キャリーとランの法則:グリーン周りのアプローチショット
グリーン周りで頻繁に使うクラブと言えば、サンドウェッジ(SW)、ピッチングウェッジ(PW)、9番アイアン、8番アイアンなどです。
これらのクラブでアプローチを打つ時、それぞれキャリーに対してランがどの程度でるか・・・ということはクラブによって当然ですが、違ってきます・・。
キャリーとランについてですが、キャリーとは、打たれたボールが地面に到達するまでの距離のことを言います。
一方、ランとは、打たれたボールが地面に落ちてから転がる距離のことになります。
グリーン周りのアプローチショットで大切なことの1つは、ボールを出来るだけ転がす・・・ということかも知れません。
高くボールを上げるアプローチショットは格好がいいですが、ミスも多くなりますし、距離感を出すのが難しいのではないかなと・・思います。
例えば、ゴルフ場の練習グリーンに言って、右手でボールを持ちます。そのボールを15メートル離れたピンにできるだけ寄せるように、投げてください・・・と言われたとします。
すると、多くの方がボールを高く上げずに・・・ボーリングのように下から転がすようにすると思うんです。
それはその方が距離感が出しやすいから・・・かも知れません。もし、そうだとしたら、ゴルフでも、アプローチショットでも同じことをした方が距離感は合いやすくなると思うんです。
つまり、ボールはできるだけ早くグリーンに落として、転がすことが距離感を合わせるためには一番簡単な方法なのかな・・と。
ここで大切になってくるのが、グリーンに落ちてからボールがどれだけ転がるか・・・ということになります。
ボールがどれだけ転がるか(ラン)は、グリーンの状況や打ち方など様々な要素に影響を受けますが、キャリーとランにはある法則のようなものがあります。
これはアメリカでも有名なレッスンプロ、ショーン・ハンフリーズ氏が語ったキャリーとランの割合ですが、ここにご紹介させていただきたいと思います。
下の表の見方ですが、○:○とありますが、これはキャリーに対してのランの割合です。例えばピッチングウェッジは1:2となっています。
これはピッチングウェッジで1ヤード先のポイントに打った場合(キャリーした場合)、2ヤード転がりますよ・・・という意味です。
また、これはあくまでもグリーン周りのアプローチの場合です。50ヤードとか100ヤードのショットなどには当てはまりませんのでご注意ください。
クラブ | キャリー:ラン |
SW(56度) | 1:1 |
PW | 1:2 |
9番アイアン | 1:3 |
8番アイアン | 1:4 |
これは基本的な法則として覚えておいてもいいかも知れません。
勿論、この法則もグリーンの状況やアプローチの打ち方などによって変わってくるとは思いますが・・・1つの考え方としては面白いのではないかなと、僕は思っています。
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