ドライバーのロフト角と飛距離のデータ
どんなゴルファーにとっても、ご自分にとって・・最適なスピン量を与えてくれるロフト角のドライバーを選ぶことが大切になってくると思います。
それに加えて、打ち出し角というものも飛距離を決定づける1つの大切な要素になります。
もっと言うと、スピンを過剰に増やすことなく、打ち出し角を高くすることが飛距離アップにもつながります。
この打ち出し角を大きく左右する要因の1つはドライバーヘッドの軌道です。
これによって飛距離は大きく変わってきます。
今回はそれを証明するデータをご紹介したいと思います。
ドライバーのロフト角とクラブヘッドの軌道が飛距離に与える影響
さて、ドライバーの平均飛距離とヘッドスピードの平均値でもご紹介した一般的なゴルファーのヘッドスピードの平均値は男性の場合で38-43m/s未満、女性の場合で33m/s未満でした。(あくまでも目安でこの数値を意識される必要はありません)
ヘッドスピードが40m/sの方の場合で考えてみます。
同じヘッドスピード(40m/s)でクラブヘッドの軌道が違ったらどうなるのか・・・?
インパクト直前でクラブヘッド(ドライバーヘッド)が地面と平行に移動してきてボールに当たる軌道(真横から払い打つような軌道)を基準にします。
A) この地面と平行の軌道よりも-3度
B) この地面と平行の軌道よりも+3度
・・・の場合はどうなるでしょうか?
マイナスの数値の場合は、クラブヘッドが最下点に達する前にボールに当たっていることを意味しています。
プラスの数値の場合は最下点からヘッドが上昇する際にボールに当たっていることを意味します。
ちょっと分かり難いですが・・・黄色の部分が同じロフト角12度でのデータです。
A.地面と平行の軌道よりも-3度 | B.地面と平行の軌道よりも+3度 | ||
ロフト | 飛距離(キャリー) | ロフト | 飛距離(キャリー) |
9.5度 | 190ヤード | 8度 | 203ヤード |
10.5度 | 196ヤード | 9度 | 207ヤード |
12度 | 202ヤード | 10度 | 210ヤード |
14度 | 206ヤード | 11度 | 211ヤード |
16度 | 208ヤード | 12度 | 212ヤード |
Reference:One more angle to attack; before you buy a higher-lofted driver, check out the way you're swinging it, 11.03 by Tom Wishon
上記のデータを比較してみると、最下点に達する前に打っているドライバーショットのケース(A)に比べて、最下点の後の打っているショットの方が飛んでいることが分かると思います。
このデータは地面と平行のヘッド軌道の際の飛距離のデータが不足していて、そのデータもご紹介できれば・・・と思いました。
ただ、極端なことを言えば、上から叩きつけるようなスイングよりも横から払い打つようなスイング、もしくは若干ヘッドが上昇している時にボールをとらえた方が飛ぶ・・・そういうことだと思います。
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