グリーンの狙い方、ピンを狙う、狙わない・・?
セカンドショットやパー3など・・・中には、毎回、ピンを狙ってショットを打つ・・・という方もいらっしゃるかも知れません。
ただ・・・その方法が必ずしも良いスコアにつながるとは、限らないようです。
実は以前にアメリカである実験が行われています。その実験では、アマチュアゴルファーを2つのグループに分け、一方のグループにはいつも通りにプレーしてもらいました。
もう一方のグループにはピンを抜いた状態で、つまり、カップがグリーンのどこにあるのかわからないようにした状態でプレーをしてもらいました。
そして、その結果、どちらのグループの方が結果(スコア)が良かったと思われますか・・・?
それは・・・ピンを抜いてプレーしたグループの方だったんです。カップの位置を知らないグループは当然、グリーンの真ん中を狙って毎回打つしかないわけですが、その方が結果的にはスコアが良かったそうです。
日本アマで6勝した最強のアマチュアゴルファーもグリーンセンター狙い
日本アマで6勝という偉業を成し遂げた中部銀次郎という方がいます。西日本オープンではプロの中に混じって優勝。
日本では最も強いアマチュアゴルファーだった中部銀次郎さんは基本的には常にグリーンのセンター狙いだったといいます。
日本アマで6勝もしたゴルファーがグリーンセンター狙いだったということに、僕は驚きました。「どこにピンがあっても、グリーンセンターが一番近い」・・・というような言葉も残されています。
中部さんは、勿論ですが、ピンを全く狙わなかったわけではなかったようです。
グリーンの端に立っているピンに対して、明確なイメージというか、そんなものが浮かんだ時はピンを狙うこともあったようです。
ただ、ピンもグリーンセンターもあえて狙わないこともあったようです。
それはピンやグリーンセンターが危険だと判断した時で、そんな時はあえて、反対サイドにショットを打つこともあったのだとか。
以前に、アマチュア100人のデータをご紹介させていただいたことがありました。(ゴルフのデータ、パーオン率、フェアウェイキープ率参照)
その中でパーオン率についてのデータですが・・・
ハンディキャップ | パーオンした回数 |
36 | 0 |
18 | 3 |
9 | 8 |
4.5 | 10 |
スクラッチ(0) | 12 |
これを見ると・・・ハンデ18のゴルファーでさえ、18ホール回って、パーオンした回数はたったの3回・・・でした。シングルでも、8回。つまり、シングルであっても半分以上はグリーンを外すのです。
こうやって考えると、グリーンセンター狙いというのは、やはり間違った選択ではないのかも知れません。
勿論、ピンを果敢に狙ってゆくのもゴルフの醍醐味でもあると思います。ピンに向かって一直線に飛んでゆくボールを眺めている瞬間は至福の時だったりします・・。
だけど、何回かに一回は、ピンにどれだけ寄せたかよりも、グリーンに何回パーオンさせるかを優先してプレーしてみるのも面白いのかも知れないなあと・・・僕は思いました。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。