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ショートゲーム編

パター(パット)の距離感の3つの出し方、合わせ方

前回、パター(パット)の距離感が合わない時の6つの練習方法と打ち方では、パターの距離感が合わない時にできる練習や打ち方のポイントなどについて、ご紹介しました。

今回はパターの距離感の出し方や合わせ方について、

といったことについて見てゆきたいと思います。

それでは早速始めましょう!

目次

1)右手で距離感を出してゆく

トッププロや有名なレッスンプロの中には、右手が微妙なタッチやフィーリングを担当していると指摘する人もいます。

そして、僕(筆者)自身、パットでは利き手が大きな役割を担っていると思っています。

よく、パッティングでは「肩を振り子のように動かす」ことが基本だと言われたりします。そして、確かにその方が手や腕で打とうとするよりもストロークは安定します。

ただ、肩やその動きそのもの(ストローク)に意識を向け過ぎてしまうことで、肝心なフィーリングが失われてしまうこともあります。

体の中で一番感覚が鋭いというか、フィーリングを出してゆきやすいのはやはり手や指先だと思います。

肩の動きもストロークを安定させるためには重要なのですが、距離感を出してゆく、距離感を合わせてゆくためには、フィーリング(感覚)がとても重要で、そのフィーリングを出してゆくためには、手や指先に意識を向ける必要があると思うのです。

特に利き手や利き手の指先に意識を向けるようにすることで、または、利き手の感覚を生かしたパットの打ち方をするようにすることで、距離感が合うようになってゆくことがあります。

そのための方法ですが、今回は4つ、ご紹介したいと思います。

①右手一本でパットを打つ練習をする

右手(右利き)の感覚を生かしてパットを打つためには、まず、右手一本でパットを打つ練習をするのもおすすめです。

これはパター(パット)の距離感が合わない時の6つの練習方法と打ち方でもご紹介しましたが、あるトーナメント会場で見たタイガー・ウッズもこの右手一本でパットを打つ練習を何度も繰り返していました。

写真:Peetlesnumber1 [CC BY-SA 4.0] from Wikimedia Commons

右手一本でパットを打つ練習ですが、やり方は簡単で、普段通り構えたら、左手を離して、右手一本でパットを打ってみます。

この時、いつもよりもパターを少し短めに持っていただいても結構です。

この練習の後、両手でパターを持って打つ際も、右手一本で打った時の感覚でパットを打つようにしてみます。

②右手と左手の間隔を少し空けてパットする

パターを握る際、両手を少し離してグリップを握ってみるのもよい方法です。

具体的には、左手と右手を数センチ程度離してグリップを握ります。(軽いスプリットハンドのような形)

両手をピッタリとくっつけずに少し離してグリップを握ったら、右手に意識を向けながらパットを打ってみます。

両手を少し離して握ってみることで、普段よりもどちらかの手を意識しやすくなると思いますので、利き手を意識してパットを打ってみてください。

これは練習でやっていただいても結構ですし、もしこのやり方で距離感がよく合うという場合は、本番でも右手と左手の間隔を若干空けてパターを握ってみてもいいかも知れません。

③右手のどこかを意識してパットを打つ

利き手(右手)の感覚を生かしてパットを打つためのもう1つの方法が、右手のどこかを意識してパットを打つ・・ということになります。

例えば、右手の平でもいいですし、右手の人差し指でも結構です。

実際は、パターでボールを打ってゆくわけですが、意識としては、右手の平、または右手の人差し指でボールを打ってゆくような感じで、パットを打ってみます。

パターフェースそのものを意識する、もしくはパターフェースを感じながらパットを打つのは難しいかも知れませんが、自分の体(右手)であれば、意識しやすいと思います。

以前、タイガー・ウッズがパットについて、「自分はスピードとラインを右手でコントロールしている」と語ったことがありましたが、こんな風に右手のどこかを意識してパットを打つようにしたことで距離感が合うようになったと感じる人も多いです。

④右手でボールを転がしてみる

4つ目が、右手(利き手)でボールを転がしてみるということになります。

練習グリーンに行ったら、パターは持たずに、ボールを利き手で持って転がしてみます。

距離感が全く合わないという人でも、「利き手でボールを持って、カップに向かって転がしてみてください」とお願いすると、案外簡単にボールをカップに寄せることができたりします。

パターを持ってしまうと、どうしても握り方とか、ストロークの仕方とか、そういった技術的なことに意識が向いてしまいやすいですが、そこに意識を向けすぎると感覚(フィーリング)が失われてしまいやすいと思います。

もしそうなってしまった場合は、一度パターを置いて、手でボールを転がしてみると、元々あった感覚が戻ってくることがあります。

これは、僕(筆者)自身、時々やっている練習になりますが、感覚を取り戻したい時にもおすすめだと思います。

2)出球のスピードで距離感を合わせてゆく

優勝請負人と言われたプロキャディ、清水重憲さんは著書の中で、「プロは出球のボールスピードをイメージしてタッチを調整する」と語っています。

プロでも距離感が合わない時もあるそうですが、そんな時は一つの対策として、打った瞬間のボールスピードをイメージするそうです。

ショートするパットは打った瞬間のボールスピードが遅く、オーバーするパットはそのスピードが速いわけですが、これを利用して、距離に合った(出球の)ボールスピードを意識して、それを再現する、と。

こんな風にして、打った瞬間の出球のスピードで距離感を合わせてゆく・・というのも1つの方法かも知れません。

3)打感で距離感を出してゆく

プロの中には、「打感」で距離感を出してゆく人もいます。

ロングパットを打つ前に素振りをして、その時の素振りの振り幅を意識することで距離感を出してゆく、合わせてゆくという人もいると思いますし、それも1つの方法だと思います。

ただ、中には、振り幅に気をとられてしまうと体がこわばってしまい微妙なタッチが損なわれてしまう人もいます。

その場合は、これはトッププロの中でも実践している人もいるのですが、振り幅で距離感を出してゆくのではなく、打感を意識(重視)してみるのも1つの方法だと思います。

少し言い換えると、打った時の刺激の強さ(打感)で距離感を出してゆくやり方です。

強く打てば、より大きな刺激が手に伝わってきますし、軽く打てば、手に伝わってくる刺激も小さくなります。

もし、振り幅で距離感を出してゆくやり方が合わない場合は、この打った時の刺激の強さ、弱さ、つまり打感を意識することで距離感を出してゆく方法を試してみてもいいかも知れません。

まずは短い距離から合わせてゆく

距離感を合わせる練習というと、ロングパットの練習を繰り返す・・ということを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

そして、それもとても大事なことになると思います。

ただ、それでもなかなか距離が合わないという方もいらっしゃいます。

その場合はまず、短い距離から合わせてゆくのもよい方法だと思います。

まずは1メートル。

この1メートルの距離で距離感をしっかりと合わせます。普通は1メートルというと、カップをオーバーするような強さで打つことが多いと思います。

ただ、この練習ではそれをしません。距離を合わせるので、最後の一転がりでカップインするイメージで打ちます。

この短い距離で距離感が合うようになってきたら、次は1.5メートル、2メートル・・・とどんどん離れてゆきます。

距離を長くするのは、今練習している距離から自信を持って打てるようになってからにします。

これはスタート前に距離感を合わせるためにもいい方法だと思います。

スタート前も、1メートルの距離から距離感を合わせてゆきます。そして、少しづつカップから離れてゆきます。

1メートルという距離であれば、距離感も合わせやすいと思いますし、短い距離でも距離感が合うとそれが自信になると思います。

そうやって少しづつ自信を持って打てる距離を伸ばしてゆくのも良い方法だと思います。

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