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ショートゲーム編

ピッチショットの打ち方:ピッチショットとチップショットの違いも

アプローチショットにもいろいろありますが、よく間違えてしまうのがピッチショットとチップショットです。簡単に言うとこの2つは:

チップショット

グリーン回りからの比較的短い距離のアプローチショット。

ボールとグリーンの間にハザードなどがなく、基本的にはボールを高く上げたりはせず、転がしてピンに寄せるショットのことです。

ピッチショット

チップショットを打つ場面と比べて、グリーンまでの距離があって、ボールを上げて打ってゆくショットのことです。

ボールとグリーンの間にハザード(バンカーや池)などがある時に打つショットはチップショットとは言わず、ピッチショットといいます。

距離としては何ヤードからこう呼ぶという基準はないようですが、30ヤード以上になるとピッチショットと呼ぶのが一般的のようです。

ピッチショットの打ち方、構え方のコツ。使う番手(クラブ)も

30ヤードなど中途半端なショットでトップやダフリが出る

ピッチショットの難しい点は、フルスイングができない場面が多いということです。

30ヤードなど中途半端な距離になるとダフったり、トップしたりするというミスが多くなったりします。

フルスイングなら大丈夫なのに、中途半端な距離になるとダメな理由は、距離を調節しようとして、ヘッドスピードがインパクト前に減速してしまったり、ボールの行方が気になって、インパクトに集中できない、スイングの最中に結果が気になって集中できないことが挙げられると思います。

心理的な苦手意識を克服する

ピッチショットのダフリやトップというのはこういったメンタル面の原因が半分以上を占めているのかも知れません。

そこで、対策としては、

1)打つ前にどの程度のスイングをするかを決めてしまう
2)結果を心配するより、打つことに集中する。ボールをいかに芯でとらえるかに意識を持って行く

素振りをする際はただクラブを振るのではなく、実際のショットだと思って振ることです。特にバックスイングの大きさに注意します。ここが大きすぎると、ダウンスイングで減速して距離を調節しようとしてしまうからです。

あとは例えば140ヤードのフルスイングと同じように打つこと・・です。140ヤードの距離から打つ場合は、結果が気になってスイングの最中に躊躇してしまう・・・なんてことは比較的少ないと思います。

それは、この距離からボールを完全にコントロールしようと思っていないからではないでしょうか。

それはある意味あきらめていて、それよりもボールをしっかり打とうという風に考えていることが多かったりします。

それが結果としてはよいショットにつながると思うんです。

でもこのショットをどうしてもグリーンに乗せようとか、バーディがとれる距離にどうしてものせよう・・・なんて結果そのものをコントロールしようとしてみます。すると、とたんに良いショットも打てなくなりますから。

今できることにしか意識を向けること・・・それが一番の方法だと思うんです。

技術的なチェックポイント

さて、今度は技術的なお話になります。

30ヤードのピッチショットの場合ですが、打ち方としては:

1)ボールはスタンスの真ん中か少し右
2)スタンスは狭め。両足の間にこぶしが2個入る程度
3)短いショットでも肩と腰を少し回し、腕だけでスイングしない
4)ダウンスイングでは回した肩を戻す意識で振る
5)フィニッシュは低く、短く

最後の3つのポイントはタイガー・ウッズも注意しているポイントだそうです。

特にこういった中途半端な距離のショットの場合、距離を合わせようとして、腕だけでクラブを振ってしまいたくなります。

でもそれをやるとバランスが崩れダフリやトップの原因になります。
ですので、肩を回すこと・・・だと思います

フィニッシュについても、ボールを上げようとしてしまう気持ちを抑える意味でも、低く、短くという気持ちでいるといいと思います。

ボールをすくい上げようとしてしまうと確実にミスしますので。

打った後は低く、短くというイメージでいいと思います。

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