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ショートゲーム編

パットの名手、青木功プロが大切にした4つのポイント

日本でパットの名手と言えば、やはり青木功プロを思い出します。

独特の打ち方でバンバンパットを沈めるのは見ていて爽快です。

そんな青木功プロがこだわっているポイントいくつかあります。

1.グリップ

1つ目はグリップ。

青木プロの持論は、左手でしっかりとグリップすることだそうです。

そして、右手は添えるだけ。左手は特に、小指、薬指、中指でグリップを包み込むように握ります。

勿論、右手に意識を集中する・・・という人も沢山います。

それをやったけれども、うまくいかなかったという方は、青木プロの方法を試してみるのもいいかも知れませんね。

2.体重のかけ方

2つ目のポイントは、体重のかけ方です。

その昔、タイガー・ウッズのコーチをしていたブッチ・ハーモンが左足に体重をかけてパッティングすることをある有名プロにアドバイスしていたことがありました。

こうすることで、パッティングストロークを安定させることができると考えたようです。

しかし、青木プロの場合は違います。

左足に体重をかけてしまうと、ヘッドがラインに出ていきにくくなると考えているようです。

ですから、青木プロは両足に均等に体重をかけるようにしているようです。

青木プロはさらに、右足体重にした方がラインが見えやすいことがあるとさえ言っています。

3.爪を・・?

もう1つ青木功プロに関する面白い話があります。

青木プロは2日に1回は必ず爪を切るのだそうです。

その理由ですか?

それは爪が伸びているとグリップした時にパターとの一体感が出ないから・・・だそうです。

4.ラインを目でなぞる

青木プロがアドレスに入って打つ直前に必ずやっていたことが、パットのラインを目でなぞる・・・ということでした。

まずはボールを見て、それから30センチほど前方、1メートル、2メートル、3メートル先・・・という風に視線がボールが走るであろうラインを追ってゆく・・・ということをしていたそうです。

青木プロはまた、面白い点を指摘されています。

それは、

「目がラインを追っていくから、頭は静止した位置のまま右から左へとゆっくり回転していく。その動きが、実際にストロークした後の頭の動きと同じだ。性急な動かし方でもいけないし、あまりノロノロでもいけない」(出典: ゴルフ わが技術 青木功 PHP文庫 p81-82)

・・・といったことでした。

ラインを目でなぞることで、ボールが転がってゆくイメージを頭の中で描く・・・ということは多くのプロもやっていることだと思います。

ただ、青木プロは、打ち終わった後の動作(頭や目の動き)まで、正確にリハーサルしていた・・・というのです。

そのため、目でなぞってゆく時、同時に頭(顔)もボールを追って(ボールの方向へと)動きますが、その動きも急いではダメだし、ゆっくり過ぎてもよくない、と。

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