ゴルフクラブの選び方。カーボンとスチール、初心者はどっちがいい?【カーボンがおすすめ】
今回は、ゴルフ初心者で、カーボンシャフトとスチールシャフトのどちらにすればいいか迷っている人に向けて、カーボンとスチール、どっちを選んだらいいか?ということについて解説します。
ただ、最初に結論からお伝えすると、初心者の人の場合、ドライバーからアイアンまで、基本的にはカーボンシャフトがおすすめです。
ただし、力のある人やヘッドスピードの速い人の場合は、アイアンのシャフトに関してはスチールシャフト、もしくは軽量スチールシャフトがおすすめ。
記事の中ではカーボンとスチールのどっちを選んだらいいか?ということについて、もう少し詳しく解説してゆきたいと思います。
また、カーボンとスチールのそれぞれの特徴やメリットについてもご紹介してゆきます。
目次
「江連忠のザ・エフォートレス・パワー」あのタイガーも実践の軽く振って飛ばす方法がここにあります
初心者はカーボンとスチール、どちらを選んだらいいか?
ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティはカーボンがおすすめ
アイアンはカーボンかスチールの選択肢がある
初心者の人はカーボンシャフトとスチールシャフト、どちらを選んだらいいか?
ということですが、初心者の人の場合、基本的には下記のすべてのクラブでカーボンシャフトがおすすめです。
・ドライバー
・フェアウェイウッド
・ユーティリティ
・アイアン
ただし、例外としては、
ヘッドスピードが速い人(43m/s以上)
ヘッドスピードが速い人(43m/s以上)はアイアンのシャフトについては、スチールシャフトや軽量スチールシャフトもおすすめです。
ちなみに、アイアン以外のクラブはカーボンシャフトがおすすめです。
ヘッドスピードがある程度ある人(38-43m/s)
ヘッドスピードがある程度ある人(38-43m/s)はアイアンのシャフトについては、カーボンシャフト以外にも軽量スチールシャフトを検討してみるのもいいかも知れません。
ちなみに、アイアン以外のクラブはカーボンシャフトがおすすめです。
少しまとめると、初心者の人にはドライバーからアイアンまで、基本的にはカーボンシャフトがおすすめです。
ただし、ヘッドスピードが速い人(43m/s以上)は、アイアンに限って、スチールシャフトか軽量スチールシャフトがおすすめ。
ヘッドスピ―ドがある程度ある人(38-43m/s)は、アイアンに限って、カーボンシャフト以外にも軽量スチールシャフトも検討してみるといいと思います。
カーボンとスチールの違いとは?
ここで少し、カーボンシャフトとスチールシャフトの違いについて書いてみたいと思います。
カーボンシャフトとスチールシャフトの違いですが、以前は「重さ」が最大の違いでした。
カーボンシャフト=軽い
スチールシャフト=重い
というのが両者の大きな違いだったんですね。ただ、技術が進化したことで、重いカーボンシャフト、軽いスチールシャフトが登場しました。
ですので、現在では必ずしも
カーボンシャフト=軽い
スチールシャフト=重い
とは言えなくなってきています。
ただし、それは主にシャフト単体で購入する場合の話で、メーカーが販売するアイアン(純正シャフトを装着したアイアン)の場合は、スチールシャフトを装着したモデルの方が重く、カーボンシャフトを装着したモデルの方が軽い傾向があります。
初心者の人はシャフトを単体で買う(リシャフトをする)ということはあまりないと思いますので、そういう意味で、基本的には(メーカーが販売するアイアンに関しては)
カーボンシャフト=軽い
スチールシャフト=重い
と考えていただくといいかも知れません。ただし、例外もありますので、アイアンを購入する際はその点について確認してみてください。
すごく簡単に言ってしまうと、カーボンとスチールの違いについては以上なのですが、ただ、それだと少し物足りないと思いますので、カーボンとスチールの違いについてもう少し詳しく見てみたいと思います。
ちなみに以下はアイアンのシャフトを前提にしたいと思います。
ドライバー、フェアウェイウッドはプロでもカーボンシャフトが一般的ですし、ユーティリティに関しても特に初心者の人の場合はカーボンシャフトがおすすめです。
カーボンシャフトの特徴
カーボンシャフトは主に5つの特徴があります。
①振り抜きがいい
②ボールが上がりやすい
③スライス、振り遅れが改善するケースも
④体への負担が少ない
⑤メンテナンスが楽で、寿命も長い
①振り抜きがいい
カーボンシャフトの特徴は何と言っても振り抜きがいいことです。
そのため、はじめてクラブを握った人の場合はスチールシャフトよりもカーボンシャフトの方が振りやすいと感じる人が多いです。
②ボールが上がりやすい
スチールシャフトに比べるとカーボンシャフトの方がボールが楽に上がります。
ヘッドスピードがある程度ある人の場合は、ボールにバックスピンが多くかかることでボールは上がりやすくなりますが、ヘッドスピードが足りないとボールは上がりにくくなります。
その場合、力のない人やボールを楽に上げたい人の場合は、カーボンシャフトがおすすめです。
③スライス、振り遅れが改善するケースも
カーボンシャフトは振り抜きがよく、それがスライスや振り遅れの改善につながるケースもあります。
ただし、スチールからカーボンに変えても、スライスをストレートショットに変えるほどの効果はありません。ただ、曲がり幅を抑える効果はあると思います。
④体への負担が少ない
カーボンシャフトはショットを打った時に手や手首などに伝わる振動が少なく、体への負担も小さいのが特徴です。
そのため、手や手首などをよく痛めてしまう人などにはカーボンシャフトの方が合っていると思います。
また、初心者の人の場合も、ボールを打つということに慣れていないことから、練習をし過ぎて手首を痛めてしまう人もいますが、怪我を予防できるというのもカーボンシャフトの利点だと思います。
⑤メンテナンスが楽で、寿命も長い
スチールシャフトは鉄なので錆びてしまうこともありますが、カーボンシャフトはそういったことがないので、メンテナンスが楽なのも大きな特徴、メリットだと思います。
また、スチールに比べると寿命(耐用年数)も長い傾向があります。
スチールシャフトの特徴
スチールシャフトには主に4つの特徴があります。
①方向性がいい。ショットが安定する
②弾道の高さを抑えることができる
③しっかりとした振動が伝わってくる(打感がいい)
④フックボールが改善されるケースも
①方向性がいい。ショットが安定する
スチールシャフトは、カーボンシャフトと比較するとトルク※が小さいため、ショットの方向性がよくなる、またはショットが安定しやすいと言われています。
※トルクとはねじれやすさを示す指標で、トルクが小さい=ねじれにくい、ということになります。シャフトがねじれにくいことで、ショットは安定します。
②弾道の高さを抑えることができる
先ほどはカーボンシャフトの方がショットが楽に上がると書かせていただきました。スチールシャフトは反対にショットの弾道の高さを抑えることができます。
特にヘッドスピードが速い人の場合は、バックスピンがかかりすぎてショットが高く上がりすぎてしまうことがあります。
ボールは高く上がれば上がるほどいいかというと、そんなことはなくて、ボールが上がりすぎてしまうとショットをコントロールし難くなります。
その場合は弾道の高さを抑える必要があるのですが、スチールシャフトはショットの高さを抑える効果があります。
③しっかりとした振動が伝わってくる
カーボンシャフトに比べると、スチールシャフトの方がショットを打った時に体に伝わってくる振動が大きくなる傾向があります。
振動がしっかりと伝わってくることで、打感がいいと感じる人もいますが、打感の良さを求めている人にとってはスチールシャフトの方が合っているかも知れません。
④フックボールが改善されるケースも
カーボンシャフトの方が振り抜きがよくなりますが、その結果、フックボールが悪化してしまうケースもあります。(ドローボールが持ち球の人など)
そういった人の場合、スチールシャフトに変えることでフックボールが改善されるケースもあります。
ただし、フックボールをストレートショットに変えてしまうほどの効果はありません。ただ、曲がり幅を抑える効果はあると思います。
* * *
さて、ここまでカーボンとスチール、初心者はどっちを選んだらいいか?というテーマで書いてきました。
簡単にまとめると、
- 初心者はドライバーからアイアンまで、基本的にはカーボンがおすすめ
ただし、アイアンのシャフトに関しては、
- ヘッドスピードが速い人(43m/s以上)はスチールや軽量スチールもおすすめ
- ヘッドスピードがある程度ある人(38-43m/s)はカーボン以外にも軽量スチールを検討してみるのも◎
カーボンシャフトの5つの特徴
①振り抜きがいい
②ボールが上がりやすい
③スライス、振り遅れが改善するケースも
④体への負担が少ない
⑤メンテナンスが楽で、寿命も長い
スチールシャフトの4つの特徴
①方向性がいい。ショットが安定する
②弾道の高さを抑えることができる
③しっかりとした振動が伝わってくる(打感がいい)
④フックボールが改善されるケースも
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