【ゴルフ】握力と飛距離は関係がある?握力の鍛え方、トレーニング方法も解説
今回は握力について、具体的には
①握力と飛距離は関係あるか?
②女子プロの握力と飛距離
③握力の年齢別平均値
④握力の簡単な鍛え方
の4つについて解説していきたいと思います。
目次
女子プロの「飛距離と握力のデータ」からわかったこと
以前、ゴルフ雑誌「ゴルフトゥディ」で、日米の女子プロ51人の握力と飛距離を分析する、という特集が組まれたことがありました。
その中で、この51人の女子プロ達を①握力が34.5キロ以下の選手と②握力が35キロ以上の選手の2つのグループにわけて、それぞれのグループの平均飛距離を比較する、といった調査が行われたのですが、その結果・・
①握力が34.5キロ以下のグループの平均飛距離は、246ヤードでした。
一方、②握力が35キロ以上のグループの平均飛距離は、254.6ヤードという結果でした。
この結果を見ると、握力はあった方が飛距離という意味では有利、ということがわかります。
ただし、飛距離がトップクラスの女子プロ達の握力を見て見ると、同じような平均飛距離(265ヤード前後)の選手でも、ある選手は握力が36.5キロあったのに対して、ある選手の握力は29.5キロしかありませんでした。
7キロも握力が違うのに平均飛距離がほぼ一緒だったわけですが、握力が弱いからといって必ずしも飛距離が出ないとは言えなさそうです。
ただし、先ほどもお伝えしたように、握力はあった方が飛距離という意味では有利だと思いますし、握力と飛距離にはある程度の関係性があると思います。
握力の平均値(男女別)
では、どの程度の握力があればいいか?
ということですが、下記は文部科学省が発表した男女別、年齢別の握力の平均値になります。
握力の男女別平均値(kg)
参考:文部科学省 運動能力調査調査結果統計表
ちなみに、握力はこういった握力計と呼ばれる器具で簡単に計測できます。
握力の鍛え方、トレーニング方法
あのタイガー・ウッズもそうでしたが、プロの中には日頃から握力を鍛えている人もいます。
ではどうやって握力を鍛えたらいいか?
ということですが、グリップの握り方:右手と左手の指の力加減についてでもご紹介した通り、握力のトレーニングは一般的にはハンドグリップというものを使って行います。
ハンドグリップとは、このようなものです:
このハンドグリップですが、15キロ、20キロ、30キロ・・という風に負荷が違う製品が売られています。
では、何キロのものを使ったらいいか・・ということですが、自分の握力の50~60%が良いと言われています。
もし、自分の握力を計ったことが方は、ご自分の年齢の(握力の)平均値から判断してもいいかも知れません。
下記は先ほどご紹介した握力の平均値になります。それぞれの平均値の50%と60%の数値も掲載しておきます。
参考:文部科学省 運動能力調査調査結果統計表
これを見ると、おおよそ下記のようなものを選ばれるといいと思います。
・20~50代の男性 → 30キロ前後
・60代以上の男性 → 20キロから30キロ程度・20から50代の女性 → 20キロ前後
・60代以上の女性 → 15キロ前後
ただ、これはあくまでも平均値を基準にしていますので、握力のある方は少し負荷の強いもの、握力がないという方は、負荷が軽めのものを選ばれるといいかも知れません。
ハンドグリップの具体的な使い方、トレーニングのメニューですが、まずは
1日20回、右手と左手でそれぞれ行う
という形からはじめて、慣れてきたら、1日にこれを2セット、もっと鍛えたいという方はこれを3セット行うといいと思います。
▼スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。