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ゴルフクラブの選び方

ミスに強いアイアンの選び方と7つのポイント

これまでアイアンの選び方については、アイアンの選び方と9つのポイントアイアンのライ角について。正しいライ角を見極めるには?グースネックのアイアンとは?利点と欠点についてといった記事を書かせていただきました。(ゴルフクラブの選び方参照)

今回は、ミスに強いアイアンの選び方についてご紹介してゆきたいと思います。

目次

1)キャビティタイプ vs マッスルバック

アイアンのヘッドの形状にもいくつかのタイプがありますが、大きくわけると、

の2つがあります。

①キャビティ

キャビティタイプは、ヘッドの後ろ側がくり抜かれたような構造をしているアイアンのことを言います。

②マッスルバック

マッスルバックは、ヘッドが一枚の板のような構造をしたアイアンのことを言います。

ミスに強いのは、①キャビティタイプになります。

②マッスルバックは操作性に優れていて、打感もいいのが特徴ですが、ミスに弱く、一般的には使いこなすのが難しいアイアンになります。

一方、①キャビティタイプはスイートスポットが広く、ミスに強いという特徴があります。そのため、例えば、多少芯を外してもそれなりに飛んでくれます。

キャビティタイプの中には、「ポケットキャビティ」(下の写真)といって、キャビティをさらに進化させたタイプもあります。

ポケットキャビティは、一般的なキャビティアイアンよりもさらにミスに強く、ボールも真っすぐに飛びやすいので、アイアンに操作性は求めない人、アイアン任せで打ってゆきたい人は試してみる価値はあるかも知れません。

ただし、アイアンにある程度の操作性が欲しい人の場合は、ポケットキャビティよりも一般的なキャビティタイプの方が合っているかも知れません。

2)初心者は大型ヘッド、中級者はそれよりもやや小ぶりなものを

ミスに強いアイアンの2つ目のチェックポイントがヘッドの大きさです。

ヘッドは大きなヘッド、小さなヘッド、その中間のヘッドと様々な大きさがありますが、一般的にはヘッドが大きい方が構えた時に安心感を持てますし、スイートスポットも大きくなりますので、初心者の人は大型ヘッドがおすすめです。

ただし、大型ヘッドにすると、フェースがどうしても開きやすくなるので、そうならないような工夫がされたアイアン、具体的にはグースネックを選ぶようにするといいと思います。グースネックについては後ほど詳しくご紹介します。

中級者以上の方の場合ですが、大型ヘッドを選ぶというのも1つの選択肢ではありますが、大型ヘッドはどうしてもヘッドの操作性が落ちます。

そのため、ある程度のレベルの方だと、大型ヘッドは扱いにくいと感じる場合もあるかも知れません。

その場合、中級者以上の方でミスに強いアイアンが欲しい方は、大型ヘッドではなくて、大型よりもやや小ぶりなヘッド、もしくは大型ヘッドと小型ヘッドの中間の大きさを選ぶのも良い方法だと思います。

3)スライスが多い人は、グースネックがおすすめ

先ほども少し書かせていただきましたが、アイアンのネックにも2つのタイプがあります。

①ストレートネック

ストレートネックとは、シャフトからフェースまでが一直線に見える形状のことを言います。

②グースネック

グースネックとは、フェース(リーディングエッジ)が後ろに引っ込んでいる形状のことを言います。

「ミスに強い」ということを考えた場合ですが、もし、スライスが多いという人の場合は、グースネックの方がおすすめです。

グースネックは、クラブのリーディングエッジが少し後ろに引っ込んでいますが、その分、インパクトのタイミングが一瞬遅れ、フェースを返しやすくなります。

ですので、右へのミスに強いアイアンが欲しいという人には、おすすめのネック形状になります。

グースネックについては下記の記事にてより詳しくご紹介しています。

グースネックのアイアンとは?利点と欠点について

一方、ストレートネックはフェースの開閉がしやすいので、ドローボールやフェードボールを打ち分けたい人やフェードボールを持ち球にしている人にはこちらのアイアンの方が優しいと感じるかも知れません。

4)ソール幅。初心者は幅広ソール、中級者は中間のものを

ソールとは、アイアンの底の部分のことを言います。

このソールは大きくわけると、

があります。

ミスに強いのはどれか?ということですが、初心者の方であれば、①幅が広いタイプかやや幅広タイプがおすすめです。

ソール幅が広くなると、ダフリなどのミスに強くなりますし、ボールも上がりやすくなります。(詳しくはアイアンの選び方と9つのポイント参照)

(下の写真)ソール幅が広いアイアンの例。多少手前からヘッドが入ってもソールが滑って大きなミスを防いでくれる。

一方、中級者の方の場合ですが、幅広ソールでもいいのですが、あまり幅が広いタイプだと操作性が落ちたり、ボールが上がり過ぎてしまって、かえって打ちにくいと感じる方もいらっしゃるかも知れません。

ですので、そのような場合は、やや幅広・・程度のアイアンを試していただくといいかも知れません。

(下の写真)やや幅広ソールのアイアンの例。先ほどのアイアンに比べると、少しソール幅が狭いですが、その分、操作性はアップする可能性があります。

5)クラブの重さ。ダフリが多い人は少し軽く、トップが多い人は少し重く

クラブの重さですが、振り切れる範囲で少し重いかなと感じる位が一番安定してショットを打てると言われています。

もし、クラブが自分にとって重すぎる場合、ダフリのミスが出やすくなり、クラブが自分にとって軽すぎる場合は、トップのミスが出やすくなります

ですので、その場合、もし、ダフリが多いという人は今よりも少し軽めのアイアン、もしくは今よりも少し軽いシャフトを、トップが多いという人は今よりも少し重めのアイアン、もしくは今よりも少し重いシャフトを選んでみてもいいかも知れません。

6)アイアン選びは、ライ角が重要

これはアイアンを選ぶ際にとても重要なポイントになりますが、ライ角が間違っていると、それが様々なミスショットの原因になることがあります。

(下の図)ライ角とは下の図で示す角度のこと。

具体的には、ライ角が自分に適正なものよりも大きい(アップライトな)場合は、フックボールや左へのミスが出やすくなり、ライ角が自分に適正なものよりも小さい(フラットな)場合はスライスや右へのミスが出やすくなります。

(下の図)ライ角が大きいアップライトなアイアンとライ角が小さいフラットなアイアンの図。※下の図は説明のために極端に作っています。実際は同じ番手でここまでライ角が違うことはありません

このライ角が間違っていると、いくらミスに強いアイアンを選んでも、思うようなショットが打てませんので、自分に合ったライ角を選ぶようにしてください。

ライ角に関しては、下記にて詳しくご紹介しています。

アイアンのライ角について。正しいライ角を見極めるには?
アイアンのライ角がショットに与える影響とは?
アイアンの選び方と9つのポイント

7)ミスに強いアイアン=打ちやすいアイアン、とは限らない?

さて、ここまでミスに強いアイアンの選び方について色々と見てきました。

ここまでを少しまとめると、ミスに強いアイアンを選ぶ場合は、

ということになります。

ただ、1つ注意していただきたいことがあって、ミスに強いアイアン=打ちやすい(扱いやすい)とは限らない・・ということです。

えっ?ミスに強いっていいことじゃないの?

・・と思われた人もいらっしゃるかも知れません。ミスに強いことはいいことではあるのですが、ただ、ミスに強いアイアンを打ちやすいと感じる人とそうでない人がいると思います。

例えば、先ほど、大型ヘッドの方がスイートスポットが広くて、ミスには強くなると書かせていただきました。

ただ、この大型ヘッド、初心者の人などには打ちやすいクラブではあっても、例えば、中級者の人が使った場合に、クラブに振らされているような感覚になったり、フェースが返り難いと感じて、かえって、打ちにくい、難しいクラブだと感じてしまう場合もあります。

また、スライスが多い人にはグースネックがおすすめですと書かせていただきましたが、例えば、フックのミスが多い人がグースネックを使ってしまうと、左へのミスがさらに増えてしまうことがあって、そういった人にとってはグースネックは、扱いにくいアイアン、ミスが出やすいアイアンになってしまうこともあります。

そうかと思えば、例えば、ドローボールを持ち球にしている人で絶対に右には打ちたくないという人の中には、グースネックを好んで使っている人もいます。

何が言いたいかというと・・打ちやすい、扱いやすいアイアンというのは、その人によっても違ってくる・・ということになります。

だから、一般的にミスに強いアイアンだからといって、それが全員にとって打ちやすいクラブ、扱いやすいクラブとは言えないわけです。

「とにかく簡単なクラブを教えてください。」

そんな風に聞かれることもあるのですが、例えば、Aさんにとって簡単に打てるクラブがBさんにとってはひどく扱いにくいクラブ・・・ということもあります。

今回は一般的に考えてミスに強いアイアンの選び方をご紹介してきましたが、それがイコール、誰にとっても打ちやすい、扱いやすいクラブとは限りませんので、アイアンを選ぶ際はそういった点にも気を付けていただくといいかも知れません。

また、例えば「打ちやすい」「簡単」という口コミを見て買ったのに、実際に打ってみたら、すごく難しいクラブだった・・ということもあるかも知れません。

口コミを見る際ですが、口コミの内容だけではなくて、その口コミを投稿をした人がどのようなタイプのゴルファーなのか・・ということも確認していただくといいと思います。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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