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ショートゲーム編

ピッチショットの打ち方、構え方のコツ。使う番手(クラブ)も

アプローチショットは大きくわけると、

1)ランニングアプローチ
2)ピッチエンドラン
3)ピッチショット
4)ロブショット

・・の4つの種類があります。

アプローチショットの4つの種類と打ち方<比較表も>

今回はその中の1つ、ピッチショットについて、打ち方や構え方のコツについてご紹介してゆきたいと思います。

それでは早速見てゆきましょう!

ピッチショットとは?

最初にピッチショットについてですが、ピッチショットは、ピッチエンドランよりもボールを高く上げ、グリーンに落ちた後に少し転がるショットになります。

ロブショットを除いた3つのアプローチショットの打ち方の中では、最もボールが高く上がり、最もラン(転がり)が少ない打ち方になります。

ピッチショットは高く上げて、少し転がす・・というショットになりますが、ロブショットほど高く上げるわけではなく、あくまでも使うクラブのロフト通りの高さにボールを上げてゆくショットになります。

ただ、場合によってはフェースを開いてさらに高さを出してゆく打ち方もありますが、その打ち方については後述します。

ピッチショットですが、グリーンサイドバンカー越えのショットなどで使うショットになります。

明確な定義はないのですが、距離としては30ヤード前後で使うことが多いショットかなと思います。

使用するクラブ(番手)は?

ピッチショットに使用するクラブ(番手)ですが、

サンドウェッジか、ロフト角の大きいウェッジ

・・を使うのが一般的かなと思います。

タイガー・ウッズはピッチショットには、サンドウェッジか60度のウェッジを使うと自身の著書の中で語っています。

このショットの場合、ふかふかした芝の上から打つ場合はサンドウェッジでも全く問題ないのですが、短く刈られた芝の上から打つ場合は、サンドウェッジについているバウンスという部分が邪魔をして、トップやダフリが出てしまうケースもあります。

もし、ピッチショットをサンドウェッジで打とうとすると、ダフリやトップが出てしまうという方は、バウンスが少ないサンドウェッジか、またはバウンスがないウェッジでサンドウェッジのようなロフト角のあるものを使うといいかも知れません。

初心者の方の場合も同様に、最初はサンドウェッジではなく、アプローチウェッジを使うか、または、余裕があればもう1本、ウェッジを購入してもいいかも知れません。

尚、短い芝の上からサンドウェッジで打つとトップやダフリが出てしまう理由についてはサンドウェッジでアプローチショットを打ってもいいか?でご紹介しています。

構え方の6つのポイント

さて、ピッチショットの打ち方ですが、まずは構え方のポイント、次に打ち方のコツについて見てゆきたいと思います。

1)スタンスは狭くする

スタンスは他のアプローチショットと同様、狭くします。両足の間にこぶしが1個から1個半入る程度でいいと思います。

ピッチショットは小さなスイングをするわけですが、小さくスイングするには、小さく構えることがコツになります。

基本的にはスタンスは両足の間にこぶしが1個程度入るくらい狭いスタンス(ナロースタンス)にしますが、例えば、30ヤードよりも遠くから打つような場合は、もうほんの少し広め、両足の間にこぶしが1個半程度入る程度にしてバランスをとってもいいかも知れません。

その辺も決まりはないので、まずはこぶしが両足の間に1個入る程度を目安にして、そこからご自分なりに試行錯誤してみてもいいかも知れません。

2)体重は両足均等か、左6:右4

ピッチショットを打つ際ですが、アドレスでは両足に体重を均等にかけるか、または、左6:右4の配分にします。

ピッチショットの場合、短めの距離であれば体重移動はしないで打ってゆきます。

短い距離からは小さなスイングになりますが、その場合、体重移動をしない方がヘッドの軌道やスイングそのものが安定することがあるためです。

その場合は、アドレスで左足に少し多めに体重をかけておいて、ある程度インパクトの状態をアドレスで作っておくと、ボールをクリーンに打ちやすくなることがあります。

また、それよりも距離があるショットの場合、例えば、30ヤード以上の場合は、アドレスでは両足に体重を均等にかけておいて、体の回転で打ってゆく方法もあります。

この場合も、例えば、40ヤード程度ですから、体重移動を積極的にするほどの大きなスイングにはならないと思います。

ですので、体重移動を意識するというよりも、体の回転で打ってゆく意識で、自然と体重が動くような形がいいかも知れません。

体重移動をしない場合もそうですが、ピッチショットを打つ際に下半身が固まってしまっているケースもありますが、そうすると、体の回転も止まって、手や腕で打ってしまいやすくなりますので、下半身の自然な動きは止めないように注意してください。

両足に均等に体重をかけておく打ち方については体重を両足に均等にかけるアプローチショットの構え方にてご紹介していますのでよかったらそちらを参照ください。

体重を左足に多めにかけておく方法、両足に均等にかける方法、どちらのやり方でもいいと思うのですが、体重を左足に多めにかけるやり方の場合は、体も左(ターゲット方向)に若干ですが、傾く形になります。

この形だと、ダウンブロー※で打ちやすく、よりクリーンにボールを打てるかと思います。

ダウンブローとは、ヘッドが最下点に達する前にボールを捉える打ち方になります

ですので、ボールがよりクリーンに打ちたい場合はこの打ち方の方がいいかも知れません。

ただ、もしボールをより高く上げたい場合は、体重を両足に均等にかける打ち方の方がいいかも知れません。

ただし、この場合も意識してボールを上げようとするとミスになりますので注意して下さい。打ち方のコツについては後ほどご紹介したいと思います。

3)ハンドファーストに構える

グリップがボールよりも少し前(ターゲット寄り)に来るように構えます。

具体的には、両手が左足太ももの内側の前に来るようにします。

4)グリップの2つのポイント

グリップを握る際ですが、2つ、ポイントがあります。

1つは、クラブを短く持つということです。その方が、クラブヘッドの軌道が安定することがあります。

どの位短く持つかのルールはありませんが、まずは、数センチ程度短く持ってみてもいいかも知れません。

それだけでもスイングが安定してくることがあると思います。

2つ目は、グリップの握り方ですが、通常のウェッジのショットのように何も特殊なことはせずに握る方法と、バンカーショットのようにフェースを開いてからグリップを握る方法があります。

最初のいつも通りグリップする方法はいつも通り、例えば、ショートアイアンを打つ際のグリップの握り方で結構です。

2つ目のバンカーショットのようにフェースを開いてからグリップする方法ですが、これはタイガー・ウッズがピッチショットを打つ際にもやっていることになります。

フェースをどの程度開くかにルールはありません。開けば開くほど、ボールは高く上がります。

ただ、バンカーショットまで開かなくてもいいかも知れません。

最初はほんの少し5度から10度程度開いてみてもいいかも知れません。

また、これはバンカーショットと一緒ですが、フェースを開いてから、グリップを握り直すようにしてください

握ってから、フェースを開いても、スイング中にフェースが閉じてしまいます。

ですので、フェースを開く、握り直す・・・という順番で握ることが大切です。

ちなみにこのフェースを開いて打つ方法は、ボールが浮いているようなライから打つ際に効果的な打ち方になると思います。

短く刈られた芝の上や硬いフェアウェイの上からだと、トップやダフリが出やすくなるかも知れませんので、特に初心者の方などにはおすすめしない打ち方になります。

5)ボールの位置

ボールの位置ですが、スタンスの真ん中を1つの目安にします。

ただし、先ほどご紹介したフェースを開いて構える打ち方をする場合は、スタンスの真ん中からボール1個分程度左に置いてもいいかも知れません。

6)スタンスはスクウェア

スタンスですが、スクウェアスタンスで構えます。

スクウェアとは、ボールとターゲットを結んだラインに対して両足のラインが平行になっていることを言います。

または、そこから左足だけを少し(5センチ程度)後ろに少し引く形(オープンスタンス)でも結構です。

フェースを開いて構える打ち方をする場合は、スクウェアに構えると、フェースが目標の右を向くと思います。

このまま打つとボールも右に飛んでゆきますので、右を向いているフェースが目標を向くまで、体全体を左に向けてゆきます。

このように構えると、フェースは目標を向いていて、体のラインはスクウェアな位置よりも左に向く形になると思います。

そのように構えたら、体のラインに沿ってスイングしてゆきます。

左に振ってゆく形になりますが、フェースがインパクトで目標を向いていれば、ボールは目標の方に向かって飛んでゆきます。

※下記の図はスタンスが広めにしてありますが、ピッチショットの場合は、先ほど書かせていただいたスタンス幅で結構です。

打ち方のポイントと練習方法

さて、ピッチショットの打ち方のポイントについてです。

1)体の回転を意識してスイングする

ピッチエンドランの時もそうでしたが、ピッチショットでは、特に手や腕で打とうとするとヘッドの軌道がぶれやすく、トップやダフリにつながってしまうことがあります。

ですので、手や腕だけではなく、体の回転で、また、体の回転を止めないように打ってゆくようにします

そのためには、胸の動きを意識してみてもいいかも知れません。

アドレスでは胸は正面を向いていると思いますが、バックスイングではこの胸が右を向くように意識します。

フォロースルーでは今度は、胸が左を向くように意識します。

このように胸を意識すると、体の回転で打つことができ、(手打ちをしているような場合は)手打ちを改善できるかと思います。

ピッチショットのような短い距離からは、手や腕だけで十分に打てるわけですが、手や腕といった小さな筋肉に頼ると、スイングに再現性がなくなったり、ヘッド、またはスイングの軌道が不安定になりがちです。

ですので、手や腕を使って打つことは打つのですが、体の回転を意識すること、そして、体の回転を止めないようにするのがポイントになると思います。

そのために、胸を右に、そして、左に・・・回転させる意識、向ける意識でスイングしてみるのはよい方法だと思います。

2)真横から払い打つ

ボールを打つ際ですが、大げさに表現すると、上から叩きつけるようなスイング

・・ではなく・・

ほうきで掃くようなイメージでボールを真横から払い打つように打ってゆきます。

また、ピッチショットの場合、例えば、バンカー越えだったりすると、ボールを高く上げなきゃ・・という心理が働いて、すくい打ちをしてしまうケースもありますが、それが、ダフリやトップの原因になることも多いです。

ピッチショットではピッチエンドランよりもボールを高く上げてゆくわけですが、クラブのロフトがボールを上げてくれることを信じて、あくまでも、ボールを横から払い打つようなイメージで打つのがポイントになると思います。

また、アドレスで左足に体重の6割程度をかける場合は、若干ですが、ダウンブローで打つような形になると思いますが、その場合も、横から払い打つイメージを持って打ってもいいかも知れません。

すくい上げようとしたり、上から打ち込むような打ち方だと、インパクトが点になりやすく、ちょっと手前から入ったりするだけでダフリやトップにつながってしまいます。

そうならなために、横から払い打つことで、インパクトを点ではなく、ゾーンにすることが大切なポイントになってくると思います。

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