打ちっぱなし(ゴルフ練習場)の1階&2階で打つことのメリット、デメリット。2階だと飛距離は変わる?
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
突然ですが、打ちっぱなしでは、1階で打ちますか?
それとも2階で打ちますか?
今回は、
①1階のメリットとデメリット
②2階のメリットとデメリット
③1階と2階、どちらがおすすめか?
④打席の位置。中央、左右、どこで打ったらいいか?
の4つについて解説していきたいと思います。
ちなみに、打ちっぱなしに関してはこういった記事も書いています。
目次
1階のメリット、デメリット
1階のメリット
1階と2階を比較すると人気があるのは1階ですが、1階で打つことのメリットは、
- 実践と同じ感覚で打てる
- 打球の高さがよくわかる
- アプローチの距離感をつかみやすい
といった点です。
コースと同じような感覚で打てるのは1階の大きなメリットだと思います。
また、2階と違って、1階では自分の打った打球の高さをある程度正確に把握しやすいのも1つのメリットかなと思います。
3つ目のアプローチの距離感をつかみやすいという点ですが、50ヤード以内の短いアプローチショットの練習、特に距離感を磨く練習をするには2階よりも1階の方が適しています。
1階のデメリット
一方、1階のデメリットは、知らず知らずの間に目線が高くなってしまって、すくい打ちになってしまいやすい点です。
打ちっぱなしはボールを効率よく回収するために、奥が高くなっている(傾斜がついている)ところも多いです。また、打ち上げになっているような練習場もあります。
こういった練習場で打っていると、知らず知らずの間に目線が高くなってしまったり、構えた際に右肩が必要以上に下がり、結果的にすくい上げるような打ち方になってしまうことがあります。
通常のショットでこれをやってしまうと、ダフリやトップ、または振り遅れたり、フェースが開いてスライスが出やすくなりますし、アプローチですくい打ちをしてしまうと、トップやダフリのミスになりやすいです。
ですので、1階から打つ場合、特に奥が高くなっていたり、打ち上げになっているようなところでは目線を上げないようにすることが大事なポイントになります。
2階のメリット、デメリット
2階のメリット
次に2階のメリットについてです。
2階で打つことの主なメリットは、
- ボールが飛ぶので、リラックスして打てる
- ボールの着地点を確認しやすい
- すくい打ちの防止になる
- 空いている
- 打席料やボール代が安い
といった点になります。
2階の場合は1階よりもボールが飛びます。
どの位飛ぶか?
ということですが、2階が4メートルの高さにあると仮定すると、およそ4ヤードほど1階よりも飛ぶ形になると思います。
打ち上げ・打ち下ろしのショットの打ち方、距離の計算、番手の選び方も
飛距離が出ることのメリットは、力まずに打てるということです。また、ショットの滞空時間も長くなるので、打っていて楽しいと感じる方もいらっしゃいます。
また、1階に比べると2階の方がボールの着地点がよく見えるのも2階のメリットかなと思います。
1階で打つことのデメリットとして、すくい打ちになりやすいとお伝えしましたが、2階は打ち下ろしのような形になるので、すくい打ちの予防になります。
それから、打ちっぱなしは基本的に2階よりも1階の方が人気なので、2階は空いています。
また、練習場によっては1階よりも2階の方が打席料やボール代を安く設定しているところもありますが、そういったこと(空いている、安い)も2階のメリットかなと思います。
2階のデメリット
一方、2階で打つことのデメリットは、
- 実践と違う
- ボールが飛ぶ
- 打ち下ろしになる
といった点です。
2階は眺めもよく気持ちいいですが、実際のコースとは違う景色になるので、実践形式で練習をしたい人には、場合によっては2階は不向きかも知れません。
また、ボールが飛ぶことはメリットでもありますが、やはり同じように実践とできるだけ同じ形で練習したい人にとってはデメリットにもなります。
2階から打つ場合はまた、打ち下ろしのような形になります。
そのため、目線が下がってしまいやすく、そうなると右肩の位置が高くなりすぎてしまい、引っ掛け、引っ掛けスライスなどが出やすくなる場合があります。
また、フッカーの方であれば、引っ掛けフックやチーピンなどが出やすくなるかも知れません。
ですので、2階から打つ場合は、目線を下げないようにすることが大事なポイントになります。
また、2階で打つことのデメリットとして、プロコーチでクラブフィッターの筒康博さんはこんな風に語っています。
「2階のデメリットは、雨の水はけ対策として打席が少し左足下がりになる練習場が多い点です。平らな状態よりも、ダウンブロー軌道が強くなったり、屋根から落ちたくないという無意識な反応から、体重移動が消極的になる傾向が考えられます」(出典:打ちっぱなしは1階と2階どっちがイイの?)
1階と2階、どっちがおすすめか?
さて、ここまで1階と2階のメリット、デメリットについて見てきました。
じゃあ、結局、1階と2階、どっちがおすすめなのか?ということですが、
1階がおすすめ
- 実践と同じ形で練習したい
- アプローチの距離感を磨きたい
といった人には1階がおすすめです。
2階がおすすめ
- リラックスして打ちたい
- すくい打ちを直したい
- 初心者の人
- 料金を安く抑えたい
といった人には2階がおすすめです。
1階の方が人気はありますし、やはり実践と似た環境で練習できるのは大きなメリットだと思います。
ただ、2階にも沢山のメリットがあるので、もし、まだ2階で打ったことのない方の場合は一度2階で打ってみる価値はあるのかなと思います。
中央、左右、どこがいいか?
少し話が変わりますが、練習場の打席は中央、左右、どこで打ったらいいでしょうか?
これは打ちたいショットや持ち球などによっても変わってくると思います。
左側の打席
左側の打席は右側が広くなり、ボールを右に打ち出しやすいので、ドローボールの練習をしたい人やドローボールが持ち球の人は、左側の打席の方が打ちやすいと思います。
また、左端の打席の場合はすぐ左にネットがあるので、スライスを直したい人にもおすすめです。
右側の打席
右側の打席は左側が広くなるので、ボールを左に打ち出して右に戻すフェードボールの練習をしたい人やフェードボールが持ち球の人には、右側の打席の方が打ちやすいと思います。
また、右端の打席の場合はすぐ右にネットがあるので、フックボールを直したい人にもおすすめです。
中央の打席
中央の打席はボールを左右に打ち分けたい人におすすめです。
ということで、今回は打ちっぱなしの1階&2階で打つことのメリット、デメリットについて、また、左右の打席で打つことの利点について見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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