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ショートゲーム編

パター(パット)の距離感が合わない時の6つの練習方法と打ち方

今回はパターの距離感が合わないと感じた時にできる練習方法や距離感を合わせるためのコツについてご紹介してゆきたいと思います。

目次

距離感が合わない原因は?

最初にパターの距離感が合わない原因ですが、2つのパターンがあると思います。

1つは、最初から合っていないパターン。
もう1つは、以前は合っていたのに、途中から合わなくなってしまったパターンです。

距離感は感覚の一種ですので(その感覚を)養ってゆく必要があると思います。

ですので、最初から距離感が合っていない場合は、その感覚を養うための練習をしてゆくことで、距離感は少しづつ合うようになってゆくと思います。

そのためにどんな練習をしたらいいか?ということについては次にご紹介します。

一方、以前は合っていたのに、突然合わなくなってしまうようなケースもあります。

以前はそんなことはなかったのに、ある時からミドルパットやロングパットが苦手になってしまう人もいます。

この場合の原因も色々ありますが、例えば、単純に練習不足が原因だったり、プレーする回数が減ったことによる一時的なモノであることも多いです。

その場合は、ロングパット、ミドルパットを打つ回数を増やしてゆくことで、自然と距離感が改善してゆくことも多いと思います。

ただ、例えば、強い苦手意識を持ってしまうようなケースでは、何か他に原因があるかも知れません。

例えば、ストロークの仕方ですとか、そういった技術的なことを意識しすぎてしまって、それが原因で距離感が合わなくなってしまうケースもあります。

技術に意識を向けすぎてしまったことで、感覚が薄れてしまって、その結果、距離感が合わなくなる・・ということはよくあります。

勿論、技術も大事なのですが、ロングパットなどの場合は、感覚が特に重要になってくるように思います。

今回はそういった感覚を取り戻すための練習方法もご紹介してゆきたいと思います。

距離感が合わない時にできる6つのパター練習方法

さて、ここからは距離感が合わない時にできる6つの練習方法について見てゆきたいと思います。

①目を閉じてパッティングする

これは、トッププロでも実践している人もいますが、距離感を養うのにはとても良い方法だと思います。

やり方は簡単で、苦手だなと思う距離まで、またはこの距離からになると距離感が合わなくなるという距離まで(カップから)離れます。

いつものように構えてパットを打ちますが、アドレスをとったら、一度カップを見ます。

そしたら、目を閉じて、そして、パットを打ってみてください。

また、目を閉じてパットして、そのパットがショートしたのか、オーバーしたのか、それともちょうどよいスピードだったのか・・・ということを目を開ける前に予想してみるのも良い練習になります。

目を閉じて打ってみることで感覚が研ぎ澄まされて、距離感やフィーリングが戻ってくることもあって、特に距離感に悩んでいる方にはおすすめの練習方法だと思います。

②カップを見ながらパットする

2つ目の練習方法ですが、この方法は以前にもご紹介させていただいたことがありましたが、パッティングする際、ボールではなく、カップを見たままパットしてみます。

いつも通りに構えて、パットを打ってゆくのですが、打つ際はボールではなく、カップを見続けてパットを打ってみます。

この方法はパターがどんどん上達する!パター練習方法のまとめでも書かせていただきましたが、おすすめの練習の1つです。

③グリップを握る強さを変えて打ってゆく

パットの距離感というのは、グリップの握り方、もっと言うと、グリップを握る強さも関係してきます。

パットの距離感が合わないという方のグリップを見せてもらうと、グリップを握る指に力が入り過ぎていることが多々あります。

ここで、ちょっとした実験をしてみたいと思います。

まず、紙くず(またはハンカチやタオルなど)を用意します。そして、ゴミ箱(または何か目印になるモノ)から2メートル位離れます。

最初は、紙くずを握る指に思い切り力を入れて、その状態でゴミ箱に紙くずを投げ入れようとしてみます。

何度かトライしてみてください。

次は紙くずを握る指の力を緩めます。

どうやって緩めるかというと、まず思い切り指に力を入れます。その後にふっと力を抜きます。

その状態は恐らく、程よくリラックスできている状態かと思います。

その状態でまた同じように紙くずをゴミ箱に投げ入れようとしてみます。

すると、恐らく、後者の方が距離感が合いやすいのではないかなと、思います。

パットもグリップを握る指に力が入り過ぎていると、距離感が合わなくなってしまうことがあります。

そこで、次のような練習もおすすめです。

まず、距離感が合わないと感じている距離まで離れます。

次に1球目は、思い切りグリップを強く握ってパットを打ってみます。

2球目はこんなに緩く握って大丈夫か?と思うほど緩く握ってパットを打ってみます。

3球目は、まず一旦思い切りグリップを強く握ります。その後、ふっと力を抜きます。その状態でパットを打ってみます。

このような形でグリップを握る強さを変えて打ってみると、自分に合うグリップの強さがわかってくると思います。

また、どのような強さで握ると、フィーリングを出しやすいか・・ということもわかってくると思います。

④手でボールをカップに向かって転がしてみる

メジャーチャンピオンのパッティングを指導するなど、パターの専門家として知られる、デイブ・ストックトンという人がいます。

ストックトン自身、PGAツアーで活躍した選手で、メジャー大会でも2勝しています。

そのデイブ・ストックトンがパッティングの距離感を出すために大切だと語ったことがあります。

それがボールを打つのではなく、『転がす』ことでした。

ストックトンはパットを打つのではなく、転がすということについて、

「ボールが可能な限り長くパターフェースに触れているようにパッティングして、フィーリングが出せるようにする」

出典:「無意識のパッティング」 デイブ・ストックトン著

ということが大切だと語っています。

ボールを打つという感覚だとやはり距離感を出すのは難しいのかも知れません。

それよりも転がす意識でパッティングしてみるとよいのかも知れません。

その際におすすめなのが、練習グリーンに行ったらパターを使わず、まず、手でボールをカップに向かって転がしてみることです。

そうやって何度もカップに向かってボールを転がしてゆくうちに、感覚がつかめてきますので、その後ではじめてパターを持ってボールを「転がして」みるのも良い練習になると思います。

⑤右手一本でパットを打つ

右手一本(左利きの方は左手一本)でパットを打つ練習も、距離感を養うためのよい練習になります。

「利き手」というのは距離感という意味でもとても重要になってくると思います。

さて、右手一本でパットを打つ方法ですが、やり方は簡単で、いつものように構えたら、左手をグリップから離して右手だけでパットを打ってみます。

その際、グリップはいつもより少し短く持ってもOKです。

左手はポケットに入れておいてもいいですし、左腰に当てておいてもいいです。または右肩に当てておいても結構です。

とてもシンプルな練習ですが、プロもよく実践しています。

あるトーナメント会場に行った時の話ですが、タイガー・ウッズがパットの練習をしていました。

写真:Peetlesnumber1 [CC BY-SA 4.0] from Wikimedia Commons

どんな練習をしているのかなと思って近づいてみると、タイガーはこの右手一本だけの練習を何度も何度も繰り返していました。

⑥はじめてグリーンでパットした時の気持ちで

練習グリーンに行ったら、この距離から入れようとか、寄せようとか・・・そういう目標などを一切持たずにただ、パットを打ってみます。

どの位転がるか、どこへ転がるかは心配しません。

ただパットを打ちます。

1つだけ気にしたいのは、「ボールをカップに向かって打つ楽しさ」です。

はじめてグリーンでパットした時の気持ちでパットを楽しむ・・・と言いましょうか。

簡単なことですけど、ゴルフはやっぱり楽しむということが上達への一番の近道なのかなと思います。

パットの距離感が合わなくなっている時は、あれこれと考え過ぎていることが多いかも知れません。

そんな時こそ、原点に戻ってみると言いますか、最初にパットを打った時の楽しさであったり、カップインさせた時の楽しさを思い出してみる必要があるのかも知れません。

距離感が合わない時は短い距離から合わせてゆく

さて、ここまでパットの距離感が合わなくなってしまった時にできる練習方法について書かせていただきました。

少し話が変わりますが、パットの距離感が合わなくなってしまった時は、その合わない距離から(ミドルパットやロングパットなどの)練習をするのも一つの方法です。

ただ、もしそれでうまくいかない場合は、あえて、長い距離から練習するのではなく、短い距離、例えば、1メートルのパットから練習してゆくのも良い方法だと思います。

その時の練習方法ですが、まず、カップから1メートル離れます。

この短い距離から、ボールを2つ使ってパットを打ってゆきますが、最初と次のパットでは打ち方を変えてゆきます。

具体的には1球目は、カップにジャストインさせるつもりで打ちます。

次のパットは30センチオーバーさせるつもりで打ちます。

これを繰り返してみます。

意図的にボールが転がるスピードを変えて打ってみることで、自分の中にある自然な感覚(距離感)というものが戻ってくることがあります。

距離は1メートルという短い距離ですが、そこで自信をつけてから・・・少しづつ距離を伸ばしてゆくと、ミドルパットやロングパットの距離感も次第に合うようになってくることがあります。

打ち方の3つのポイント

最後に、距離感が合わないなと思った時に考えてみてもいいかも知れないことが3つあります。

①スタンス幅

距離感が合わない場合ですが、スタンス幅を今よりも狭くしてみる、または広くしてみるのも1つの方法だと思います。

スタンス幅を狭くしてみたら、距離感が合うようになった・・という人もいますし、反対にスタンス幅を少し広くしてみたらよくなったという人もいます。

スタンス幅に決まりはありませんが、迷った時は下のモデル(女子プロ)程度のスタンス幅(両肩の外側から降ろした線が両足の外側に来る程度の幅)を試してみるといいと思います。

そこから自分なりに広げてみたり、狭くしてみながら、一番距離感が合うと思うスタンス幅を見つけてゆきます。

②上体を少し起こして

ロングパットの場合は、上体を少し起こして打ってみると、打ちやすくなる場合があります。

つまり、前傾姿勢をショートパットの時よりも少し浅くしてみるということになります。

ショートパットと同じ姿勢でも全く構いませんが、もし、距離感が合わないと感じた場合は、試しに少し上体を起こして打ってみるのもいいと思います。

③グリップの握り方

パターの場合は、リバースオーバーラッピンググリップが一般的だと思います。

ただ、中には普通のショットのようなグリップ(オーバーラッピングインターロッキングテンフィンガー)の方が距離感が合うと感じる人もいます。

また、右利きの人の場合、右手の感覚を生かすことで距離感が合うようになる人も多いです。

右手の感覚を生かすためには先ほどもご紹介した右手一本でパットを打つ練習も効果的ですし、または、例えば、右手のグリップですが、人差し指をグリップ(シャフト)に沿って真っすぐに伸ばすような握り方も右手の感覚を生かしやすいので、おすすめです。

最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。

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