ヘッドスピードを上げると飛距離は伸びるのか?
いくら正確なドライバーショットを打ったとしても、飛距離が出ていないと何だか満足できない・・・ということはありませんか?
セカンドショットでロングアイアンやユーティリティーを使うのと、ミドルアイアンやショートアイアンで打つのとでは、大きな違いですから。
目的はボールに最大限の衝撃を与えること
速くスイングすればヘッドスピードが上がるのかと言われれば、そうかも知れません。
ちょっと見方を変えて見ます。素振りでビュンビュンと風を切る音、この音が大きいということは速く振っている証拠・・・になりそうです。
しかし、これが最大限の飛距離をもたらすわけではないと思うのです。
ヘッドスピードを上げる本来の目的・・・それはボールに最大限の衝撃を与えることだと思います。
「速く振る」
先ほどの風を切る音の話。この音を大きくするだけでは最大限の飛距離を得ることができないことがあります。
速く振っても振っても、飛距離が伸びないことがよくあります。
それはインパクトでヘッドスピードが最速になっていないから・・・かも知れません。
だから、僕はヘッドスピードのように速さを重視することも大切だとは思いますが、最初はボールに与える強さ(衝撃)を重視してみてもいいのではないかなと・・思うことがあります。
ヘッドスピードの速さよりも強さを重視する
さて、どうやったら最大の衝撃をインパクトで与えることができるのでしょうか・・?
それにはグリップ、ボールの位置、バックスイング、ダウンスイング・・・など様々なことが関係してきます。でも今回はそれを一旦置いておきたいと思います。
今回は僕がよくイメージに使うことをご紹介したいと思います。
よかったら、ご一緒にイメージしてみませんか?
一本の斧が自分に手渡されました。
そして、目の前にある大木をその斧で倒してくれと言われました。
もし、これを本当にやるとするならば、斧のスピードを木に当たる瞬間に最速にしよう・・・とは思うこともなく、案外簡単にドン!と斧を木に向かって打ちこめそうです。
もう1つ。
今度はハンマーが手渡されました。これはゲームで、そのハンマーで足元のあるスポットを出来るだけ強く叩いてくれと言われました。
叩いた強さはポイントになって画面に表示されます。
そのハンマーでできるだけ大きな衝撃をそのスポットに与えることは、ゴルフクラブでボールに最大限の衝撃を与えることよりも簡単にできるかも知れません。
上記の2つの方が簡単なのは、ゴルフのように正確なポイントに向かってボールを飛ばす必要がないから・・ですが、それだけではないのかも・・・知れません。
ゴルフにはフォロースルーがあります。
斧で木を打つようにインパクトでクラブが止まるわけではなく、ゴルフではスイングはフォロースルーまで続きます。
だから最大限のパワーをどこで出すかをインパクトと分かっていながら、ついフォロースルーまでできるだけ速いスピードで振ろうとしてしまうのかも知れません。
特にスイングスピードを上げることが飛距離につながるというイメージを持ってしまうと、速く振ることばかりに気を使ってしまいます。
フォロースルーはゴルフスイングにおいて大切な部分ではありますが、フォロースルーまで速く振ろうとすることで、インパクトでヘッドスピードを最速にできなくなっている方も多いと思うんです。
インパクトでヘッドスピードを最速にする方法とは
以前、僕がよく使っていたのが、縦×横×高さが各50cm位のバックでした。そのバックにはクッションが入っていましたが、サンドバックのようなものです。
ボールの代わりにそのバックに向かってゴルフクラブを振り下ろします。そして出来るだけ大きな衝撃をそのバックに与えるような練習を体で覚えるまで行います。
これによってどうすれば、最大限の衝撃をインパクトでボールに与えることが出来るのかが体感できます。
ちなみに、こんなインパクトバッグと呼ばれる練習グッズもあります。
こういったバックがなくとも例えば練習場などでゴルフバックなどを置いてそこに向かってクラブを振り下ろして見てください。
実際にゴルフバックを打たなくても結構です。(新品が欲しい方は別ですが・・・)しかしそれでもバックに向かってゆっくりスイングしてみることでどうやったらインパクトで最大限の衝撃を与えることが出来るのかが分かると思うんです。
そしてその過程でヘッドスピードも自然と上がってゆくと思います。
ちなみに、このインパクトバッグを使った練習方法についてはインパクトの効果的な2つの練習方法でより詳しくご紹介しておりますので、ご興味のある方はそちらも参照していただければ幸いです。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。