【ゴルフ】パーオン率を上げるには?パーオン率をグン!と上げる4つの方法
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
今回は、パーオン率を上げる方法について詳しく解説していきたいと思います。
具体的には、
- ①プロがやっていること
- ②日本最強のアマチュアが心掛けていたこと
- ③パーオン率を上げる上で最も効果があること
- ④パーオン率が高い人がやってること
の4つについてご紹介していきます。
パーオン率・・・パーオンをした確率のこと
パーオン・・・パーの打数から2打少ない状態でグリーンにボールを乗せること。例)パー4のホールを2打でグリーンに乗せる
パーオン率を上げる4つの方法
さて、パーオン率を上げる方法ですが、今回は4つご紹介したいと思います。
①ボールを曲げる
1つ目が、ボールを曲げることです。
えっ?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、これはつまり、意図的にボールを曲げるということ。もっと言うと、持ち球を作るということです。
実はプロでも真っすぐのショットを打っている人は殆どいません。
驚かれた人もいらっしゃるかも知れませんが、プロでも本当の意味でストレートショットを打っている人は殆どいないんですね。
43歳で賞金王を獲得し、ツアー史上最年長記録を更新した藤田寛之プロはこんな風に語っています。
「まっすぐに飛ばすことは、まず無理です。インパクトでフェースがボールに完全にスクエアに当たらないと、ボールにスライスかフック回転がかかり、必ずどちらかに曲がります。
人間のやることですから、完全にスクエアに当てることは不可能。どっちに曲がるか予想がつきません。それよりも意図的にボールにスピンをかけて曲げをコントロールした方が狙ったところにボールを運んでいきやすい。」(出典:藤田寛之 シングルへの道)
プロは本当の意味で真っすぐにボールを打っているわけではなくて、わずかに右か左に意図的に曲げて打っているんですね。
藤田プロが指摘されているように真っすぐに打とうとすると、ミスした時にどっちに曲がるか予想ができません。
ただ、もしドローボールが持ち球の場合は、右には曲げないという気持ちで打っていけます。
つまり、ミスする場所を限定できるわけですね。
ミスしても真っすぐ飛ぶ。予定通りなら左に曲がる。例えば、ドローボールが持ち球の場合は、そんな戦略でいけます。
そうやって右に曲がるミスをなくしてしまうと、グリーンの幅を全部使えます。グリーン右サイドを狙って、左に曲げていく形にすれば、ミスしてもいい範囲が広がります。
もし、真っすぐに打つ場合は、ミスした時にどっちに曲がるかわかりませんから、グリーンの真ん中を狙うのが一番安全です。ただ、そうすると、グリーンの幅の半分しか使えないことになります。
そんな風にして、意図的に曲げてゆくことで、ミスしていい範囲が広がります。これはグリーンを狙う時だけではなく、フェアウェイを狙う時も一緒です。
ゴルフは真っすぐに打とうとするのが実は一番難しいんですね。
意図的に曲げることで、グリーンを外すリスクを減らしながら攻めていくことができるようになります。
ストレートボールと持ち球について、ストレートボールは打てない!?
②グリーンのセンター狙い
2つ目が、グリーンのセンターを狙うということです。(①の持ち球を使ってグリーンのセンターを狙うということです)
日本アマで6勝という偉業を成し遂げた中部銀次郎という方がいます。西日本オープンではプロの中に混じって優勝しています。
日本で最も強いアマチュアゴルファーだった中部銀次郎さんは基本的にはグリーンセンター狙いだったといいます。
中部さんは「どこにピンがあっても、グリーンセンターが一番近い」という言葉も残されています。
勿論、ピンを狙う場面もあったそうですが、基本的にはグリーンのセンター狙いだったようです。
以下は、ゴルフ上達に役立つデータ:パーオン率、フェアウェイキープ率他でご紹介したハンデ別のパーオン率のデータになります。(アマチュア100人を対象に18ホール中、何回パーオンしたかを調査した結果)
これを見てもわかりますが、ハンデ18のゴルファーでさえ、18ホール回って、パーオンした回数はたったの3回でした。
シングルでも8回。つまり、シングルであっても半分以上はグリーンを外すわけです。
これを考えると、中部さんのグリーンセンター狙いというのは理にかなった戦略と言えると思います。
③フェアウェイキープ率を上げる
3つ目が、フェアウェイキープ率を上げるということです。
つまり、ティーショットを確実にフェアウェイに乗せていくということですね。これがある意味、パーオン率を上げる上で最も効果的な方法かも知れません。
フェアウェイに乗るだけで、ラフやバンカーから打つことに比べるとグリーンに乗る確率はグンと上がります。
じゃあ、ティーショットをフェアウェイに乗せるためにはどうしたらいいか?
ということですが、フェアウェイに打てるという確信が持てるクラブで打つ、ということだと思います。
例えば、フェアウェイ幅が狭いホールの場合、ドライバーではフェアウェイに打てる確信が持てない場合は、3番ウッドでティーショットを打ちます。
もし、3番ウッドでも曲げないという確信が持てない場合は、5番ウッドやユーティリティで打ちます。
ゴルフでは、ミスはどうしても出るものです。なくすことはできません。ただ、ミスを限定すること、ミスを減らすことはできます。
そのために、曲げないという確信が持てるクラブで打つということが大事です。
④ショートすることが多い?
4つ目ですが、アマチュアの場合、グリーンを外す時はオーバーよりもショートが多いと言われています。
パーオン率が高い人とそうでない人のショットを比べるとわかりやすいですが、パーオン率が高い人はピンの左右へのミスが多いです。
つまり、ピンの距離まではしっかりと打っているんですね。これはつまり、ピンハイを心掛けているということ(距離が合っているということ)です。
※ピンハイとは、ボールがピンの横にある状態。距離が合っているということです
パーオン率を上げるには、特にショートすることが多い人の場合、ピンまではしっかりと打てる番手で打つ、ピンハイを心掛けるということが大事なポイントになると思います。
ということで、今回はパーオン率を上げる方法について色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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