ワイドスタンスと飛距離の関係
「飛距離を伸ばしたい!」
・・・プロでもアマチュアであってもやっぱり飛距離は欲しいものだと思うんです。
セカンドショットでミドルアイアンを持つのとショートアイアンで打つのでは雲泥の差があります。
少々コントロールが悪くなってラフから100ヤードのショットとフェアウェイから150ヤードのショットなら・・・僕は毎回、ラフからの100ヤードのショットを選ぶと思います。
下記はタイガー・ウッズを育てたレッスンプロ、ブッチ・ハーモンが語ったワイドスタンス(広いスタンス)と飛距離についての記事です。
Take a wider stance to get 10 more yards on your drives
Top players have a number of ways to get an extra 10 yards with the driver when they really need it. My favorite (and the one I recommend for the average golfer) is to widen your stance at address. All you do is position your back foot six inches more to the right as you complete your setup. No other adjustment is necessary. You simply spread your feet a bit farther apart and then make a relaxed but slightly more aggressive swing. Make sure you finish your backswing before you let it rip.
対訳:
広めのスタンスでドライバーの飛距離を10ヤード伸ばす方法
トッププロ達はどうしても必要な時に10ヤード飛距離を伸ばすのにいくつかの方法を持っています。
その方法の中でも私が特にアベレージゴルファーにお勧めするのは広めのスタンスをとる方法です。やり方は簡単です。アドレスであなたの右足を15センチ程右に動かします。他は特に変える箇所はありません。
広めのスタンスをとった後は積極的に振ってゆきましょう。ただし、リラックスすることと バックスイングをきちんととった後でダウンスイングに入ることを忘れないでください。
Reference: Take a wider stance to get 10 more yards on your drives / Golfdigest
タイガー・ウッズも同じようにプロになってから、スタンスを広げていました。
ダウンスイングで頭がボールの方向にスライドしてしまうとパワーロスにつながります。
しかし、スタンスを広げることで頭がボールの後ろになりやすく積極的に振っていきやすくなりますし、ヘッドスピードも上がりやすくなる・・・ということだと思います。
また、スタンスを広めにとることで大きなスイングをしっかりと支える土台も作ることができます。
もう1つ、広めのスタンスの利点は体重移動を幅と言いましょうか、距離と言いましょうか、そういったものを広げることができる点にあると思います。
野球のピッチャーを想像してみます。
大きく振りかぶるモーションから後ろ足に体重を乗せます、そして力強く腕を振る前に大きく前足を前に踏み込みます。
この幅はピッチャーの横から見るとよくわかりますが、非常に広いです。
これがもし狭かったら・・・同じような高速の球が投げられないのかも知れません。恐らくスピードは落ちるはず・・です。
ゴルフもこれに似ていて、体重移動の幅は大きいほど体重をボールに乗せることができます。
スタンス幅の基準については【スタンス幅の基準】広すぎるスタンス、狭すぎるスタンス幅についてもでご紹介しておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
これよりも狭いスタンスの方は少しスタンス幅を広げてみることで(または上記のページよりも若干広めのスタンスにすることで)ヘッドスピードが上がってくることがあります。
プロの中でも飛距離を出したいと思った時にスタンス幅を広げて打つ人もいます。
広すぎるスタンス幅には注意する
ただ、スタンスは広ければ広いほどよい・・・というわけではないと思うんです。
必要以上にスタンスを広くしてしまうと、今度はバックスイングで上半身を回転させずらくなります。
また、体が硬い方やシニアの方などはむしろ、スタンス幅を広くすると体の回転を抑制してしまって飛距離が落ちるケースもあります。
その場合はあえてスタンス幅を狭くすることで、上半身を回転しやすくする・・・という方法も有効だと思いますし、体が硬い方にとってはその方法の方が飛距離が出るケースもあります。
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