ウィークグリップとストロンググリップの違いと特徴。メリット・デメリットについても
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、ウィークグリップとストロンググリップについて、具体的には
- ウィークグリップとストロンググリップの違い
- それぞれのグリップの特徴
- それぞれのグリップのメリット、デメリット
についてそれぞれ簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。
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目次
ウィークグリップとストロンググリップの違い
写真はウィークグリップの左手をアップで撮ったもの。こぶしの山が1個しか見えないのがわかります。このように構えた後で左手を見た際、左手のこぶしの山が1個見えるように構えるとウィークグリップになり、インパクトではフェースが開きやすくなります。
まず、ウィークグリップとストロンググリップの違いについて簡単に見ていきましょう。
ウィークグリップとは?
ウィークグリップとは、フェードボールやスライス系のショットが出やすいグリップの握り方になります。左手の甲が目標方向に向くように握るグリップと定義されることもあります。
ストロンググリップとは?
ストロンググリップとは、左手をかぶせるように握るグリップのことをいいます。フックボール、ドローボールが出やすいグリップと言われています。
ちなみに、フックグリップはストロンググリップの別の呼び方になります。フックグリップ=ストロンググリップです。
ウィークグリップとストロンググリップの特徴
写真はストロンググリップの左手をアップで撮ったもの。こぶしの山が3個見えるのがわかります。このように構えた後で左手を見た際、左手のこぶしの山が3個見えるとストロンググリップになり、インパクトでフェースを閉じやすくなります。
ここからはウィークグリップとストロンググリップのそれぞれの特徴について解説します。
ウィークグリップの特徴
ウィークグリップの特徴は以下の通りです。
- スライスが出やすい
- 飛距離が出ないことが多い
- フックを予防できる
- 人によってはストレートショットが打ちやすい
アマチュアゴルファーの多くはこのグリップ、ウィークグリップで握っている人が多いのですが、ウィークグリップはスライス(右に曲がるミスショット)が出やすいグリップの握り方になります。
実際にアマチュアゴルファーの殆どはスライサーと言われていますが、それはグリップの握り方が大きく関係しています。
また、ウィークグリップで握っているとスイング中にフェースが開きやすく、それが結果的に飛距離ロスにつながるケースも多いです。
ただし、フックに悩まされている人の場合はウィークグリップ、もしくはウィークグリップ気味で握ることでフックを直すことができるケースもあります。
また、そういった人にとってはウィークグリップはストレートショットが打ちやすいグリップである場合もあります。
ストロンググリップの特徴
ストロンググリップの特徴は以下の通りです。
- つかまったボールが打ちやすい
- 飛距離を出しやすい
- ドローボール、フック系のボールが打ちやすい
- スライスを改善できる
ストロンググリップ(=フックグリップ)の特徴はスイング中にフェースが開きにくく、閉じやすいことです。
そのため、つかまったボール、飛距離の出るショットが打ちやすいグリップの握り方になります。
また、ストロンググリップで握ることでドローボールやフック系のショットが出やすくなるという特徴もあります。
スライスが出ている人の場合はストロンググリップにすることでスライスが改善する、もしくはスライスが解消するケースも多いです。
ウィークグリップとストロンググリップのメリット、デメリット
次にウィークグリップとストロンググリップのメリット、デメリットについて簡単にご紹介します。
ウィークグリップのメリット、デメリット
ウィークグリップのメリットは以下の通りです。
- フックを改善、予防できる
- 人によってはストレートショットが打ちやすい
一方、ウィークグリップのデメリットは以下の通りです。
- スライスが出やすい
- 引っ掛けが出やすい
- 飛距離をロスすることが多い
ウィークグリップのメリットはフックを改善できること、フックで悩まされている人にとってはストレートショットが打ちやすい点です。
一方、デメリットはスライスや引っ掛けが出やすいこと。また、飛距離をロスしてしまいやすい点です。
それとウィークグリップはフェースが開きやすいという特徴があり、それだけを見るとフェードボールを持ち球にしたい人には合っているように見えますが、ウィークグリップでフェードを打とうとすると飛距離が出ないショットになってしまうことがあります。
その場合は、グリップの握り方でフェースを開くのではなく、フェースを開いてからグリップを握るやり方がおすすめです。
詳しい方法は以下で解説しています。
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ストロンググリップのメリット、デメリット
ストロンググリップのメリットは以下の通りです。
- スライスを改善、予防できる
- つかまったボールが打ちやすい
- 飛距離の出るボールが打ちやすい
- ドローボールが打ちやすい
一方、ストロンググリップのデメリットは以下の通りです。
- フックが出やすい
- プッシュアウトが出やすい
ストロンググリップのメリットは、スライスを改善、もしくは解消できる点です。
また、ストロンググリップで握ることでインパクトではフェースが閉じやすく、つかまったボール、飛距離の出るボールが打ちやすいのも大きなメリットです。
また、ストロンググリップはドローボールが打ちやすいので、ドローボールを持ち球にしたい方にもおすすめのグリップの握り方になります。
一方、デメリットはフェースが閉じやすいことで、フックボールが出やすいこと。
また、フックを避けようとすることでプッシュアウトが出やすくなることもあります。
ということで、今回はウィークグリップとストロンググリップの違いや特徴について見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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