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トラブル解決編

ラウンド後半の疲れ・スタミナ切れ対策【後半に崩れる一番の原因】

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

前半はいいのに、後半に疲れてスコアが崩れてしまう。

後半スタミナ切れで、ミスを連発してしまう。

そんなことはありませんか?

今回は、そんな後半の疲れ、スタミナ切れ対策にできることをご紹介したいと思います。

目次

後半に崩れる一番の原因が「疲労、スタミナ切れ」

前半はいいけど、後半に崩れてしまうことが多い。

実はそんな方も多いのですが、この理由、後半に崩れる一番の理由が疲労、スタミナ切れです。

ところで、以前、1ラウンド18ホールで消費するカロリーと歩く距離・歩数という記事を書きましたが、1ラウンドで歩く距離はおよそ10キロ程度。(カートを使う場合は、1ラウンドで5~7キロ)

単純に10km歩くだけだと考えると、体重別の消費カロリーは下記のような形になります。

例えば、体重60キロの人であれば、470kcal消費することになります。

ここにスイングなどをする分の消費カロリーが加わります。

スイング等に消費するカロリーはプレーの内容などによっても変わってきますが、公益社団法人日本パブリックゴルフ協会が行った「ゴルフのプレー頻度がゴルファーの健康や生活に及ぼす影響」の調査によると、スイングなどの動作による消費カロリーは、1ラウンドで200~300kcal。

この分を加えると、体重別の1ラウンドの消費カロリーはこのようになります。

体重60kgの人だと、1ラウンド18ホールで消費するカロリーはなんと700~800kcal前後(!)にもなるんですね。

これは他のスポーツだと、

・ジョギング 2時間弱
・テニス 2時間弱
・水泳 2時間ちょっと
・バレーボール 3時間以上

と同程度の消費カロリーになります。

もし、カートを使う場合は歩く距離が数km減るので運動量もその分だけ減りますが、ただ、それでもそれなりの運動にはなります。

こうやって見てみると、ゴルフがそれなりにハードなスポーツであることがわかりますし、後半、疲労によってスコアを崩してしまう方が多いのもうなずけます。

8つの疲労、スタミナ切れ対策

では、疲労やスタミナ切れからスコアを崩してしまわないためにはどうしたらいいか?

ということですが、そのための対策をいくつかご紹介したいと思います。

最初にご紹介するものは根本的な対策、実践するのがちょっと大変な対策になりますが、後半はより現実的なというか、実践しやすい対策をご紹介したいと思います。

①普段から歩く

先ほどご紹介した通り、1ラウンドプレーするのは、消費カロリーだけを見ると、ジョギング2時間弱と同程度の運動になります。

そう考えると、後半バテないためには、基礎体力をつけることが大切。

そのためにおすすめなのが、普段から歩くようにすることです。

1日15~30分程度、ウォーキングをするのもいいと思いますし、または、普段からできるだけエスカレーターやエレベーターではなく、階段を使うのも効果があります。

また、時間に余裕がある時は1つ前の駅で降りて、歩くのもいいかも知れません。

②スクワット

スクワットもおすすめです。

スクワットはキング・オブ・エクササイズなんて呼ばれますが、簡単にできて尚且つ運動強度が非常に高いため、短い時間で効率的にトレーニングができるのも魅力です。

③バットの素振り

以前、バットの素振りの効果と素振りをする際に注意したいことの中でもご紹介しましたが、下の写真のようにバットの形をしていて、グリップの部分だけゴルフ用のグリップになっている練習グッズがあります。

これは僕(筆者)自身も所有していて、定期的に使用しているのですが、それなりの重量があって、素振りをするだけでいい練習になります。

また、ゴルフに必要な筋肉だけを効率よく鍛えることができます

こういったグッズを活用するのもよい対策になると思います。

詳しい使い方などはバットの素振りの効果と素振りをする際に注意したいことにてご紹介しています。

④シャフトを軽くする

これはもし、重すぎるアイアン(シャフト)を使っている場合ですが、今よりも少し軽めのシャフトにしてみるのも最後までスタミナを切らさないための1つの方法かなと思います。

特に上半身の疲れを感じている方の場合は、シャフトの重さをチェックしていただくのもいいかも知れません。

⑤前日に練習し過ぎない

ゴルフの前日はついボールを打ち過ぎてしまうものですが、後半崩れてしまうことが多い方の場合は、前日に練習し過ぎてしまうのもできれば避けた方がいいかも知れません。

⑥前半と後半のペース配分を考える

前半に飛ばし過ぎて、後半に疲れてしまう・・という方も中にはいらっしゃいます。

前半は体力もあるし、元気なので、つい振り過ぎてしまったりしますが、後半のことを考えて、前半と後半のペース配分を考えながらプレーすることも大事だと思います。

⑦機能性に優れたウェアや便利グッズを活用する

現在は機能性に優れたウェア、例えば、ひんやり涼しい機能性下着だったり、軽くて暖かいウェア、スイングの邪魔をしないストレッチ性のあるウェアなど、様々なウェアがありますので、そういったものを活用してみるのもよい疲労対策になると思います。

また、夏には

・日傘
・サングラス
・帽子
・夏用グローブ
・氷のう
・ネッククーラー

冬には

・防寒パンツ
・冬用グローブ
・レッグウォーマー
・カイロ

など暑さ対策、寒さ対策グッズを活用するのもいいと思います。

⑧前後半のコースマネジメント

ここまでラウンド後半の疲労、スタミナ切れ対策をご紹介してきましたが、根本的な対策としては①~③のようなトレーニングが必要になってくるかも知れません。

ただ、こういったトレーニングは続けていくことで徐々に効果が現れてくるもので、すぐには結果が出てきません。

ですので、効果が出てくるまでは、もしくは、トレーニングの時間がないという方の場合は、後半に疲れてくることを予め予測しておいて、後半疲れてきたなと感じた段階で、プレーの仕方を少し変えてみるというのも1つの方法かなと思います。

具体的には、

・少しスイングスピードを落とす
・疲れても曲がる確率が低いクラブでティーショットを打つ
・番手を上げて打つ
・グリーンはセンター狙いにする

など、プレーの仕方やコースマネジメントを工夫するというのも1つの方法かなと思います。

ということで、今回はラウンド後半の疲れ・スタミナ切れ対策について見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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