アドレス時のボールとターゲットの見方
レイモンド・フロイドというゴルファーをご存知でしょうか?彼はマスターズ、全米オープン、全米プロなどで優勝するなど、1970年代から80年代にかけて大活躍したゴルファーです。
彼はアマチュアゴルファーにこんなアドバイスをおくっています:
「ゴルフが上手な人は、ターゲットを凝視し、ボールはチラッと見る程度だが、下手な人はボールを凝視し、ターゲットはチラッとしか見ない。」(レイモンド・フロイド)
ゴルフはボールを地点Aから地点Bに運ぶゲームです。しかし、目的である地点Bの情報が頭の中(ここではマインドと呼びます)に十分にインプットされていない状態では、良い結果にはつながらない・・・彼はそう言いたかったのだと思います。
スポーツ心理学者で数々のゴルフ関連メディアで活躍しているボブ・ウィンターズという人物がいますが、彼はマインドを乾いたスポンジに例えています。
ターゲット(目標)を目で確認します。すると乾いたスポンジ(マインド)は情報という水を吸います。しかし、十分な水を吸っていなかったり、長い時間が過ぎてしまうと、スポンジからは水が抜けてゆきます。
これでは実際にショットをする時には、ターゲットに関する情報がマインドの中にはほとんど残っていません。
アドレス前とアドレス中に、ボールとターゲットをどの位の割合で見ているかを考えてみて、もし、ボールの割合が圧倒的に高いようなら、ターゲットを見る意識を高めることで結果が違ってくるかも・・・知れません。
ボールは真上から見ない
これは別ページでも詳しくご紹介していますので、ここでは簡単に書きたいと思いますが、ボールを見る時、どのように見ていますでしょうか・・・?
僕は、ターゲットを見ることも大事だと思いますが、ボールの見方もとても大切だと思うんです。
殆どの方は恐らく、ボールを真上から見ていると思います。
または漠然とボール全体を見てスイングをしていると思います。
ただ、もし、そのボールが直径1メートルのボールだったらどうでしょう・・・?
きっと、真上ではなくて、ボールの後ろ、つまり、フェースがボールに当たるところを見てスイングすると思うんです。
それだけの大きなボール、真上を見てはとても当てたいところには当てられないでしょうから・・。
でもこれ、ボールがゴルフボールのように小さなものでも同じことが言えると思うんです。漠然と見るのではなくて、当てたいところ、つまりボールの後ろを見るべきだと思うんです。
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