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トラブル解決編

ドライバーが飛ばない5つの原因と1つの理由とは?

ドライバーについてはこれまで、構え方ティーアップの高さボールの位置などについてご紹介してきました。

また、ゴルフクラブの選び方のコーナーではドライバーの選び方もご紹介しました。

今回は、ドライバーが思うように飛ばない原因について見てゆきたいと思います。

目次

ドライバーの飛距離の目安。どの位飛んでいればいいか?

ドライバーが飛ばない・・ということですが、具体的にはどの位の飛距離が出ていれば飛んでいるのでしょうか?また、どの程度の飛距離だと飛んでいないことになるのでしょうか?

これは個人差があると思いますが、下記の表が参考になると思います。(以前にダンロップが発表したデータ。飛距離はキャリー)

ゴルファーのタイプ ヘッドスピード ドライバーの飛距離
(目安)
アマチュアのハードヒッター 43-48m/s未満 240ヤード前後
一般ゴルファー 38-43m/s未満 200ヤード前後
シニア及びやや非力なゴルファー 33-38m/s未満 180ヤード前後
女性ゴルファー 33m/s未満 150ヤード前後

参考:ダンロップ GOLF CATALOG

上記の飛距離の数値はキャリー(=ボールが地面に落ちるまでの距離。ランは含まない)になります。ですので、ランを含めるともっと飛ぶ形になります。

また、以下でご紹介する飛距離の数値ですが、平均飛距離ではなく、芯に当たった時の飛距離(最大飛距離)だと思ってください。

アマチュアのハードヒッター

男性アマチュアのハードヒッターの場合は、ヘッドスピードが43~48m/s未満、飛距離は240ヤード前後※が目安になります。

※以下にご紹介する数値もそうですが、この240ヤードというのはキャリーの飛距離になります。ですので、ランも含めるともっと飛距離が伸びる形になります。

もし、43~48m/s未満のヘッドスピードがあって、キャリーで240ヤード飛んでいない場合は、ヘッドスピードに見合った飛距離が出ていない可能性があります。

一般的な男性ゴルファー

一般的な男性ゴルファーの場合は、ヘッドスピードが38~43m/s未満、飛距離は200ヤード前後が目安になります。

もし、38~43m/s未満のヘッドスピードがあって、キャリーで200ヤード飛んでいない場合は、ヘッドスピードに見合った飛距離が出ていない可能性があります。

シニア及びやや非力なゴルファー

シニアの方、またはやや非力な男性ゴルファーの場合ですが、ヘッドスピードが33~38m/s未満、飛距離は180ヤード前後が目安になります。

もし、33~38m/s未満のヘッドスピードがあって、キャリーで180ヤード飛んでいない場合は、ヘッドスピードに見合った飛距離が出ていない可能性があります。

女性ゴルファー

女性ゴルファーの場合は、ヘッドスピードが33m/s未満、飛距離は150ヤード前後が目安になります。

150ヤードというのはキャリーですので、ランを含めるともっと飛距離が出る形になります。

もし女性の方で、ドライバーがキャリーで150ヤード飛んでいない場合ですが、この場合も、もう少し飛距離を伸ばせる可能性があるかも知れません。

ここで少しまとめると、キャリー(=ボールが地面に落ちるまでの距離)で、

これよりも飛んでいない場合は、自分が持っている本来の飛距離が出ていないのかも知れません。

また、この目安よりも20~30ヤード以上飛んでいないような場合は、何かしら飛距離をロスしている原因があると思います。

その場合は、その原因を見つけて修正してみることで、飛距離がもっと伸びる可能性があります。

ドライバーが飛ばない2つの要因

さて、ドライバーが思うように飛んでいない場合ですが、大きくわけると2つの要因が考えられます。

1つは、クラブ、つまりドライバーそのものに問題があるケース。
2つ目は、打ち方に問題があるケースです。

最初にクラブが合っていないケースについて、そして、次に打ち方について、それぞれご紹介してゆきたいと思います。

複数のドライバーを打ち比べてもらうと・・?

ドライバーが思うように飛ばない理由の1つが、クラブそのものが合っていないということになります。

このお話を初心者の人にすると、「自分はまだ技術がないので、どんなドライバーでもいいのかなと思っていました。」という風におっしゃる方が多いです。

確かに、スポーツでは初心者は道具にこだわるな・・といったことが言われることもありますが、ゴルフの場合は、最初から道具にはこだわった方がいいです。

クラブが合っていないと、打てるはずのショットが打てなくなることがゴルフではよくあるからです。

実際に初心者の人に複数のドライバーを打ってもらうと、打つドライバーによって飛距離が大きく変わってくることに気づきます。

その飛距離の違いというのは、5ヤードとか10ヤードとかではなくて、数十ヤードから、極端な例ではキャリーで50ヤード(!)とか、その位違ってくることもあるんですね。

これは初心者の方だけではなくて、中級者や上級者の人も同じで、クラブによって飛距離に大きな差が出てくるケースもよくあります。

そうやって何本ものドライバーを打ち比べていただくと、ドライバー選びがどれほど重要かということをわかっていただけるのですが、多くの方は、そんな風に何本も実際に練習場に持って行って打ち比べる・・ということはしないかも知れません。

ただ、もし先ほどご紹介したヘッドスピードに見合った飛距離が出ていない場合は、ドライバーそのものが原因になっている可能性も十分にあると思います。

そして、もし、その場合、ドライバーが自分に合っていない場合は、自分に合ったドライバーに買い替えてみることで飛距離が大きく伸びる可能性があります。

ドライバーの選び方についてはよくわかる!ドライバーの選び方。5つのステップで選ぼうにて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらを参照いただければ幸いです。

ただ、僕が最終的に重要だと思うのは、実際に打ってみる・・ということになります。

スペックだけを見れば、絶対自分に合わないようなドライバーなのに、実際に打ってみたらそのドライバーが一番気持ちよく打てた・・ということも実際にはよくあります。

勿論、スペックですとか、ドライバーの選び方そのものも大事ではあるのですが、できればご自分で実際に試打していただくのがやはり一番おすすめです。

試打する際は、ゴルフショップ内の試打コーナーで試打するのもいいと思いますが、一番おすすめなのは、試打クラブをレンタルすることです。

クラブステーションというサイトがあるのですが、クラブを数日間レンタルさせてくれます。こういったサイトでクラブをレンタルして練習場で打ってみるのが一番おすすめです。

ただ、何かしらの事情があって試打できない場合は、返品保障(何日以内なら、何%か支払って返品できるサービス。ポイントに変換してくれるお店もある)などのあるお店で購入するのも1つの方法かも知れません。

9割保証サービス(ゴルフダイジェスト)
※サービスが使えない場合もあります

ドライバーが飛ばない5つの原因

さて、ここからは、思うように飛ばない原因がスイングやアドレス等にあるケースについて見てゆきたいと思います。

ドライバーが飛ばない原因ですが、大きくわけて5つあります。

1)芯に当たっていない

ドライバーが思うように飛ばない1つ目の原因が、芯を外しているということになります。

以前、ゴルフ雑誌、アルバが行ったアマチュアゴルファー50人を対象とした調査があります。

その調査ではアマチュアゴルファー50人のドライバーに打点マーカー※を貼ってもらい、その上でドライバーを打ってもらいました。

※ボールがフェースのどこに当たったか教えてくれるグッズ

ショットセンサー
ドライバーやアイアンのフェースに貼り付けてショットを打つことでボールがフェースのどこに当たったのかがわかる練習グッズです。

結果ですが、50人中、何人が芯で打てていたと思いますか?

結果は、芯に当たっていたのは7人だけ。なんと86%の人は、芯を外していたのです

スイートスポットではなく、その左右、もしくは上下で打っていた人が殆どだったわけですが、この調査では、

になったそうです。

たった2センチで50ヤードのロスというのは大きいと思います。

ただ、言い換えると(アマチュアゴルファーの多くは芯で打てていないことが殆どということですから)多くの人は何ヤードではなく、何十ヤードという単位で飛距離を伸ばせる可能性があるということになると思います。

では、芯に当てるためにはどうしたらいいか?

ということですが、それについてはドライバーの芯(スイートスポット)に当たらない時は?にて具体的な方法をご紹介していますので、よかったらそちらを参照下さい。

2)ヘッドの入射角度が間違っている

実は女子プロと男子アマのヘッドスピードは殆ど変わらないと言われています。

ただ、実際にドライバーを打ってみると、女子プロの方が何十ヤードも飛ぶということが多いです。

これは何故か?ということですが、その理由の一つが打ち出し角になります。

打ち出し角とは、インパクトの直後、ボールがどの程度の角度で飛んでゆくか・・ということを示したものですが、ある調査では女子プロの打ち出し角は、男子アマに比べて2度高い・・そんな結果も出ています。

同じようなヘッドスピードであれば、打ち出し角を高くした方が飛距離という意味では有利になるのですが(ただし、他の要素も関係してきます)、何故、女子プロの方が打ち出し角が高いかというと、それはヘッドの入射角度が関係しています

どういうことかというと、女子プロはヘッドをボールの真横から入れているか、もしくは、若干アッパーブローでボールを打っているのに対して、男子アマは、大げさな言い方をすると、ヘッドを上から入れていることが多いです。

下のイラスト:女子プロはボールを横から払い打っているか、ややアッパーブロー(ヘッドが最下点を過ぎて上昇している最中に打つこと)で打っている。

一方、アマチュアはヘッドを上から入れていることが多く、それが打ち出し角の低さにつながっている。

ドライバーの場合、ヘッドを上から入れてゆくと打ち出し角は低くなりやすく、飛距離という意味では不利になります。

力のある男子プロの場合は、あえてそういう打ち方をする人もいますが、ドライバーの場合、ヘッドを上から入れてゆく、もしくはアイアンのようにダウンブローで打つと、打ち出し角が低くなって飛距離が落ちやすくなります。

また、その打ち方だとバックスピンも増えてしまいますが、それもまた飛距離を落とす原因になることがあります。

3)バックスピン量が多すぎる

先ほどの女子プロと男子アマの話に戻りますが、女子プロと男子アマでは、ヘッドスピードにそれほどの違いはないけれど、打ち出し角が女子プロの方が高いということでした。

実は他にも違いがあって、バックスピン量を比べた場合、女子プロの方がバックスピンが少なく、男子アマの方がバックスピンが多くなる傾向があります。

ドライバーの場合、「打ち出し角を高くして、バックスピンを抑える」ということが飛距離を伸ばす上では大事なポイントになってくるのですが、このバックスピンの多さも思うようにドライバーが飛ばない原因になります。

でも、何故バックスピンが増えるのか?ということですが、その原因の1つは先ほどのヘッドの入射角が関係しています。

例えば、下のイラストのように、ヘッドを上から落とすような打ち方になっていると、どうしてもバックスピンが増えてしまうのです。

ではどうやったら、バックスピンを減らすことができるか?また、同時に打ち出し角を高くすることができるか?ということですが、その1つは、ヘッドの入射角を変えることです。

具体的には、ボールを横から払い打つか、若干アッパーブローの軌道でボールを捉えるようにすると、打ち出し角が高くなり、尚且つ、バックスピン量も減ります。

先ほどのイラストのように(女子プロのように)、ボールを横から払い打つか、若干アッパーブローで打ってゆきます。

ただ、単純にボールを横から払い打とうとしたり、アッパーブローで打とうとすると、スライスが出てしまう・・というケースもあります。

これは、スイングの軌道とフェースの向きが大きく関係しているのですが、これについてはドライバーのスピン量を減らす9つの方法。理想のスピン量と飛距離の関係もにて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらを参照ください。

4)ティーアップの高さが合っていない

ドライバーは少し特殊なクラブで、高くティーアップしたボールを打ちます。

例えば、アイアンの場合は、地面からほんの少し浮かせた位の高さですが、ドライバーの場合は、もっともっと高くティーアップします。

ドライバーのティーアップの高さの基準ですが、ボールの1/2がヘッドから出る高さが1つの目安になります。

これよりもティーを高くしても、低くしても構いませんが、一般的には、高めのティーアップの方が打ち出し角が高くなりやすく、飛距離は出やすくなると考えられています。

ですので、例えば、ボールの1/4がヘッドが出ているような低めのティーアップをしている人は、ボールの1/2がヘッドから出る高さも試してみてもいいかも知れません。

また、先ほどはヘッドの入射角度についてご紹介しましたが、低いティーアップよりは、高めのティーアップの方がヘッドを横から入れてゆくイメージで打てるかも知れません。

また、それ以上、例えば、ボールの3/4以上がヘッドから出る高めのティーアップでもいいわけですが、その場合は、ヘッドを地面に置いて構えるのではなく、ヘッドを下の図のように地面から浮かせて構えると芯に当たりやすくなると思います。

ここまで高いティーアップにする場合はヘッドを浮かせて構えるようにします。

図解!ドライバーのティーアップの高さとその基準でもご紹介しましたが、ティーアップの高さ次第で飛距離に大きな差が出てくることもありますので、ご自分に合うティーアップの高さを見つけてみるといいかも知れません。

5)スライス、もしくはスライス系のショットを打っている

ヘッドスピードに見合った飛距離が出ない5つ目の原因が、スライス、もしくはスライス系のショットを打っていることになります。

どちらかというと、スライスはフックボールに比べると飛距離の出ないショットです。

フックボールの場合は、スライスに比べてバックスピン量が少ないのが特徴で、ボールが地面に落ちてからよく転がります。

一方、スライスの場合は、フックボールに比べてバックスピン量が多く、ボールは高く上がるのですが、思うように飛距離が伸びず、地面に落ちてからもランが出ません。

ですので、(フックボールもスライスも、どちらもミスショットではありますが)どちらかというと、フックボールを打っている人の方が飛距離が出る傾向があります。

この場合は、スライスを直すことで飛距離が大きく、場合によっては何十ヤード以上、伸びる可能性があります。

スライスの直し方についてはスライスの直し方編にて詳しくご紹介してますので、よかったらそちらを参照ください。

先ほど、スライス、もしくはスライス系のショットと書かせていただきましたが、ここで言うスライス系のショットとは、一見すると真っすぐに飛んでいてナイスショットのように見えるのですが、実際にはバックスピン量が多く、ヘッドスピードに見合った飛距離が出ないショットのことになります。

このショットは、バックスピン量が多いこと以外に、打ち出し角が低いこと、フェースのヒール寄りにボールが当たりやすいことが特徴です。

(下の図:フェースのヒール寄りに当たりやすい)

このショットになってしまっている人の多くは右を向いて、引っ掛けを打つような形で目標に向かって比較的真っすぐに飛ぶショットを打っていることが多いのですが、この打ち方だと真っすぐに飛んでも飛距離を大きくロスしてしまいます。

このスライス系のショットの直し方ですが、右を向いて引っ掛けを打つ癖を修正してゆく必要があると思います。

そのためには、アドレスでの体の向きとスイング中にフェースが開いてしまう問題を同時に直してゆく必要があります。

この場合、単純に右を向くのをやめるだけだと、スライスが出やすくなり(フェースが開きやすくなり)、ショットがかえって悪化する可能性があるためです。

ですので、アドレスの向きを直しながら、同時にフェースの向き、この場合は主にグリップの握り方を見直してゆく必要があるかも知れません。

アドレスの仕方やグリップについてはゴルフ基礎編にて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。