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スライスの直し方編

【ゴルフ】スライスを直さないという選択肢はありか?メリットとデメリットについて

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

スライスの直し方編ではスライスの8つの原因やそれぞれの直し方のポイントなどについてご紹介してきました。

今回は今まで書いてこなかったこと、スライスを直さないという選択肢はありか?ということについて書いてみたいと思います。

目次

スライスを直さないという選択肢はありか?

これまでスライスの直し方については沢山の記事を書いてきましたが、スライスを直さないということについては書いたことがなかったので、今回はそんなことについて書いてみようと思います。

ゴルファーの殆どはスライサーと言われていますが、ゴルフはそれだけスライスが出やすいと言えます。

また、ゴルファーの殆どがスライサーというのはつまり、殆どのスライサーの人がスライスを直すことができずにいるということでもあります。

スライスを直すことは、多くの人にとってはとても難しいことでもあるんですね。

もっとも、スライスの直し方はあります。それはスライスの直し方編ゴルフの基礎編で何度もお話ししてきました。

ただ、スライスを直さないで、出る時は出るというスタンスでプレーしたいという人も中にはいらっしゃいます。

その考え方、スライスを直さないという選択肢はありかというと、勿論ありだと思います。

ボールを真っすぐに打たなければならないというルールはありません。

それに実は、プロもボールを本当の意味では真っすぐには打っていないんですね

プロは必ずボールをどちらかに曲げています。

ほんの少し右に曲げるか(フェードボール)、左に曲げるか(ドローボール)、いずれにしてもどちらかにボールを曲げています。

実はストレートボールというのはゴルフでは最も難しいショットなんですね。

それに真っすぐに打とうとするとミスした時にどちらに曲がるか予測ができません。

だから、真っすぐに打つ場合はフェアウェイの真ん中を狙うしかない。すると、フェアウェイの幅を半分しか使えなくなります。

もし、フェードボールを打ってゆく場合は、フェアウェイの左サイドを狙ってボールを右に曲げていきます。この場合はフェアウェイの幅を全部使えるわけですね。

コースマネジメントを考えた時、この後者の攻め方の方が圧倒的に有利になります。使えるフェアウェイの幅が倍になるわけですから。

スライスを生かしてプレーする

じゃあ、スライスを直さずにプレーする場合はどうなるかと言うと、フェードで攻める時と同じ考え方でいいと思います。

フェアウェイの左サイドを狙って打ってゆくわけですね。

もし、ストレートショットが出れば、フェアウェイ左に。右に曲がったとしてもフェアウェイの幅を全部使えます。

この攻め方で絶対にやってはいけないのは、逆球を打つことです。つまり、フックですね。

フェアウェイ左サイドを狙って打つので、左には曲げてはいけないわけですが、それさえ予防できれば、安定してフェアウェイに打つことが出来ます。

グリーンを狙ってゆく場合も似たような攻め方をしていきます。

基本的にはグリーンの左サイドを狙って打ってゆきます。もし、ストレートショットが出れば、グリーンの左に。スライスが出ても、グリーン幅を全部使えます。

こんな形でスライスを生かしてプレーした方が、ボールを真っすぐに打とうとするよりスコアは良くなる可能性がありますし、少なくともその方が安全に攻めていくことができます。

ゴルフはミスをするものです。

どうしてもミスは出ます。ただ、そのミスを限定していくことが大事なんですね。プロはそのためにボールをあえて意図的にわずかですが曲げているわけです。

そういう意味で、スライスは生かすことはできると思います。

スライスを直さないことの一番のデメリットはこれ

ここまではスライスを生かす方法やそのための考え方について見てきました。

ここからはスライスを直さないことのデメリットについても考えてみたいと思います。

スライスを直さないことの一番のデメリットは飛距離をロスすることです

勿論、他にもデメリットはありますが、飛距離をロスすることに比べるとそれほど大きなデメリットではないと思います。

ただ、飛距離をロスするのは大きなデメリットかなと思います。

スライスは右に曲がるショットですが、フックに比べるとバックスピン量が多く、インパクトでフェースが開くことでボールが必要以上に高く上がります。

また、スライスが出ている人はスイングの軌道がアウトサイド・インになっていることが多く、その軌道で打つとフェースのヒール寄りに当たりやすくなります。この形だとつかまったボールを打つのがとても難しくなります。

こういった理由から、スライスの場合は飛距離を大きくロスしてしまうことが多いです。

スライスを直して、ドライバーの飛距離が何十ヤードも伸びることは珍しいことではありませんが、それだけスライスは飛距離をロスします。

それがスライスを直さないことの一番のデメリットかなと思います。

結局、スライスを直した方がいいのか?

さて、ここまで

について見てきました。

では、結局スライスは直した方がいいのか?直さなくてもいいのか?ということですが、僕はスライスは直した方がいいと思います。

スライスは原因がわかってしまえば、直すことができます

スライスが直らない人は原因ではなく、結果そのものを何とかしようとしているんですね。もっと言うと、スイングを何とかしようとして、スライスが直らずにいる人が非常に多いです。

ただ、スイングというのは多くの場合はただの結果です。本当の問題は、フェースが開きやすいように構えてしまっていることなんですね。(スライスの原因の8割以上は構え方にあります)

そういうことがわかってくると、スライスは案外簡単に直るものです。

スライスが直ると飛距離が爆発的に伸びます。本当に同じコースなのかという位、コースが短く感じるようになったりするんですね。

ですので、僕はスライスは直した方がいいと思います。

ただ、ここまで書いてきたようにスライスを生かしてプレーする方法もあります。

実際にそうやって80台とか、場合によっては70台のスコアでまわってくる方もいらっしゃいますので。

ということで、今回はスライスを直さないという選択肢について色々と書いてきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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