アイアンの打ち方、プロとアマの決定的な違いはスイングの最下点?
アイアンの打ち方については今までにも色々とご紹介してきました。
トッププロのゴルフスイングは実際に見ると非常に滑らかで、力をあまり入れていないような感じがします。
しかし、インパクトの音、空高くまっすぐに勢いよく飛んでゆくボール・・・もし自分がこのボールを打てたらどれだけ気持ちよいのだろうかと思うほど、ボールは飛んでゆきます。
そこには何かしらの違いがあるはず・・・だと思います。
ゴルフスイングの最下点
アイアンの打ち方で、プロとアマの決定的な違い・・・
それはゴルフスイングの「最下点」です。
ここにプロとアマチュアの決定的な違いがあります。アメリカ、CBSスポーツのゴルフ解説者、ボビー・クランペット(80年から95年までPGAツアーに参戦)はこのゴルフスイングの最下点について下記のように解説しています:(※アイアンでの話です)
ゴルファーのレベル | ゴルフスイングの最下点(アイアン) |
アマチュア | ボールの2~3センチ手前 |
中級者 | ボールの位置 |
シングル | 中級者とプロの中間 |
PGAツアープレーヤー | ボールの先10センチ |
・・・これを見ていただくとわかりますが・・・アマチュアの多くはゴルフスイングの最下点がボールの2~3センチ手前になっています。
そうなると、上から叩きつけるようなスイングになってしまいダフリが多くなるか、すくい上げるしかなくなってトップが多くなるか・・です。
ゴルファーのレベルがアップすればするほど、最下点が前(ターゲット寄り)になっていることがわかります。
特にPGAツアープレーヤーのゴルフスイングの最下点はボールの先10センチ。払い打つような緩やかなダウンブローでなければ、こういったスイングはできないはずです。
アイアンのキャリーが足りない時は・・・
アイアンの飛距離が思うように出ない・・・そういう方もいらっしゃると思うんです。
その原因の1つは↑でご紹介しているゴルフスイングの最下点の違い・・・だと思います。
プロがアイアンで強いボールが打てる理由は、ハンドファーストでボールを打っているから・・・です。
ハンドファーストとは?
ハンドファーストとは、アドレスをした際(またはインパクトの際)、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも前(ターゲット寄り)にあることを言います。
逆にアマチュアのアイアンショットの飛距離が不足する大きな理由は、ハンドファーストでインパクトできていないから・・・これはボールを上げようとする心理も関係しているのかも、知れません。
大袈裟に言うと、インパクトで左手首が甲側に折れてしまうと、すくい打ちのような形になってしまって、アイアンの飛距離はでません。
むしろ、左手首をその反対方向、つまり、手の平側に折るような意識で、ハンドファーストでボールをとらえることでボールは飛びます。
そのための練習ですが、7番アイアンを持って、やや左足体重で構えて、ハーフスイングでボールを打つ・・・ということをしてみてもいいのかも知れません。
インパクトでは両手がボールよりも左(ターゲット寄り)に来る意識、インパクトの時、両手は左足太ももの内側か意識の中ではそれよりも左(ターゲット寄り)でもいいかも知れません。
その時のインパクトでのポイントとしては、
①左手首を甲側と反対に曲げる意識
②左手の甲がやや地面の方向を向く意識
・・・でいいと思います。
このようにハンドファーストで打つことで、ボールをより芯でとらえやすくなりますし、うまくできた時はインパクトでの感触が全く変わってくると思います。
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