【ゴルフ】ラウンド回数と上達するスピード。ラウンド回数を増やすとスコアは伸びるか?
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、ラウンドの回数と上達するスピードについて、具体的には
- ラウンドの回数と上達のスピードは比例するか?
- シングルプレーヤーのラウンド回数
- ラウンド回数を増やすと上達する理由
- 月に何回ラウンドしたらいいか?
の4つについてお話ししていきたいと思います。
目次
ラウンドの回数と上達のスピードは比例するか?
最初に、ラウンドの回数と上達のスピードは比例するか?
ラウンドの回数とスコアには何らかの関係があるか?
ということですが、あるゴルフ雑誌が500人のゴルファーを対象に行ったラウンド数に関する調査では、以下のような結果になりました。
ラウンド回数
月1回・・・221人
月2回・・・120人
2か月に1回以下・・・117人
一番多かったのは、月1回(年間12回)、次が月2回(年間24回)でした。
これを平均的なゴルファーの年間のラウンド数(年間12~24回)として考えた場合ですが、例えば、シングルプレーヤーは年間どの位ラウンドしていると思われますか・・?
これは以前に少しご紹介したデータですが、シングルプレーヤーがシングルになった頃の年間のラウンド数は以下のような結果になっています。
シングルになった頃の年間のラウンド数
100回以上 7%
81~100回 10%
61~80回 12%
41~60回 30%
21~40回 25%
~20回 16%参考:GOLF TODAY 「私はこの1本でシングルになりました」
これを見てもわかりますが、ラウンド数が先ほどの平均的な回数と比べると非常に多いことがわかります。
他にもラウンド回数とスコアに関する調査はいくつも行われていますが、その殆どがスコアがいい人ほどラウンドの回数が多いといった結果になっています。
ラウンド回数が多ければ練習しなくていいか?
では、ラウンドの回数さえ多ければ練習しなくていいか?
ということですが、実はスコアがいい人はラウンド回数だけではなく、練習量も多い傾向があります。
これも以前にご紹介したデータになりますが、シングルになった頃の練習量に関する調査では、以下のような結果になっています。
シングルになった頃の練習回数(週間)
毎日・・・18%
6日・・・12%
5日・・・12%
4日・・・12%
3日・・・15%
2日・・・15%
1日・・・13%
しない・・・3%参考:GOLF TODAY 「私はこの1本でシングルになりました」
97%の人が毎週練習すると回答していて、中でも毎日練習する人が18%、5人に1人が毎日練習していた、という結果になっています。
つまり、ラウンド回数が多い方がスコアが良くなる傾向はあるものの、スコアがいい人はラウンド数だけではなく、練習量も多い、ということになります。
これは当然と言えば当然かも知れませんが、やはり本番と練習、どちらも大事なんですね。
他のスポーツを見ても一緒ですね。
試合だけやっていればいいというスポーツは殆どなくて、やはり、練習と試合の経験、どちらも大事だったりします。
ゴルフもそれと一緒、ということだと思います。
ただ、そういうこと、練習もしていることが前提にはなりますが、ラウンドの回数が増えれば、それに伴ってスコアは良くなってゆくということは言えると思います。
ラウンド回数を増やすとスコアが良くなる3つの理由
ラウンドの回数が多いほど、スコアが良くなる。
ということですが、でも、何故、ラウンドの回数が多くなると、スコアも良くなるのでしょうか?
これには主に3つの理由があると思います。
①練習場とゴルフ場の環境が大きく違う
ゴルフは本番と練習する場所が大きく違う稀なスポーツだと思います。
例えば、バスケットボールは、体育館で練習し、試合も体育館で行われます。
テニスは、テニスコートで練習し、試合もテニスコースで行いますよね。
ゴルフの場合は、打ちっぱなしで練習し、コースでプレーするわけですが、打ちっぱなしとゴルフコースの環境は全く違います。
例えば、練習場はマットの上からボールを打ちますが、コースでは芝の上から打ちます。
他にも、練習場にグリーンやバンカーがないこともありますが、本番ではグリーンは必ず使いますし、バンカーにだって入ることもあります。
そんな風にして、ゴルフは練習する場所と本番を行う場所の環境が大きく異なる珍しいスポーツです。
そのため、練習場ではいいのに、コースだと全然ダメ・・といったことが起こったりします。
そういう意味でも、スコアを伸ばすためには練習場だけではなく、コースでプレーする回数も増やしてゆく必要があると思います。
②スコアにおけるショートゲームが占める割合は60~70%
ゴルフのスコアにおけるショートゲームが占める割合は60~70%だと言われたりします。
ただ、練習場ではそのショートゲームの練習が十分にできないことが多いと思うんですね。
例えば、天然芝の上でパットの練習をするとか、芝の上からアプローチショットを打つとか、そういったことができない練習場が多かったりします。
つまり、スコアの60~70%を占めるショートゲームは練習場では満足に練習できないわけです。
そういう意味でも、ショートゲームを磨いてゆくという意味でも、ラウンドの回数を増やす必要はあると思います。
②コースマネジメントでスコアは劇的に変わる
スコアとコースマネジメントに関しては、100を切る!100切りの7つの方法と戦略とは?など、色々な記事をアップしてきましたが、スコアはコースの攻め方や戦略によって大きく変わってきます。
この理由についてはスコアとコースマネジメントのコーナーにて詳しくご紹介していますので、今回は割愛したいと思います。
ただ、そういったことを学ぶためにも、コースに出る回数を増やしてゆく、コースで実際にプレーしながら(実践しながら)、自分に合ったコースマネジメント、コースの攻め方、プレーの仕方を身に付けてゆく必要があるように思います。
月に何回ラウンドしたらいいか?
さて、ラウンド回数を増やすとスコアが良くなる3つの理由について見てきました。
では、具体的にはどの程度ラウンドをしたらいいでしょうか?
これは色々な考え方があると思いますが、スコアを伸ばしてゆくには、最低でも月1回はラウンドしたいところです。
前回のラウンドから1か月以上経ってしまうと、次にコースに出る時、ラウンドの感覚が薄れてしまって、緊張してしまったり、まずコースに慣れるところからスタートしなければならないことも多いためです。
ですので、スコアを少しづつ伸ばしてゆくためには、できれば、最低でも月1回はラウンドしたいところです。
また、可能であれば、月2回ラウンドできると(ラウンドの感覚を失うこともなく)スコアは安定して伸びてゆくのではないかなと思います。
ということで、今回はラウンドの回数と上達のスピードについて色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。