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ショートゲーム編

バンカーショットの秘訣とは?

バンカーショットの打ち方では基本的な打ち方についてご紹介させていただきました。

今回はまた違った角度からバンカーショットの打ち方について考えてみたいと思います。

バンカーショットの基本と上達の秘訣

ショートゲームのスペシャリストでもあるアメリカのゴルフレッスンプロ、デイブ・ペルツ氏はバンカーショットの基本は3つあると話しています。

それらは・・・

1.ボールの位置は左足かかとに合わせる。そうすることで、ボールの手前からサンドウェッジを砂にもぐらせることができる

2.クラブフェースを開いてから握る。時計回りに45度程度開くことで、サンドウェッジが砂に深く潜りすぎるのを防止する

3.フェースを開いた分だけ左を向いて構える。体を左に向けなければ、ボールはターゲットの右へ出ることになる

そして、もう1つ簡単に使えるイメージがあります。

それはデイブ・ペルツ氏も紹介していますが、全米オープンの覇者、ケン・ヴェンチュリ氏(米CBSスポーツのテレビ解説でも知られていた)が使っていたというバンカーショットのイメージ。

それは「1ドル札とティー」です。
ここでは「千円札とティー」ということにしておきます。

バンカーに千円札が置いてあり、その真下にティーが砂に埋まっていると想像してみます。

一般的な長さのティーです。この2つのアイテムを想像すると完璧なバンカーショットになると彼はいいます。

まず、セットアップでは千円札の右端(右利きの場合)を狙います。

ボールは千円札の真ん中に乗っているとイメージします。

右端からサンドウェッジは砂に入ります、ボールの真下を通過する際、その下にあるティーを半分に割って、最後は千円札の左端から出てゆく・・・というイメージです。

バンカーショットでは砂を薄く長くとることが秘訣ですが、その長さや深さといったイメージに「千円札とティー」はぴったりかも知れません。

バンカーショットは目玉焼きを弾き飛ばすイメージで

以前に中嶋常幸プロがある雑誌の中でバンカーショットの秘訣について語っていたことがありました。

その中で中嶋プロは、バンカーショットは「目玉焼きをフライパンから弾き飛ばす感じ」と語っていました。

ボールが黄身の部分で周りの砂が白身・・・です。この黄身と白身の両方を、つまり、目玉焼きを丸ごと弾き飛ばす・・・というイメージです。

とてもわかりやすくて、いいなぁ・・・と思ったのです。

中嶋プロは他にも2点大切なポイントとして挙げていました。それらは、

1.手の位置

手の位置は構えた時、「体のセンター」でもいいと中嶋プロは言います。その方がフェースを開きやすいから・・・だそうです。

2.腰の位置

腰を落として重心を低くすることで、「フェースが開きやすくなる」そうです。

バンカーショットは通常のショットと違って、インパクトでクラブヘッドがボールよりも下に位置を通過します。

ということは、通常のショットのような腰の高さで構えてしまうとボールに直接当たりやすく(ホームランになりやすい)ということだと思います。

バンカーショットの難しさの原因の1つはクラブを砂につけて構えることができない点にありますが、「スイング中のヘッドの最下点」がどこに来るのかを具体的に意識して構えることで、自然と腰の位置というのは通常のショットよりも低くなると僕は思います。

ホームランが多い・・・という方は練習でバンカーの中にクラブヘッドを潜らせた状態でアドレスをして、そこからバックスイングをはじめてショットをする・・・という練習をされてみてもいいかも知れません。

そうすることで、どの程度腰を低く構えるのか、手の位置はどうするか、前傾姿勢はどうなるのか・・・ということが見えてくるかも知れません。

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