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ショートゲーム編

パターがどんどん上達する!パター練習方法のまとめ

これまでパターについては、打ち方と構え方の基本ボールの位置ショートパットの打ち方ロングパットの距離感の出し方ラインの読み方などについてご紹介してきました。

パターの練習方法についてもその中でいくつかご紹介してきましたが、今回はこれまでご紹介してきた中でも特におすすめの練習方法について、まとめてゆきたいと思います。

それでは早速はじめましょう!

1)カップを見ながら打つ練習方法

最初の練習方法は、構えたらボールを見る代わりにカップ、もしくは目標を見ながらパットを打つという方法です。

この練習をすることで距離感などを養うことができます。

例えば、ゴミをゴミ箱に投げます。

この時、ゴミ箱を見て投げたほうが正確に投げられると思います。

ただ、ゴルフではボールを見て打ちます。一般的には、目標、カップは見て打ちません。

目標ではなく、ボールを見て打つことのメリットは、正確にパターを操作できること。

一方、デメリットは、「打つ」という行為に気持ちが向いてしまって、大事な感覚(フィーリング)が薄れてしまうことがある・・ということになります。

打つことに気持ちが向いて、感覚が薄れてしまうと、大きくオーバーしてしまったり、または大きくショートしてしまったり・・という風に距離感が合わなくなってしまうこともあります。

そんな時に、このカップを見ながら打つ・・という練習は効果的だと思います。

ロングパットでは、ラインに乗らなかったミスよりも距離感を間違えるミスの方がセカンドパットが長くなりやすいので、(ロングパットでは)距離感を重視することがポイントになりますが、その距離感を養うにはとてもよい練習だと思います。

2)バックストロークをしないで打つ

アメリカでよく知られているゴルフレッスンプロ、キース・ライフォードによるとゴルファーの76%は、パッティングのストロークがアウトサイド・インになっているそうです。

アウトサイド・インとは、下の図のようにダウンスイング(ダウンストローク)でクラブヘッドがボールと目標を結んだ目標ラインよりも外側から入って、内側に抜けていっている・・という意味になります。

ちなみに、これは初心者だから・・というわけではなく、(どのレベルであっても)ゴルファーの多くがアウトサイド・インのストロークになっているのだそうです。

パッティングのストロークがダウンスイングでアウトサイド・インになっているということは、引っ掛けが多くなります。

ただ、フェースを開いてボールを打つことで真っ直ぐに打っているゴルファーもいるとキース・ライフォード氏は言います。

前置きが長くなりましたが・・

バックストロークをしないでパットを打つのも良い練習になります。

この練習のやり方ですが、普通はパターを構えたら、バックストロークをして、それからダウンストローク、インパクト、フォロースルー・・という順番で打ちます。

ただ、この練習をする際は、構えたら、バックストロークをせずそのままボールをカップに向かって押し出してあげるイメージで打ちます。

(下の図)バックストロークをせずに、フェースでボールをそのまま押し出す感じで打つ。

フェースの向きが間違っていれば、真っ直ぐに転がりませんし、フォロースルーの出し方も自然と学べますので、よい練習になると思います。

また、先ほどご紹介したアウトサイド・インのストロークを修正する上でも、効果的な練習だと思います。

3)右手一本でパットを打つ

右手一本だけでパットを打つのもおすすめの練習方法になります。(左利きの方の場合は左手一本で)

やり方は簡単で、いつものように構えたら、左手を離して右手だけでパットを打ってゆきます。

その際ですが、グリップはいつもより少し短く持っていただいても結構です。

左手はポケットに入れておいてもいいですし、左腰に当てておいてもいいです。

この練習はプロもよく実践しています。

これは以前に少し書かせていただいたことがありましたが、あるトーナメント会場に行くと、タイガー・ウッズがパターの練習をしていました。

写真:Peetlesnumber1 [CC BY-SA 4.0] from Wikimedia Commons

どんな練習をしているのだろうと思って近づいてみると、タイガーはこの右手一本だけの練習を何度も何度も繰り返していました。

この時のタイガーは10メートル弱の距離から右手一本だけで打つ練習をしていました。

右手の感覚を生かして距離感を合わせてゆくための練習だったと思うのですが、この長い距離から次々にカップインさせてゆくタイガーにとても驚かされた記憶があります。

4)スピードを変えて打つ

スピードを変えて打つ練習もおすすめです。

やり方ですが、1~2メートルの距離から、

・・という3つの打ち方をしてゆきます。

これを、ストレートライン、フックライン、スライスラインの3つでそれぞれ打ってゆきます。

フックライン、スライスラインの場合は、強く打てば曲がり幅が小さく、弱く打てば曲がり幅は大きくなりますが、こんな風にスピードを変えて打ってみると、ラインは1つではないということに気づきます。

また、ストレートラインで打つ練習は、3つの違うスピードで打つことで、入れることではなくて、思ったスピードで打つことに意識が向きますので、例えば、ショートパットが苦手という人にはよい練習になると思います。

プロの中でもこの練習をよくしている人もいますが、おすすめの練習方法だと思います。

5)手でボールをカップに向かって転がしてみる

パターの練習なのに、手でボールを転がすの?

という話なのですが、手でボールをカップに向かって転がす練習は距離感を養うための良い練習になります。

また、技術的なことを意識しすぎて、感覚(フィーリング)の部分が薄れてしまっているような時にもおすすめの練習です。

やり方は簡単で、練習グリーンに行ったらパターを使わず、手でボールをカップに向かって転がしてみます。

僕(筆者)自身、距離感が思うように合わないと感じた時は、一旦パターを置いて、ボールを手で持ってカップに向かって転がす練習をよくします。

6)わざとカップを外す

わざとカップを外す練習なんて、聞いたことがないかも知れませんが、特にショートパットが苦手な人にはおすすめの練習方法になります。

1メートル以内のショートパットを打ってゆきますが、あえてカップの

①手前で止める
②カップの右に外す
③カップの左に外す
④強すぎる位に打って、カップの上を通過させる

・・という感じで打ってゆきます。

こんな風にして、あえて外す練習をすることで、入れなければいけないという気持ちから解放されて、今度は「どう打つか」ということに気持ちが向くと思います。

コースでも、入れようと考えるより、どう打つか、どこに打つかという風に、入れることを最終目的にするより、自分が打とうと思ったように打つことを目標にした方が結果的にはパットは入ると思います。

これはパターのイップス対策としてもよい練習だと思います。

7)短い距離から距離感を合わせてゆく

距離感を合わせる、距離感を出すためにおすすめの練習方法の1つが、まずは短い距離から距離感を合わせてゆく・・ということになります。

距離感を合わせる練習というと、ロングパットを繰り返し打つ練習を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

そして、それもよい練習だと思います。

ただ、それでも距離感が合わないような場合は、短い距離、例えば、1メートルのパットから練習してゆくのも良い方法だと思います。

1メートルのパットだと普段はちょっとオーバーする位の強さで打つことが多いと思いますが、この練習ではジャストタッチを目指します。

この1メートルの距離で距離感が合うようになったら、次は1メートル50センチ、その次は2メートル・・という風にどんどんカップから離れてゆきます。

そうやってまずは短い距離から距離感を合わせてゆくようにすると、自信もついてきますし、人によっては、長い距離からいきなり打つよりも距離感をつかみやすいと思います。

8)プロがやっているスタート前のパター練習方法

最後にスタート前のパター練習について、少しご紹介させていただきたいと思います。

ゴルフのラウンド前の3つの練習でもご紹介しましたが、スタート前のパターの練習で一番大事なのは、その日のグリーンの状態、速さをつかむこと、つまり、タッチを合わせることになります。

これはプロも場合も一緒で、プロもスタート前はまずタッチを合わせることを第一にパターの練習をします。

これについて優勝請負人と言われたプロキャディ、清水重憲さんは著書の中でこんな風に語っています。

「プロはパットの練習を入念にやります。まずはタッチを合わせる。5~10メートル先の適当な目標に向かって何発か、タッチが合うまで繰り返し打ちます。

練習では20センチから1メートルオバーに打てればOK。ショートする場合はタッチが合っていないと判断します。」

出典:優勝請負人キャディのコース攻略の基本 p.95 清水重憲著

殆どのプロがまずこんな形でタッチを合わせるそうですが、その後は人それぞれで、ショートパットの練習をする人もいれば、特定のラインの練習をする人、本番を意識した練習(9~18ホールを想定して、ゲーム感覚で行う練習)をする人など様々なのだそうです。

ちなみに、清水さんは、アマチュアの場合は、入れごろ、外しごろと言われるミドルパットの練習をする人が多く、また多くの人はその距離からカップインを狙って練習していて、それはあまり実践的ではないと指摘しています。

最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。

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