのでしょうか？

それについて彼はこんな風に語っています。

You have to swing the club faster to hit the ball farther, but it's just as important to stay in control. To do that, I widen my stance. Widening the stance creates a more solid base, allowing me to go at it a little harder. It also tilts my spine back a bit more at address, which helps me stay behind the ball through impact.

遠くに飛ばすにはクラブを速く振らなければいけません。しかし、コントロールを失わないようにすることは速く振ることと同じ位重要なことです。そのために私はスタンスを広げます（やや肩幅よりも広い位）。

スタンス幅を広くとることで下半身を安定させ、強く（速く）振ることができるのです。スタンスを広げることで背骨を通常よりもアドレスで（ターゲットとは逆方向に）傾かせることができ、インパクトで（体が）ボールの後ろにキープできるのです。

Reference: 3. Power By Adam Scott Golfdigest.com

スタンスを広げることで下半身を安定させることもそうですが、背骨の傾きに注目しているところが面白いですね。

アドレスで背骨が右に傾く角度が大きいことで頭の位置も右へ移動します。

そのため、インパクトでは上半身がボールの後ろになる・・・ということです。ドライバーの飛距離ロスの大きな原因のひとつは上半身がインパクトでボールに覆いかぶさるようになることですが、これではパワーは入りません。

彼のゴルフスイングはとても綺麗だという評価を受けます。
しかし、アダム自身はあまり気にしていないようです：

Although I appreciate the compliments I get about my golf swing, how well it works is more important to me than how it looks. I'm trying to strike the ball better and more consistently, not make sure my swing appears technically perfect.

私のゴルフスイングについて評価をいただいていることは嬉しい限りですが、私にとっては「どう見えるか」ではなく「どれだけ正確に機能するか」の方が重要です。私はショットの精度（正確性など）を上げる努力をしていますが、技術的な観点から完璧に見えるといったことは気にしていません。

Reference: My 5 keys to consistency By Adam Scott Golfdigest.com

誰かのスイングを真似しようと思った時に最初にやるべきこと

誰もが自分のスイングは気になるものかも・・・知れません。

一方でスイングの形を気にしすぎるあまりに、何年も無駄にしてきた人を僕は沢山知っています。そういった方の多くは、憧れのゴルファーのスイングのようにスイングしたい・・・そう思われていたようです。

こんな風に振りたいと思うことは決して悪いことではないと思うんです。誰もが憧れの選手はいるものだと思います。

ただ、どうせ真似をされるなら、スイングそのものの前に、グリップの握り方やアドレスの構え方を真似された方がよいのかも・・知れません。

違うグリップの握り方をしていて、スイングの形だけを真似ようとしても決してうまくはいかないと思うんです。

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