右手の力を抜く方法【一瞬で力を抜く簡単な方法があります】
右利きの人の場合、どうしてもアドレスやスイング中に右手に力が入りすぎてしまうことが多いです。
今回は、そんな時に簡単に右手の力を抜く方法をご紹介したいと思います。本当に一瞬で力を抜くことができる方法なので、参考にしていただけたら幸いです。
また、右手のグリップの握り方にも力を抜くためのポイントがありますので、その点についても解説したいと思います。
目次
一瞬で右手の力を抜く、2つの簡単な方法
さて、右手の力を抜く方法ですが、力を抜くといっても、完全に脱力するような形だとむしろ逆効果になります。
むしろ、ある程度の力は入っている必要があります。
これについては力を抜くと飛ぶ、脱力スイングは飛ぶは本当か?力を入れないコツもにて詳しくご紹介していますので、詳しい説明は省略しますが、ただ、いずれにしても力を抜く場合は、適度に力を抜く・・ということが大切です。
前置きが長くなりましたが、右手の力を抜く簡単な方法、1つ目は筋弛緩法(きんしかんほう)と呼ばれる方法になります。
筋弛緩法
これはアメリカの生理心理学者ジェイコブソン博士によって考案されたリラクゼーション法がもとになっていて、様々なスポーツで活用されている方法になります。
筋弛緩法のやり方ですが、とても簡単です。
①右手、右腕に一度ぐっと力を入れる(わざと力む)
②その後にすっと力を抜く
簡単に言うと、一度わざと力んで、その後にすっと力を抜くわけですが、最初から力を抜こうとするよりも効果的に、また、適度に力が抜けます。
筋弛緩法を行うタイミングですが、アドレスに入る前、グリップを握るちょっと前のタイミングで試していただくといいかと思います。
ただ、グリップを握る直前よりももう少し前に筋弛緩法をやった方がいい場合もあると思いますので、タイミングについては練習場などであれこれ試行錯誤していただくといいかと思います。
ただ、いずれにしても、簡単に力が抜けますので、朝一のティーショット、池越えや谷越えのショット、ベストスコアがかかったパットの前・・・などなど、是非活用してみてください。
右手の力を抜く、もう1つの方法
もう1つ、右手や右腕の力を抜く方法がありますのでご紹介したいと思います。
やり方ですが、
①右腕を体の前に上げる。腕が地面と平行になるまで上げます
②次に力を抜いて右腕をストンと下に落とします
左腕も同じようにやってみるのもいいと思います。
また、両腕を一緒にやる方法もあります。
①両腕を体の前に上げる。腕が地面と平行になるまで上げます
②次に力を抜いて両腕をストンと下に落とします
③今度は両腕を体の左右に上げて、同じようにして下にストンと落とします
これもプレー中に簡単にできると思います。
筋弛緩法と一緒に試していただいて、どちらかご自分に合う方法を見つけていただければと思います。
右手のグリップの握り方について
冒頭でご紹介しましたが、右手に力が入りすぎている原因がグリップの握り方にある場合もあります。
どういうことかというと、右手の人差し指がポイントになります。
右手のグリップと右手人差し指の握り方。トリガーとは?でご紹介しましたが、右手の人差し指は銃の引き金を引くような形で握るのがポイントになります。
何故、このような形で握るのがいいかというと、その方がクラブをコントロールしやすいからです。
また、このように人差し指を中指から適度に離して握ることで、右手に力が入りすぎてしまうのを予防できます。
右手の人差し指の握り方ですが、下の写真のように握ります。
裏側から見るとこのような形です。
間違った例もご紹介したいと思います。
このように右手の人差し指が中指にくっついている形ですと、右手に力が入りすぎてしまうことがあるので、注意してみてください。
下の写真のように、右手の人差し指を適度に離すようにします。
右手の人差し指の握り方については下記の記事にて詳しくご紹介しています。
スイング中に右手に力が入ってしまう時はどうしたらいいか?
少し話が変わりますが、アドレスの時点では適度に力が抜けているけど、スイング中に力んでしまうような場合はどうしたらいいでしょうか?
この場合ですが、スイングスピードにリミットを設けるのもよい方法です。
どういうことかというと、例えば、自分のマックスのスイングスピードの8割のスピードまでしか出さないと決めてスイングします。
このようにスイングスピードにリミットを設けることで、スイング中に力が入りすぎてしまうことを予防することができると思います。
先ほどは8割をリミットにと書きましたが、この辺は例えば、7割でもいいですし、6割でもいいと思います。
僕のおすすめは、6割です。
6割だと余裕を持ってスイングできますし、実際にやっていただくとわかると思いますが、飛距離も大して変わらないと思います。
また、スイングスピードのリミットですが、最大でも8割がいいと思います。プロの場合、8割を超えてスイングすることは特殊なケースを除いて、殆どありません。
もっとも、場面によってはマン振りすることがあってもいいと思いますが、普段はスイングスピードを8割未満に抑えるとスイングやショットも安定してくると思いますし、力が入りすぎてしまうことも予防できると思います。
* * *
さて、ここまで右手の力を抜く方法について色々と見てきました。少しまとめると、右手の力を抜く方法は2つあります。
1)筋弛緩法
①右手、右腕に一度ぐっと力を入れる(わざと力む)
②その後にすっと力を抜く
2)腕を上げて下ろす
①右腕を体の前に上げる。腕が地面と平行になるまで上げる
②次に力を抜いて右腕をストンと下に落とす
右手の人差し指の握り方
また、右手の人差し指の握り方もポイントになります。右手の人差し指は銃の引き金を引くような形で握ります。
スイング中に力が入ってしまう場合
もし、スイング中に力が入ってしまう場合は、スイングスピードにリミットを設けるのもいい方法です。
6~8割のスピードでスイングしてみることがポイントになります。
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