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上級編

ジャック・ニクラウスは何故世界No.1プレーヤーになれたのか?

ジャック・ニクラウス・・・ゴルフの帝王と呼ばれた人です。

ゴルファーで誰を一番尊敬していますか?と聞かれたら、僕は迷うことなくジャック・ニクラウスですと答えます。

コースでもコースの外でも・・とても紳士で、憧れました。

ニクラウスはメジャーで18勝を挙げています。

これはとんでもない数字なわけで・・でも、ニクラウスは何故そんなにメジャーに強かったのか・・・それには理由がありました。

ニクラウスがメジャーでやっていたこと

ジャック・ニクラウスの奥様・・バーバラさんが夫に「準備できていないことに言訳はできない」と話されたことがあったそうです。

ニクラウスはその言葉の通り、誰よりもメジャーに向けての準備を怠らなかった人でした。

大会のかなり前から、その大会が行われるコースで必要となるショットの練習をしたり、大会の1週間から2週間前にはコースに着いて、そのコースのコンディション(ラフやフェアウェイ、グリーン、バンカー)を確認したりすることを怠らなかったようです。

ニクラウスはまた、メジャー大会前には、必ず「ゲームプラン」というものを事前に作っておき・・・大会中はそのゲームプラン通りにプレーしたと言います。

このホールは3ウッドでティーショットと決めていても、調子がいいとついドライバーを打ちたくなったりするものだと思いますが・・・そういったことを一切しなかったようです。

だから、プレッシャーがかかった場面でも強かったと・・・ご本人もそう分析されています。

ニクラウスは全米オープンで4勝していますが、その全米オープンではわずかに左から右に曲がるフェードボールを多用していました。

ボールをコントロールするために・・です。

常にボールをコントロールする方法を探っていたニクラウス

ニクラウスはフェードボールを多用していましたが・・・それはボールをコントロールすることが目的でした。

ニクラウスの全盛期は、飛距離の出るパワーヒッターという印象をお持ちの方も大勢いらしたと思いますが・・・「彼は常にボールをコントロールする方法を探っていた」・・・ニクラウスに近い人はそんな風に言うそうです。

ニクラウスは多くの時間を練習に費やしましたが、何をしていたかと言うと・・・決して完璧なスイングを作ろうとしていたわけではなかったようです。

じゃあ何をしていたのかと言うと、ショットのパターン作り・・・のようなものをしていたようです。

例えば、先ほどのフェードボール・・・それは「必ず右に曲がる」フェードボールだったのだと思うんです。

間違っても、左には曲がったりはしないフェードボールでした。

ニクラウスはトーナメントでは、ミスをしてはいけない方向にショットを打つことは殆どありませんでした。

それは長い時間を費やして作り上げたショットのパターンがあったから・・そして、そのショットに自信を持っていたからだと思います。

こういうことを知って、じゃあ、僕がニクラウスのようなフェードボールを打てるかと言うと、打てるわけがないわけで・・。

ただ、そういうショットのパターンのようなものは、僕でも大事にできるのではないかなと・・・ある時に思いました。

だから、僕はドローボールが持ち球ですが、必ず曲がるドローボールを求めているし、そのような練習をずっとしてきました。

今、練習する時間も殆どなくなってしまい・・・精度は全く高くありませんが(笑)、ただ、練習できる時はいつもそんなことを考えて、ボールを打っています。

1つ悔いが残っていることがあります。

大学生の頃・・・ニクラウスが出場するトーナメントを見にいった時のことです。
ホールアウトしたニクラウスに大勢の人が押し寄せました。

僕もその中にちゃっかりいました。(笑)

すると、ニクラウスは一番最初に僕が差し出した大会のパンフレットを受け取ってサインをしてくれました。

自慢できることある?と聞かれると、この話ばかりします。
伝わらないことの方が多いですけど・・。(笑)

そのニクラウスのサインを、同じようにニクラウスのファンだった父にプレゼントしました。ところが、あろうことかそれを父はなくしてしまったんです・・。

あげるんじゃなかった・・・今手元にあったら、額に入れて飾っていたのに・・。(泣)

悔やんでいます・・。

いつも記事をお読みいただいて、本当にありがとうございます。

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