トラブル解決編

アイアンはどの位ダウンブローで打てばいいのか？【番手別のダウンブローの打ち方について】

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回は、アイアンをダウンブローで打つということについて、

について、それぞれご紹介していきたいと思います。

尚、ダウンブローについては他にこういった記事も書いています。

ダウンブローとは？アイアンはダウンブローで打った方がいいの？

最初に、ダウンブローとは何か？ということについて簡単にご説明すると、ダウンブローとは、クラブヘッドが最下点に達する前、まだ下降を続けている途中でボールを打つことを言います。

この反対がアッパーブローで、アッパーブローとは、クラブヘッドが最下点を過ぎて、上昇を始めてからボールを打つことを言います。

また、クラブヘッドをボールに対して水平に入れる、もしくはボールを真横から払い打つこと、もしくはその打ち方をレベルブローと言います。

ところで、アイアンはこの3つのうち、どの打ち方をすればいいのか？

①ダウンブローで打つ
②レベルブローで打つ（払い打つ）

という2つの選択肢があります。

この2つの打ち方ですが、プロはアイアンを①ダウンブローで打っているケースが多いです。

ただ、プロがダウンブローで打っているからと言って、アイアンは絶対にダウンブローで打たなければならないということではなく、アイアンに関しては②レベルブローで打つという選択肢もあります。

この2つの打ち方、また、どちらの打ち方をしたらいいか？ということについてはアイアンはダウンブローで打つ？それとも横から払い打つ？の中で詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

今回は、①ダウンブローで打つ場合、具体的にどの程度の角度でヘッドをボールに対して入れていけばいいか？ということについて見ていきたいと思います。

さて、アイアンは具体的にどの位ダウンブローで打てばいいか？

もっと言うと、アイアンを打つ場合は、ボールに対してヘッドをどの程度の角度で入れてゆけばいいか？

・・ということですが、この角度で入れなければならない、という決まりはありません。

プロの中でも、殆どレベルブローに近い形でヘッドを入れてゆく人もいれば、もっと上からヘッドを入れてゆく人もいます。

また、持ち球によっても、ダウンブローの度合いは変わってくることがあります。

例えば、ドローボールが持ち球のプロよりも、フェードボールが持ち球のプロの方がヘッドを上から入れてゆく傾向があります。

ただ、いずれにしても、プロの場合は極端に上からヘッドを入れる人はいなくて、殆どの場合は、ボールを真横から払い打つ形に近い、緩やかなダウンブローで打っていることが多いです。

ところで、以前にトラックマン社が発表したLPGAツアーの女子プロのアイアン（4I～PW）の入射角のデータがあります。

入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。

この入射角の数値を見ることで、女子プロが具体的にどの位の角度でヘッドをボールに対して入れているか・・ということがわかりますので、そのデータをご紹介したいと思います。

尚、男子プロのデータもあるのですが、十分に飛距離の出る男子プロの場合は、あえて、コントロールを重視するために強めのダウンブローで打つケースもあります。

アマチュアにとって参考になるのは、女子プロの方だと思いますので、今回は女子プロのデータをご紹介したいと思います。

男子プロの打ち方についてはまた別の機会にご紹介したいと思います。

下記がLPGAツアーの女子プロの番手別、アイアンの入射角（平均値）のデータになります。

マイナスの数値は、ヘッドがボールの上から入ってきていることを示しています。

LPGAツアーの女子プロの入射角（平均値）

参考：トラックマン社 "Average Stats Taken From The LPGA TOUR"

7番アイアンの入射角を見ると、-2.3度ですから、ヘッドはボールの上から入ってきてはいますが、本当に緩やかな角度で、もしくは若干のダウンブローで打っている形です。

また、番手別の入射角を見ると、基本的には短いクラブ（ロフト角が大きいクラブ）の方が長いクラブ（ロフト角が小さいクラブ）よりもヘッドを上から入れているのがわかります。

少しまとめると、女子プロは

アイアンをダウンブローで打つ場合ですが、この女子プロの打ち方はとても参考になると思います。

ダウンブローの具体的な打ち方に関してはダウンブローとは？ダウンブローの打ち方と3つのコツ。プロがやっている打ち方もにてご紹介していますので、よかったらそちらを参照下さい。

ということで、今回はアイアンはどの位ダウンブローで打てばいいのかということについて、見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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