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ショートゲーム編

グリーン周りのラフなどからの2度打ちの原因と対策

グリーン周りのちょっと深めのラフやフカフカの芝の上からのアプローチショット(チップショット、ピッチ&ラン)で2度打ちをしたことはありませんか・・?

これ、ゴルファーであれば誰でもやったことがあると思うんです。

2度打ちはルール的には1打罰のペナルティーになりますから、合計で2打ということになります。何とも納得のいかないミスです・・。

ただ、これはトッププロであってもよくやってしまうミスです。今回はそんな2度打ちの予防方法や対策についてご紹介したいと思います。

原因について

2度打ちが起こりやすいシチュエーションというのはやはりラフからのアプローチショットではないでしょうか。

バンカーショットやフェアウェイからもやってしまう可能性がありますが、ラフからの方が多いような感じがします。

直接的な原因は打ったボールにクラブヘッドが追いついてしまうことです。そうなってしまう理由はいくつか考えられます。

■ ラフに浮いたボールの下を打ってしまいボールが思ったより高くあがり、そこにヘッドが追いついた
■ フェースとボールの間に芝が多く入ってしまい、ボールがフェースに当たった後にフェースから離れてゆくスピードが落ちた
■ 逆目のラフなどでフェースが芝の抵抗で開きすぎてしまった
■ ボールをすくいあげようとしてしまった

さて、原因はいいとして、こういったことをどうしたら予防できるでしょうか・・・?

クラブの選択と構え方

まずクラブの選択ですが、サンドウェッジで2度打ちをすることが多いという方の場合、ピッチングウェッジを使うといいかと思います。

そしてポイントはボールを高く上げようと思わず、転がしてゆくようなイメージで打つこと。ボールを上げようとしてすくいあげてしまうと2度打ちの確率が高くなります。

そのために、アドレスでは少しだけ左足に体重を多くかけるイメージでもいいかも知れません。

ヘッドの軌道は少し上から入れてゆくような形、つまりダウンブローで打つイメージにするとフェースとボールの間に入ってくる芝を少なくすることができ、2度打ちの予防にもなります。

逆目のラフからの打ち方

逆目などは2度打ちもしやすくなりますが、逆目からはフェースが芝にからまってインパクト前後で開いてしまいやすくなることがあります。

全米オープンは深いラフが多いことで知られていますが、その全米オープンで4勝も挙げているジャック・ニクラウスは逆目のラフ(グリーン周り)からの打ち方についていくつかのポイントがあると語っています。それらは、

1.フェースを少し閉じて構える
2.グリップをいつもより少し強めに握る

という点です。グリップは通常はやわらかく握ることが大切ですが、逆目のラフはフェースが芝に負けて開いてしまうことがあります。そのため、少しグリップを強めに握るといいと思います。

フェースを少し閉じて構えるというのも芝に負けないためだと思います。

2度打ちを予防するという意味では、フォロースルーはあまり考えず、ヘッドを落として終わり・・・という風なイメージでも良いのかも知れません。

そう、ちょうどバンカーからの目玉の打ち方にも似ていますね。

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