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ゴルフ基礎編

オーバーラッピンググリップの握り方。利点と欠点も

ゴルフのグリップの握り方には主に、

1)オーバーラッピンググリップ
2)インターロッキンググリップ
3)テンフィンガーグリップ

の3つがありますが、その中でもオーバーラッピンググリップは、最もポピュラーなグリップの握り方になります。

プロでもこのオーバーラッピンググリップで握っている人が多いですが、アマチュアゴルファーを見ても、やはりこのグリップで握っている人が多いです。

これは、ゴルフ情報サイト Golfistaが全国の30代から40代のゴルファー100人を対象に行った調査結果になります。(Golfistaさんの調査結果をもとに表を作成しています)

参考:【100名徹底調査】あなたはどの握り方(グリップ)ですか? Golfista

これを見ると、おそよ6割近いゴルファーがオーバーラッピンググリップで握っている形になります。

今回はそんなオーバーラッピンググリップの握り方について、ステップ・バイ・ステップでご紹介してゆきたいと思います。

また、このグリップの利点や欠点について、どんなゴルファーに向いているか?ということについても記事の最後でご紹介したいと思います。

それでは早速見てゆきたいと思います。

目次

オーバーラッピンググリップの握り方

オーバーラッピンググリップの完成形(↓)これから、握り方をステップ・バイ・ステップで見てゆきたいと思います。

基本的には、他のグリップ、インターロッキンググリップテンフィンガーグリップと似ていて、右手の小指の握り方だけを変えるような形になります。

1)左手でまず握る

まずは左手から握ってゆきます。

左手を握った時に左手のこぶしの山が2個半見えるように握ってゆきます。


写真はこぶしの山をわかりやすく写すために手を上げて撮影していますが、実際は構えて、さぁ、ボールを打つぞ・・という時に、左手を見て、こぶしの山を確認してみてください。

スライスがよく出てしまうという人、またはドローボールを打ちたいという方は、左手のこぶしの山が3個、または、3個半見えるようにしてみてください。

このように握ると、フックグリップ(ストロンググリップ)になり、スイング中にフェースが開きにくくなります。

左手の人差し指と親指でできるV字

左手を握る際のもう1つのポイントですが、左手の人差し指と親指でできるV字に注目してみます。

このV字が右耳の辺りを指すようにします。(スクウェアグリップの握り方参照)

このV字があごを指しているとウィークグリップになります。

そのような形で握ると、フェースがスイング中に開きやすくなりますので、その場合は、このV字が右耳の辺りを指すように、左手を右に回転させてから、握り直します。

また、左手のこぶしの山が3つ見えるようにする場合は、左手の人差し指と親指の間でできるV字が右肩の辺りを指すようにします。

グリップエンドから1.5cmから2cm空ける

左手のグリップを握る際ですが、下の写真のように左手の小指からグリップエンド(グリップの一番先端の部分)まで、少しスペースを空けます。

おおよそ、1.5センチから2センチ弱、スペースを空けるようにします

これをもし、グリップエンドギリギリまで握ってしまうと、スイング中に左手のグリップがぐらついてしまって、スイングそのものが不安定になることがありますので、そうならないようにします。

左手の親指の形。ロングサムって何?

左手の親指ですが、下の写真のように伸ばす形をロングサムと言います。

他に親指を上の写真のようには伸ばさないショートサムという握り方もありますが、当サイトでは(力が入りやすいという理由から)ロングサムの形をおすすめしています。

ロングサムとショートサム、それぞれの利点と欠点については、下記でご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

ロングサムとショートサム。左手の親指の位置について

これで左手のグリップは完成です。

2)右手で握る

左手を握ったら、今度は右手で握ってゆきます。

右手の小指の重ね方

オーバーラッピンググリップの場合、下の写真のように右手の小指を左手に重ねて(オーバーラップさせて)ゆきます。

この下の写真のように右手の小指を左手の人差し指と中指の間にフィットさせるようにして、重ねてゆきます。

違う角度からです。

こんな形で、右手の小指を左手の人差し指と中指の間にフィットさせるようにして、重ねてゆきます。

特に初心者の方の場合など、最初はこのように握ると多少違和感を感じるかも知れません。

ただ、何度もこの形で握っていると、徐々に慣れてくると思います。

最初のうちはテレビを見ながら、グリップを握る練習をしてみたりするのもおすすめです。

トッププロでもそんな風にして、テレビを見ながらグリップを握る練習をする人もいますので。

右手の小指を左手に重ねたら(オーバーラップさせたら)、次に下の写真のように右手の薬指が左手の人差し指にピッタリとくっつくような形にします。

右手の薬指と左手の人差し指(の側面同士)がピッタリとくっつくように、間があかないように握ってゆきます。

右手の平の生命線が左手の親指の上に来るように

また、左手に右手を合わせてゆく際のポイントですが、左手の親指の上に右手の平の生命線が来るような形で握ると、両手がぴったりと重なりやすいです。

この右手の平の生命線が左手の親指の上に来るように(↓)

もうちょっと大きな写真で。

下の赤い線が左手の親指の上に来るように(↓)

左手の親指の上に、右手の平の生命線が来るように握ってゆきます(わかりやすいように右手の親指、人差し指、薬指はグリップから離しています)(↓)

ここがずれてしまうと、スイング中に両手の位置が動いたりして、スイングそのものもブレてしまうことがありますので、注意してみてください。

先ほど、左手の親指の上と書きましたが、左手の親指の真上ではなく、それよりもほんの少し右側に右手の平の生命線が来た方が両手がぴったりと重なる場合もありますので、その辺は試行錯誤してみてもいいかも知れません。

また、スライス系のショットが多い方の場合は、左手の親指の真上ではなく、それよりもほんの少し右側に右手の平の生命線が来るようにしてみてもいいかも知れません。

その方が右手がストロング気味(フェースを閉じやすいということになります)で握れることがあります。

右手の他の指も下の写真のように握ってゆきます。

右手の人差し指は銃の引き金を引くように

右手の人差し指ですが、下の写真のように、銃の引き金を引くような形にします。

何故、この形にした方がいいのか、また、他のアングルからの写真などは、右手のグリップと右手人差し指の握り方。トリガーとは?にてご紹介していますので、よかったらそちらを参照ください。

右手の人差し指と親指の間でできるV字

もう一つ、これは右手で握ってゆく際に、とても大事なポイントになりますが、下の写真の右手の人差し指と親指の間でできるV字が、左手のそれと平行になるようにします。

右手の人差し指と親指の間でできるV字:

このV字が、右耳の辺り、もしくはそれよりも若干右を指しているようにします。

左手のこぶしの山が3つ見えるようにグリップする場合は、この右手の人差し指と親指の間のV字が右肩の方、またはそれよりも若干右を指すように調整してみてください。

この右手のV字があごを指していたりすると、クラブフェースがスイング中に開きやすくなりますので、注意します。

完成!

これでオーバーラッピンググリップの完成です!

握り方のまとめ

オーバーラッピンググリップの握り方を少しまとめると、ポイントは:

1)左手のこぶしの山が2個半から3個見えるようにする

2)左手の親指と人差し指の間でできるV字が右耳か、右肩を指すように

3)左手の親指は伸ばして握る(ロングサムとショートサム参照)

4)右手の小指が左手の人差し指と中指の間にフィットするように握る

5) 左手の親指の上に、右手の平の生命線が重なるように握る

6)右手の人差し指は銃の引き金を引くように(右手のグリップと右手人差し指の握り方。トリガーとは?参照)

7)右手の人差し指と親指の間でできるV字が右耳かそれより若干右、または、右肩かそれより若干右を指すようにする

 

それからもう一つ、重要なポイントがあります。

このようにグリップを握ることも大事なのですが、構えた際のグリップの「位置」もとても重要になってきます。

グリップ(両手)の位置ですが、アドレス時のグリップ(両手)の正しい位置とは?でもご紹介した通り、両手が左足太もも内側の前に来るように握ります。

この位置で握ると、ドライバーを除くとほぼ、若干ハンドファーストで構える形になると思います。

すると、スイング中もフェースが開きにくくなります。

詳しくは、ハンドファーストとハンドレイト。構え方とインパクト。ドライバーについてもを参照ください。

オーバーラッピンググリップの利点と欠点とは?

さて、ここまでオーバーラッピンググリップの握り方についてご紹介してきました。

ここからは少し、このグリップの利点と欠点について、また、どんなゴルファーにおすすめか?ということについて見てみたいと思います。

ゴルフのグリップの3つの種類と利点・欠点でも簡単にご紹介しましたが、このグリップの利点と欠点は:

利点について

1)両手に一体感が出やすい
2)左手主導でスイングしやすい
3)多くの人が使っているので真似しやすい

少し詳しくご説明すると・・

1)両手に一体感が出やすい

オーバーラッピンググリップのオーバーラップとは、重ねるという意味がありますが、このグリップでは右手の小指を左手に重ねてゆきます。

このように右手の小指を左手に重ねることで、両手に一体感が出ると言われています。

他のグリップの握り方で、テンフィンガーグリップの握り方を以前にご紹介しました。

テンフィンガーグリップの握り方。本当の利点と欠点とは?

このテンフィンガーグリップに比べると、オーバーラッピンググリップや、インターロッキンググリップは両手に一体感が出やすいかも知れません。

もっとも、両手に一体感があった方がいいと感じる方もいれば、それほど両手の一体感は必要ないと感じる人もいます。

ただ、一般的には、両手の一体感があった方が、スイングも安定しやすいと言えるかも知れません。

2)左手主導でスイングしやすい

オーバーラッピンググリップは一般的には、左手主導でスイングしやすいグリップであると言われています。

というのも、このグリップの場合、左手は5本全部の指がグリップに触れていますが、右手は小指がグリップからは浮いている形、4本指でグリップを握っているような形になります。

たった小指1本ですが、これが大きな違いで、例えば、右手1本だけで素振りをする際も小指を浮かせてスイングするのと、小指もしっかり握ってスイングするのでは全く感覚が異なってきます。

もっとも、右手の小指は浮かせるというより、左手に重ねるわけですが、ただ、それでもやはり、左手を生かしやすいグリップではあるかも知れません。

上級者の方やフックボールが出てしまう方の場合、利き腕の右腕(右手)を使いすぎて、ミスにつながっているケースもあって、そのため、そういった方々にはこのグリップが好まれるケースもあります。

左手が生きてくることで、右手の過剰な動きを抑制できるからです。

また、もともとは左利きで、右打ちをしている方の場合も、オーバーラッピンググリップの方が、インターロッキンググリップよりも左手を生かせるケースもあるかも知れません。

3)多くの人が使っているので真似しやすい

オーバーラッピンググリップは、最もポピュラーなグリップの握り方ですから、周りにもこのグリップで握っている方も多くいらっしゃると思います。

また、プロでもこのグリップで握っている人が多いので、お手本が沢山あるグリップかも知れません。

欠点について

さて、欠点ですが、下記のようなポイントが挙げられると思います。

1)右手を生かせない場合もある
2)手が小さい人には向いていない

1)右手を生かせない場合もある

これは全員にとって、ということではありませんが、人によっては右手が生かせなくなってしまうこともあるかも知れません。

先ほども書かせていただきましたが、このグリップは右手の小指がグリップから浮いているような形になります。

たった小指1本ですが、これが大きな違いになることもあります。

特に右手をうまく使えずに、飛距離が出ていない方やスライサーの方には、向いていないケースもあります。

2)手が小さい人には向いていない

一般的に、手が小さい人にはオーバーラッピンググリップは向いていないと言われています。

右手の小指を左手に重ねてゆくわけですが、手が小さい方や女性の方などの場合、思うように右手の小指を左手に重ねられないと感じてしまうケースもあります。

一方、インターロッキンググリップやテンフィンガーグリップは手が小さい人に向いていると言われています。

このグリップが向いている人は?どんな人におすすめか?

最後に、このグリップはどんな人に向いているか?どんな人におすすめか?ということについて少し書いてみたいと思います。

オーバーラッピンググリップは、基本的には、どなたにもおすすめできるグリップだと思います。

最もポピュラーなグリップの握り方で、多くの方がこのグリップの握り方を採用しています。

ただ、あえて、どんなゴルファーに向いているか?おすすめか?ということについて考えてみると、

1)左手(左腕)を生かしたい人
2)右手を使いすぎている人

にはおすすめのグリップの握り方かなと、思います。

勿論、そうではない方であっても、例えば、初心者の方も、一度はこのグリップを試してみる価値はあると思います。

ただ、あえて挙げるとすると、左手(左腕)をもっと生かしたいと思っている方には、このオーバーラッピンググリップはおすすめかなと思います。

長文になりましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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