フェードボールを打つ時のボールの位置は?
フェードボールの打ち方についてはフェードボールの最も簡単な打ち方【こうすると簡単にフェードが打てます】でご紹介しました。
その中で、ドライバーでフェードボールを打つ際のボールの位置についてご紹介しましたが、今回はもう少し詳しく、フェードボールを打つ時のボールの位置について考えてみたいと思います。
ボールはどこに置いたらいいか?
ボールの位置についてはでご紹介しました。
その際、一つの目安として(図は参考程度にご覧ください)
サンドウェッジから9番アイアン
スタンスの真ん中
ミドルアイアン
スタンス中央からボール1個程度左
ユーティリティ~フェアウェイウッド
ミドルアイアンとドライバーのボールの位置の間
ドライバー
左足かかと線上~左頬線上の範囲
・・・と書かせていただきました。
これはその中でも書かせていただきましたが、あくまでも目安で、ボールの位置というのはその人によって、また、打ちたいボールによっても変わってきてもいいと思います。
フェードボールを打つ際ですが、この基準の位置か、この位置よりボール半個からボール1個分程度の範囲でボールを左に(ターゲット寄りに)置いてみてもいいかも知れません。
ドライバーの場合は、先ほどの範囲の中で左寄りに置くとフェードボールが打ちやすくなります。
ただ、左足かかと線上に置いてフェードボールを打つプロが多いですので、まずは、左足かかと線上に置いてみてもいいかも知れません。
ただし、確実に曲げてゆきたい場合などは左足かかと線上からボール半個分程度左に置いてみてもいいかと思います。
そんな風にして、ボールの位置を移動させながら(微調整しながら)ショットを打ってみて、自分に合う位置を探してゆきます。
フェードボールの場合は、基本的にはストレートショット、もしくはドローボールの時よりもボールを少し左に置いた方が打ちやすくなるかと思います。
ただ、あまりボールを左に置き過ぎてしまうと、スイングがカットスイングになってしまいやすく、距離の出ないフェードボールになってしまうことがありますので、その点は注意が必要かと思います。
左足かかとの線上に置く
以前にもご紹介しましたが、ゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスはすべての番手でボールの位置を左足のかかとの線上に置いていました。
ちなみにニクラウスはフェード打ちで有名な選手でした。
ニクラウスは左足かかと線上にボールを置いた方がいい理由について
1.スイングをシンプルにするため
2.インパクトで一番クラブフェースをスクエアにしやすい位置だから
3.ヘッドスピードが最速になる位置が左足かかと線上だから
・・・という3つのポイントを挙げています。
もう一人、43歳で初の賞金王となった藤田寛之プロもフェード打ちの選手ですが、ボールの位置はドライバーからサンドウェッジまで、すべて左足かかとの線上に置くと自身の著書の中で語っています。
ボールの位置はどのクラブでも左足かかとの線上に置いて、ただ、クラブが短くなるにつれて、スタンスの幅は狭くなる。
そのため、ボールは中央寄りに移動しているような感覚になるが、実際はどのクラブでも左足かかとの線上にボールを置いている、と。
藤田プロはボールを左足かかと線上に置く理由として、
1.ボールの位置を一つに決めておいた方が迷いが生じない
2.自分のように「右腰と右肩をターンさせてスイングするタイプ」は左に振り抜くイメージで、ボールを上からヒットしやすいという点においても、左足かかとの線上がベスト
・・・と語っています。(参考:ゴルフには上手くなる「順番」がある 藤田寛之著)
フェードボールを打つ時は必ず左足かかとの線上にボールを置いた方がいい・・・ということではありませんが、ただ、全てのクラブで左足かかとの線上にボールを置くということ、フェード打ちの方であれば、試してみる価値はありそうです。
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