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ゴルフクラブの選び方

グースネックのアイアンとは?利点と欠点について

アイアンの選び方と9つのポイントでも少しご紹介しましたが、アイアンのネック形状にも3つのタイプがあります。

今回は②グースネックのアイアンの特徴や利点と欠点、また、グースネックが合っているゴルファーのタイプなどについてもご紹介してゆきたいと思います。

目次

1)グースネックとは?

グースネックとは、シャフトに対してフェース部分が後方にくる形のネック形状のことを言います。

ネックが曲がっている様子がガチョウの首のように見えたためにそう呼ばれるようになったと言われています。

グースネックのアイアンは構えた時にシャフトの延長線上よりも後ろにフェースがきます。

するとどうなるかというと、ボールのつかまりがよくなります。

そのため、振り遅れてしまうことが多いゴルファーの方やつかまりが悪い方、スライサーの方などの場合、グースネックのアイアンに変えることで、そういった問題が改善することがあります。

また、シャンクに悩んでいる方にもグースネックのアイアンはおすすめかなと思います。

2)グースネックの利点とは?

さて、グースネックの利点ですが、こんな点が挙げられます:

何故、グースネックのアイアンだとつかまりがよくなったり、スライスが改善するかというと、それには「重心角」が大きく関係しています。

重心角とは例えばクラブを机などの上に置いてもらった場合に、フェースがどの方向を指すか、またその角度がどのくらいであるかを示す数値です。

フェースが地面に対して垂直に近づくほどに重心角は小さくなります。

その逆だと重心角は大きくなります。

グースネックのアイアンはこの重心角が大きくなる傾向があります。重心角は大きいほどにつかまりがよくなります。

反対にストレートネックのアイアンは重心角が小さくなる傾向にありますから、グースネックに比べるとつかまりも悪くなるのです。

ただし、ストレートネックのアイアンには、操作性がよくなるという利点、ドローボール、フェードボールを打ち分けやすいという利点もありますので、どちらが良いか?というよりも、どちらが自分に合っているか・・ということが大事なポイントになってくると思います。

3)グースネックの欠点とは?

さて、今度はグースネックのアイアンの欠点です。

グースネックの欠点としては、フェースが開き難くなる点が挙げられます。

例えば、ドローボールは打ちやすいのですが、ドローボール・フェードボールを打ち分けるのは難しくなりますし、フェードボールも(打てないということではありませんが)場合によっては打ち難くなるかも知れません。

フェースを開閉させてショットを打ち分ける方ですとか、フェード打ちの方には、グースネックのアイアンは打ち難いクラブかも知れません。

一方で、ストレートネックのアイアンは重心角が小さめでつかまりもグースネックに比べれば悪いのですが、その代わり操作性はアップします。

また、フェースの開閉もしやすいので、ドローボール・フェードボールを打ち分ける方にとってはこちらの方が扱いやすいクラブと言えるかも知れません。

4)どんなゴルファーにおすすめか?

グースネックのアイアンというとどこか初心者向け・・というイメージを持っていらっしゃる方もいるかも知れませんが、プロの中にもグースネックのアイアンを愛用している選手もいます。

また、反対に初心者の方の中でもストレートネックの方が合っていると感じる方もいます。(ドローボール、もしくはフックボールを打っている方など)

ですので、ご自分のレベルというよりは、ショットの傾向、持ち球などに合わせて、アイアンのネックの形状を決めてみてもいいかも知れません。

ただ、1つの目安として、

の場合は、グースネック、もしくはグースネックとストレートネックの中間のセミグースネックのアイアンを試してみるといいかも知れません。

スライスがよく出てしまう、つかまりが悪いという方の場合は、グースネック・セミグースネックが合っている可能性があります。

反対に、ミスするときはフックボールが多い・・という方の場合は、グースネックではなく、ストレートネックの方が合っている可能性があります。

また、これからゴルフをはじめるという方の場合は、ストレートネックよりも、グースネックやセミグースネックから試してみてもいいかも知れません。

どちらが合っているかはゴルファーのタイプによるのですが、一般的には、セミグースネック、またはグースネックのアイアンの方が打ちやすいクラブではあると思いますので。

⑤ドローボールが持ち球で逆球は打ちたくない人・・ということですが、ドローボールが持ち球の人の中には、あえてセミグースネック、またはグースネックを使っている人もいます。

逆球とは、例えば、ドローボールを打とうとして、スライスが出てしまうことですが、ドローボールを打とうとして、スライスが出てしまうと、大きな怪我(OBなどなど・・)につながってしまうことも多いです。

ドローボールを打つなら、絶対に右には曲げたくはない場面も多いわけです。(右を向いて、右に打ったのでは危険ですから・・)

そのため、ドローボールが持ち球の人でも、あえて、つかまりのいいセミグースネック、または、グースネックを使って、逆球がでないようにしている人もいます。

ただし、ドローボールもフェードボールも打ちたい・・という方の場合は、ストレートネックの方が合っている可能性もあります。

⑥ダウンブローの度合いが強い人・・ということですが、ダウンブローの度合いが強い人の場合はグースネックの方が合っているケースもあります。

ダウンブローとは?何故ダウンブローで打つの?

PGA公認インストラクターでクラブフィッターとしても有名な関雅史さんはあるインタビューでこんな風に語っています。

「一番大事なポイントはクラブがボールに当たるときの進入角です。

ストレートネックを使用している上級者が多いのは、彼らのほとんどがレベルブローに近い打ち方をしているからです。

ストレートネックは、シャフトの延長線上でボールをとらえられるので、コントロールがしやすいというメリットがあります。

(中略)ダウンブローの人が、ストレートネックを使うとヘッドが上からはいるのでボールは上がりにくくなりますが、グースネックならヘッドが遅れて入って、低いところから当てられるので上がりやすくなります。」

出典:グリーン・ゴーラ 「初中級者はグースネックアイアンを選ぶべきか」 gora.golf.rakuten.co.jp/goralife/gear-fashion/2017030303/

プロの中でも、ダウンブローの度合いが強い人はグースネックを使っていると、関さんは指摘されています。

つかまりのいいクラブで少しつかまらないように打って飛ばすテクニックも

これは中級者以上向けのテクニックになるかも知れませんが、グースネックのようなつかまりのいいクラブを使って、あえて、少しつかまらないように打つことで飛ばす・・というテクニックもあります。

これは実際にプロの中でもそういったクラブの選び方、打ち方をする人もいますが、グースネックのようにフェースをインパクトで閉じやすいクラブでフェースをスイング中に閉じ気味に使います。

そうやってフェースローテーションを減らし、その上で、少し逃がし気味に打つ・・という打ち方になります。

元々フェースが閉じやすい、つかまりがいいクラブを使うことで、積極的にフェースを閉じてゆく必要がなくなるので、スイングをシンプルに考えることができる・・と感じる人もいます。

 * * *

さて、ここまでグースネックのアイアンの特徴や利点・欠点、どんなタイプの方に向いているか?といったことについて見てきました。

ここまで見てきたように、グースネックのアイアンは、スイングやショットのタイプによって合う合わないがあるのかなと、思います。

ただ、一般的には、つかまりがよく、打ちやすいクラブであることは間違いないと思いますので、これからゴルフをはじめるという方にはおすすめのタイプのアイアンだと思います。

また、スライサーの方やボールのつかまりが悪いと感じている方にもおすすめできるアイアンかなと、思います。

長文になりましたが、最後まで記事にお付き合いいただいてありがとうございました。感謝。

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